▲ Aug. 29, 1999 買い出動 |
今週から来週にかけ、9月SQに向けて、3月、6月と商いが膨らんだ月の 信用買いの清算が出て、相当下がる事が期待できそうなので、 短期値幅取りで、買い出動する事にした。
本来なら、下げそうな局面で信用の売りをやって、「一粒で二度おいしい」 と、やりたいところだが、まだそんな身分では無いので我慢だ。
ある条件でスクリーニングし、最終的に 5銘柄となったが、 以下は、わしが買おうと思う銘柄から外れたものである。
コード | 銘柄名 | 事業内容 |
---|---|---|
大阪2部 : 1774 | 機動建設工業(株) | 推進工事74%,PC工事26% |
東京1部 : 9678 | (株)カナモト | レンタル59%,鋼材18%,建設用機械・資材22%,他1% |
店頭 : 9680 | (株)共成レンテム | 賃貸事業91%,機械売上4%,商品販売5% |
理由は、買う金が無いから:-)で、資金の余裕があれば買っていた。 決して「悪い」という銘柄じゃ無いが、指し値の具合によっては 損する可能性もありそうだ。 「誰が買っても儲かる銘柄」じゃないのでその辺は注意していただきたい。
わしの買おうと思っているヒミツの二銘柄の結果は、 いずれ「闘いの歴史がまた一ペイヅ」 となるので、成功か失敗かはそれを参照して戴きたい。
▲ Aug. 27, 1999 公共事業等予備費 |
五千億円の公共事業等予備費は結局のところ、情報インフラ等、利益を 生むものへの投資はなおざりにし、従来型で、道路整備が突出している。
喩えるなら、出血している患者の傷口も塞がずに輸血する様なもので、 この効果は残念ながら、余り期待できない。
しかしながら、この恩恵にあずかれる企業も確かに存在するが、どうせ その株は上がったところで短期間だけで、少しの利益しか出ないので、 リスクとのトレードオフを考えるに、その銘柄を買うかどうか大いに 悩むところだ。
▲ Aug. 23, 1999 政府の思惑 |
9/10 前後 | ↓四〜六月期の実質経済成長率の発表 |
9/中? | ↑五千億円の公共事業等予備費投入(企業の中間決算対策) |
10月 | →臨時国会 |
11月 | ↑第二次補正予算案 |
↓政府保有のNTT株の放出 |
というタイムスケジュールで政府が相場操縦を行い、実体経済よりも 株価をつり上げる作戦に出るようだ。
この材料だけを見ると、ある程度、株式相場は安定しそうであるが、 外人投資家が9/末の配当取りに活発に買いを入れて来た場合、株価は上昇 するだろうが、急激に円高が進行する恐れがあり、下手をすると、政府が NTT株を高値で売り抜けようとする目論見は脆くも崩れ去るかもしれない。
▲ Aug. 20, 1999 日本アンテナで儲け損ねる |
日本アンテナ(6930) 2,000株を全て売り払った後に、ストップ高連発で、 今日時点で、2,250円買い気配ストップ高で、およそ140万円儲け損なった。 わしが売り払ったのを見計らっての嫌がらせか:-)?なんちて。
まぁ、一度損するより、十度儲け損なう方が何倍も良い。 済んだ事は悔やんでも仕方がないので、次の作戦を考える事にする。
とは言え、今は素人が買っても儲けにくい相場なので、素人のわしは 今すぐ買わず、日本アンテナみたいに誰も注目していなくて、将来材料が 出れば2〜3倍は上がりそうで、かつ、財務内容の良い銘柄を探すつもりだ。
NTT株の政府放出が11月に行われるが、日本経済は、米国のバブルでイカれた 楽天主義者が考える程甘くは無く、危機的状況であり、 憶測であるが、 政府が金融不安を抑える為の財源にも事欠いている状況である為、 NTT株式の放出により、その資金の捻出を謀ろうとしているのではないか? と邪推する。
従って、意地でもNTT株の売却を成功させる為、10月下旬〜11月上旬にかけて、 政府が相場操縦をしてでも小バブルを引き起こすのではないかと思う。
17,000円でのPKOは、小バブルでなく、11月にある一定の売却益を政府が得る 為の布石で、やばそうになったら買い支えるが、積極的に買い上がらないから、 今株を買っても、おそらく12月には「高値掴みだった」と後悔する事になる のではないだろうか。
小バブルまでに、軟調に推移する事も十分考えられるので、わしは今買わずに 見送りで、日経平均16,500円位まで下がれば買いを入れて短期決戦する つもりだ。
もし、そのレヴェルまで行かなければ、「労多くして実り少なし」 なので、来年のチャンスまで買わずに静観するつもりだ。 繰り返すが、一度損するより、十度儲け損なう方が何倍も良い。
2000年問題を避ける為、米国株価は12月には下落するという観測があるが、 今既に解っている事だから、きっとその裏をかいて早めに行動してくる者も いるだろう。11月は非常に微妙な時期なので「日本発世界同時株安」 にも要注意である。
▲ Aug. 15, 1999 小バブル化? |
先週の予想は大外れ。
日経225チャートで「短期2」「日足」で見ると、17,000円を割りそう になると、反発して上げている。
これは一時期話題になった PKO(Price Keeping Operation) であろうか? 日本政府は財政赤字の解決の為に、NTT株を有利に売却すべく、小バブルを 起こすつもりなのかもしれない。
こうなると、円も安くなっている事だし、日経平均17,500円を抜けて来る 可能性も出てきた。しかし、17,500〜18,000円のレンジで納まるだろう。
ファンダメンタルズからいって、今年度の 20,000円台は絶対無いと思われる。 あったとしたら、それこそバブルだから、安心して売り込みができると言う ものだ。
とにもかくにも、PKO なんかで、弾むボールを押え付ける様な事をされると、 上がるに上がれず、下がるに下がれず、どちらにも動きにくくなって、 投機家には非常に辛い。
相場はあるがままが一番なのである。
▲ Aug. 08, 1999 下げ相場到来? |
7月26日に、ある方へ宛てたメイルでのわしの予想。
>あくまで私見ですが、日経平均の下がりはじめは先週の木曜から既に
>始まっていて、多少のリバウンド上昇はあると思いますが、為替の
>円高が続くなら、来年まで大幅な値上がりは期待できないと思います。
ここで書いている「先週の水曜」とは、7/21の事。
ミレニアム株式投資情報の
日経225チャートで「短期2」「日足」で見ればよく解るが、
この日は、大幅な円高を受けて、日経平均が大下げした日である。
その後、結局26日から「多少のリバウンド」の後に日経平均は大幅に
値下がりし、わしの予想通りの展開になっている。
わしはこのリバウンドに乗じて、4年前に買った持ち株を、ようやく利益ゼロで 売り抜ける事ができた。このまま持っていても買値よりも下がる事は確実 だったからだ。
結局、4年間、手持ち株は買値を下回りっぱなしだったので、売るに売れない 状況が続いていたが、その間にも何度か日経平均は安値と高値を繰り返し、 特に昨年の一万二千円台の時の機会損失は大きいものがある。 そこで自戎の意味も込めて、ここでリスクマネジメントについて考える。
株式は余裕資金で買い、全資金の50%程を割り当てるのが吉。
残りはMMF等の下落リスクが極めて低い投資信託で運用し、日経平均が一万 四千円以下になるような「誰が買っても儲かる相場」になるまでとっておく のだ。 全額投入すると、わしの様に昨年9月に買いたくても買えず、 「(株を)持たないリスク」で儲け損ねる事になるからね:-)。
そして、株は20%〜30%以上上がったら売り、10〜20%下げても売るという 自己ルールを決めておく。このパーセンテージは自分の余裕に合わせて調整 すると良いが、下げ10%上げ20%等の様に、下げに対するパーセンテージを 厳しくとっておいた方が良いだろう。
損切りは特に重要である。失敗による損失を如何に少なくし、成功による 利益を如何に多くするかが株式売買成功のキーポイントである。
最初はなかなか損切りができないかもしれないが、「ここが底値」と判断 して買う訳だから、予想に反して下げた時は、予想が間違っているので、 素直に負けを認めて潔く退く事が肝要だ。勝つ事よりも負けない事が重要 なのである。
さて、今週の予想としては、あっさり17,000円台を割り、16,500円の攻防になる のではないかと予測している。現状の円高傾向が変わらなければ、チャート を見る限り、一万六千円台前半まで下がりそうだ。
その後は上昇に転ずるのか、はたまた更に下げるのかは解らない。
為替の協調介入は100円台前半までいけば、きっと行われる事になると思うが その後、ドル安を止められるかどうか不明である。 わしが思うに、最終的に来年春〜夏頃までに、一万三千円台があるんじゃない だろうかと期待している:-)。