▲ Sep. 26, 1999 日米株安 |
24日は米国株式市場の下落もあり、日経平均は大幅安となった。
これは言うまでも無く、日銀の金融政策が引金でおこった円高が原因だ。 買い方としては、日銀の横柄さが腹立たしいとは思うだろうが、公益よりも、 自分達の権威やメンツの方が大事なじいさん連中なんだからしょうがない:-)
今後、持ち合い解消の売りも無くなり、投信の設定等の上げ要因の買い材料は あるが、全ては米国市場と為替にかかっていると言える。
G7 では、円高懸念表明のみに終ったが、ジョージ・ソロスの成功体験のサル 真似をやろうとする為替ディーラもいるだろうから、円高が進む事は避け られないだろう。
そこで、協調介入が行われるかどうかだが、下手に効果の薄い介入を行うと ソロスの亡霊が増長するだろうから、ここは協調介入と共に、日銀の不胎化 政策放棄の発表という形が一番為替投機家にダメージを与えられる方法だと 思われる。
おそらく今月中には介入は無く、円高、日本株安のトレンドは変わらないと 思われるので、今週、わしは、空売り継続して、ある程度で利益確定し、 更に売り込める銘柄を探す事にする。
▲ Sep. 16, 1999 売り転換 |
101円で買った 5404 NKK を95円で売却。損を穴埋めすべく、 1000円で買った 7542 ビスケー を1060円で売却した。
ビスケーはチャートで見て、 1,000円買いの1,180〜1,200円で売る事を 考えていたが、こうも円高が進行すると、1995年の1ドル79円の悪夢を 思い出してしまい、消費拡大も怪しくなったので手放した。
円高が始まった1994年では、日経平均の高値が21,000円、そこから、翌年 には15,000円と6,000円下げている。
それに照らし合わせると、今回日経平均18,000円で始まった円高が翌年 に同様に80円近辺まで進行したとすると、日経平均が6,000円下げれば 12,000円と、昨年の最安値と符合するのがちと恐い。
と、いう訳で為替相場の安定という前提条件が崩れてしまった以上、 買いポジションから転換し、損害を軽微にする為、本日、持ち株は 投入金額ベースで 1/4 に減らした。
そればかりでは無く、13日月曜の急騰が外人投資家の資金の呼び水となり、 円相場の急騰が起こるのではないかと予測し、過去の経験から日本の休日に 円が急騰すると読んで、密かに、月曜には輸出企業の信用売りを完了して いたのであった。
というのは、全くのウソで(^^;、たまたま月曜に信用の売り建てをしてしまい、 終り値が高値で終って痛烈に後悔していたのだが、円の急騰という偶然が 追い風になり、今日の大幅な下げで手持ち資産の評価額は下がるどころか 反対にプラスが拡大したというのが本当のところだ。なんと、ラッキー。
今回の円高では、確実に資金シフトが起こり始めている。どうも米国市場の 暴落危険性がかなり増した様な気がする。 日本市場の円と株の相場は、1994年と同様の展開となっているが、唯一 違うのは、米国株式市場がかなり高値圏にあるという事。
1994年と同じならば、当面、日経平均17,000円〜20,000円のレンジ取引で 利益を上げる事が可能だろうが、今回は為替以外に伏兵がいそうな感じが するので注意するに越した事はないだろう。
▲ Sep. 12, 1999 大失敗&戦闘準備完了 |
9/7に鉄鋼業界回復報道で、5404 NKK を衝動買いしてしまった。 発行総株式数が大きい銘柄だけあって、殆んど値動きが無い。 まぁ、超低位株だから、下値もたかが知れているのでいい事にしよう:-)
先週、証券会社から、信用口座が開設できたと連絡があった。 これで下げても儲かる(かもしれない)体制が整った。
だが、近頃の相場を見ていても、日経平均の上値は相変わらず重いし、 下値の方も、段々、切り上がっている感じだ。下値抵抗ラインは半月前の 17,000円から17,500円になっているようで、売り建てしてもなかなか儲けられる 状況では無い。
今週は、三角持ち合いが崩れた相場になりそうだが、どうも上離れより、 下離れする公算の方が大きい気がする。ただ、今後の第二次補正予算の額の 発表によっては暴騰する可能性もあるので、売り方も大きくは売ってこれない だろう。
米国市場の株価動向はかなり気がかりではあるが、わしの姿勢としては、 まだ買いポジションを持続して、今週も一銘柄購入するつもりだ。
▲ Sep. 06, 1999 ソネック買えとったがな |
昨日の日記で、「ソネックが買えてなかった」と書いたが、今日、電話で 証券会社へ約定確認を入れたところ、「300円の指し値で約定できています」 との事だった。
家に帰ってポストを見てみると、確かに売買報告書の葉書が来とった。
9/1に約定したビスケーの売買報告書の葉書が、9/3に到着してるのに、 9/2に約定したソネックの売買報告書の葉書が、なんで今日(6日)やねん? てっきり約定してへんと思うたやんけ。
郵便配達業務は完全週休二日になったんか!? サービス悪いぞ>郵政省。
インターネット取引の方がアドバンテージがある。これでまた郵政省は
顧客を一人失ったな。といいつつ、どの道、インターネット取引はする
つもりなので、関係無かったりする(^^;。
それはさておき、ビスケーもソネックも先週の最安値で約定できたという事で、 わしの株価予測もまずまずだと自己満足に耽っている(笑)。
取り敢えず、残りの資金をどうするか現在思案中だ。 今週中には、信用口座の開設ができるはずなので、上がっても下がっても 利益の出せる体制が整う。
今のところ、「買い」と「売り」の二つの作戦案があるが、具体的に行動を 起こすのは、8日の消費者物価指数発表と、9日のSQの動向を探ってからに しようと思う。
▲ Sep. 05, 1999 買った株 |
市場流通量が極めて少なく、買えるかどうかも解らなかったので、 先週はわしの狙う銘柄は明らかにしなかったのだが、 最低予想価格の指し値を入れて、月曜朝イチに一週間注文入れたら 一銘柄だけ買えた。
コード | 銘柄名 | 事業内容 | 指値買値 | 配当 | 利回り | 購入 |
---|---|---|---|---|---|---|
大阪2部 : 1768 | (株)ソネック | 建築工事68%,土木工事31%,運輸事業1% | 300 | 10.00 | 3.33% | × |
店頭 : 7542 | (株)ビスケー | 重衣料25%,軽衣料74%,他1% | 1000 | 30.00 | 3.00% | ○ |
ソネックは先週末最終気配300円だが、売り手不在で買えなかった模様。
買えたビスケーの1,000円は何と、先週の最安値だ。
わしってゴイス!自画自賛拳(笑)
# 今週もっと下がったりして(^^;;
狙った理由は、何と言っても、この低金利時代に配当が高い。 銀行金利は 1年定期でも 0.12% しか無いから、 ソネックの配当分の利子を得ようとしたら 833万円、 ビスケーの配当分の利子を得ようとしたら 2,500万円、 合わせたら3333万円定期預金しなくてはならないが、上の二銘柄を1,000株ずつ 購入しても、 約130万円で、1/26である。
それを基準に考えれば、ソネックは 8,330円、ビスケー 25,000円の株価でも おかしくないくらいだが、実際には、株式は下落して元本割れするリスク というのがあるから、そうはならない訳だ。
しかし、将来に渡って元本割れの危険が少ないなら、銀行に預けるよりも 遥かに良いパフォーマンスである事は確かである。
他に配当金が高い銘柄はいくらでもある。しかし、赤字なのに無理して配当 していたり、黒字でも一株利益より高い配当金を出している企業は、 わしの感覚として、「体面を気にして実体を見ておらず、コスト意識にも欠ける」という印象を受ける。
その点、わしの選んだ銘柄は、会社が潰れる危険性が極めて低い様に、 両方とも、無借金経営で黒字。ROEも高く、余裕の経営という、 ガチガチの銘柄を選択した。
ソネックは、新聞に「五千億円の公共事業等予備費は従来型配分の模様」と 書いてあったので、公共工事関係の中から経営内容を考慮して選別した。
ビスケーは中高年向け女性衣料の会社だが、徹底した流通の効率化を図り、 従来返品制だった衣類を、売り切り制にしてコストを抑えている。 景気が回復したら、お金を持ってる層の消費が増えると読んでの事だ。
日本政府の今回の景気対策は、今までと違い、大幅な規制緩和+景気対策予算 と、相当効くのではないかと思う。 よって、来年の景気も、消費者マインドも大幅に向上する事が予想される。
無借金で余裕の経営をしていて、ROEが高めの銘柄は、回復も早い傾向にある ので、この銘柄の購入は、その収益回復の可能性の高さから決めたものだ。 しかし、「短期値幅取り」といいつつ、長期も狙える優柔不断な選択になって しまった感も否めない(^^;