「な〜んで、キャプチャボードなんや?」と思われるかもしれへんけど、 こいつには文字放送(TELETXT)の表示ソフトが付いていて、株式情報が それで見れるんですわ。
今ではインターネットから Yahoo! 株式で 20分遅れの株価情報が得られる様になったけど、文字放送はテレビの映像 信号のすきまを利用して情報を伝搬しているから、通信料金等が一切 かからない。
しかも、テレモ日本で5〜15分遅れ、日経テレプレスで3〜10分遅れで株価 情報が得られるので、インターネットよりもコスト面の他に即時性に おいても遥かにアドバンテージがある。
日本全国で視聴できる NHK の映像信号のすきまを利用して放送されている テレモ日本の株価情報。証券会社の店頭にある株価ボードに似たイメージだ。
首都圏や大阪など、テレビ東京系列でしか見れないが、日経テレプレスの 画面はこんな感じ。株価情報の更新速度は最短3分とダントツに早い。
文字放送の難点はゴースト等に弱い事。人間様がなんとか視聴できる レヴェルではほとんどデータが取れないのだ。だから、デジタルTV放送 開始のあかつきには、ゴースト対策が必要だぞよ。という事で、わしは とあるアンテナメイカに投資している:-)
そういえば、Linux の bttv driver で /dev/vbi というデバイスが あるのだが、こいつを cat で標準出力に吐き出させると、ちゃんと チャンネルを替える毎にデータが変わるので、一応データが取れている ようだ。
文字放送技術ハンドブックでも買って、パケットについてお勉強し、 Linux を使って、株価分析ソフトを作るのも面白そうやね…