What's new Mar. 1998
友人平嶋氏がミリタリグッズの店見つけたちゅうんで、小田原遠征。
CINQ(サンク)ちゅうお店で、フランス語の5やけど、名前の由来はようわか
らん。
鞄、シャツ、ジャケット、コート、偽装網、ナイフ、トンファ、ガスマスク
等が置いてある。
わしはメッシュのジャケット、トンファ(れ、れいずなー)、でかいリュック
(お〜きいことはいいことだ〜♪)を買って、しめて20050円。
平嶋氏はスイスのレインコートがお気に入りのようだったが、買わなかった
ようだ。そういえば、わしの地元の友人もスイスアーミーのレインコートを
いたく気に入って買っておったが、そんなにええのんか? わしにはよう
わからん。
その後、桜の開花確認の為、小田原城〜城山公園をうろつく。
ま、ぼちぼち咲き始めているといった感じですわ。
んで、昼めしは高校前にあるかつ屋(名前失念)。ここのかつはやたら
ボリュームがある。わしは城下町定食(2,100円)、平嶋は寿定食(2,400円)
だが、寿定食はしそも巻いた手のかかる豚カツで、混んでいる時は注文断られ
るんやけど、わしらが入ってすぐに大挙して客が引き上げ、誰もおらんく
なったので注文でけた。運のいいやつ>平嶋
で、その後はおきまりのコースでまめ屋にて漫画買う:-)
- 龍の砦
柴田昌弘
学習研究社
ISBN4-05-601881-2 定価 [本体540円]+税
-
柴田昌弘はんの作品を集めるようになったのは、姉が読んでいた
「花とゆめ」を暇つぶしで読んでからですわ。
「ブルーソネット」ちゅう漫画を連載してはったんですが、タロン
ちゅう組織の兵隊がイングラムM-10というサヴ・マシンガン使うてたり、
タランチュラちゅう兵器がでてきたり、「少女まんがというのは、
ラブコメの軟弱漫画ばかり」というわしの固定観念は、ものの見事
に突き崩されまひた(^^;。
最近では、ヤングキングにて「クラダルマ」ちゅうのを描かれてい
ましたが、最初、「どんな話やろ?」と単行本買うてみたら、
はっきり言って、エロ漫画だったので、「市場のニーズに迎合した
か?」とがっかりしました(株やっててこういう事言うか?(^^;)。
「龍の砦」というやつですが、現代の沖縄から戦国の琉球へ高校生
のマサルがタイムスリップしてまう話でっす。
三十路のおっさんであるわしは、こういう物語に「わくわくする」
という事はさすがに無いんやけど、「龍の砦ワンポイント」に
「倭こう」「琉球」「八幡船」「松浦党」についての解説があって
歴史関係のテストでいつも赤点をとっていたわしにはおもろいです。
- 軍靴の響き
原作:半村 良 画:かわぐちかいじ
世界文化社
ISBN4-418-98501-8 定価 [本体857]+税
-
「沈黙の艦隊」で有名な、かわぐちかいじはんです。
「沈黙の艦隊」を読むまで、わしはこの人麻雀漫画家やと思うて
ました(^^;。しかし、色々描いてはるんやね。
表紙が今の画風なんやけど、中の絵古いので、絵にこだわりのある
人は要注意。で、ストーリなんやけど、自衛隊が軍隊になっていく
世界ちゅうやつです。
自衛隊海外派兵の頃、書かれた話やと思うけど、タイムリーな時
やったらおもろいんやろうけど、いまさらなんだかな〜ちゅう感じ。
後はナックの文教堂へ行くが、ここんとこハイペースで本を買っているので
ちと自粛して本は見ないようにした。
そして、何を血迷ったかいきなり海へ行く(^^;
小田原城〜城山公園とすでに相当歩いていたが、なんのそので歩く。
御幸浜へ着く。打ち寄せる波と潮のかほり…「うみはいいねぇ。うみは」
とわし。
波打ち際へ前進。わしは来る波を見ていたが、小さい波が打ち寄せるすぐ後に
もう一つの波が接近している。「あぶない!」と急速反転離脱。平嶋逃げ遅
れる(TT)。
平嶋氏を観察すると、ざぶりと波が足首を覆い、既に遅いのだが、あがいて
いる。その様は踊っている様であり、泡立つ波の上で踊るさまを見て、わしは
「これがほんまの泡おどり」というどうしようもない世紀末なベタネタを
言いたくなったが、ヤツのことだそんな事を言えばわしを太平洋に漂流させ
てくれるだろうからぐっとこらえた:-)。
親から電話。また見合いの話(--#
「今の精神状態ではどうやってもあかんで」と言うても聞かん。
またもや悪知恵を働かす(^^;
そういえば、今の仕事が6月に出荷とか寝惚けた事言うとるから、
「5月連休は出勤せよ」と未だ独身の課長殿は仰せになるだろう。しかも、
後手後手対応が好きだから連休直前に言うに決っとる。
見合いを口実に休みとったる:-)
文句を言おうものなら…。にやり:-)
実家滋賀の友人岩松君とすしを食いに大阪遠征。
大阪環状線の天満駅下車。「駒馬」ちゅうお店。正面と斜めにもすし屋が
あり、斜めの店はシャッター閉まってて、向かいの店はまぁまぁの客の入り、
この店だけ列ができる程並んでいる。
過当競争状態で一皿100円からと安い。
30分程度待って中へ入る。岩松君のおすすめは「あなごの白蒸し」。
確かに口の中にとろけるようなうまさ。
「しらこ」「あんきも」「ひらめのえんだい」「牛肉」「うに」「いくら」
…とハイペースで注文。一皿に4個ずつすしが乗って怒涛のごとくやって来
る。更に岩松君、「あんきも」と「あなごの白蒸し」注文。「あんきも」は
わしの脳髄がコレステロール警報出しまくり。こんなのいっぱい食って体に
いいわけない。20皿程度でわしギブアップ。
「あまいな。職場の連中と来たら二人で70皿はいくで」と「あんきも」と
「あなごの白蒸し」次々と平らげながら、岩松君。
「おまえら化けもんか!?」
会計済ますと二人で6000円位だから安い。
この後、日本橋遠征。わしにとっては10年ぶりくらいであるので、
恵比寿町駅を出てからは、岩松君にまかせる。電気店が一つもない。
「えらい変わったなぁ。電気店軒並つぶれたんか?しかし、これはおかしい」
と歩いていると大通りに出て、地下鉄大国町駅が…
わし:「岩松君、歩く向きが90度違うてたで」
岩松:「ほな、こっから90度変えて歩いたらええんやな」
わし:「ちゃう!180度や!来た道戻る。わしにまかせい」
「阪神高速沿いに歩いていったら大通りに出る」と、10年前の記憶を
頼りに歩く。ついたら、昔とほぼ変わらない電気店街があった。
岩松君はマック使いなので、その手の店ばかり巡る。途中、彼の気まぐれで
パーツショップに入ると、そこには未知の可能性を秘めたパーツどもが蠕い
ていてわくわくする。
小学生の頃、滋賀の田舎にいたばかりにこの手のモノに興味を持ちながら、
手に入れる事ができず、従って、回路設計なんぞは全くできないのだが、
パーツを組み合わせてできる未知の可能性を想像するのは楽しい。
問題はわしの想像を実行すると今ごろわしは監獄生活だろう
あ〜、パーツショップが近くに無くてよかった(^^;
# だから、会社で「あやしい」と言われるんやね(笑)。
そして、梅田へ行って新大阪で岩松君と別れ、小田原へ。
見合いでふられたダメージもあり、無茶無茶疲れた。
見合いはもうこりごりですわ。
Mar. 21, 1998
見合いというのをしてみる:-)
相手はなめなめ社員のわしには勿体無い、かわいらしいお嬢さんです。
釣書から彼我の戦力を分析するに、
わし:内向的 趣味 パソコン
相手:外交的 趣味 スキー、テニス、旅行
既に終ってますな:-)
だから、わしは滋賀の友人の岩松君に前から聞かされているうまいすし屋へ
見合いの翌日につれて行ってくれと頼んでおいた。
どうせ見合いの相手とは翌日も会うなどという事は無いだろうから、親には
内緒で、すし屋へ行く計画を密かにたてておいた。
山科駅で待ち合わせ、京都駅のChaya Dosへ行く。わしは世間話の後、
Linux の素晴らしさをたっぷり語ってあげた(笑)。相手の反応は
「わからへん」と一言。
ここがポイントで話の内容はともかく、「わからない」などとはっきり
言われたら、会話は既に破綻してて、もはや一縷の望みもありまへん。
相手にとって苦痛な時間を与えるだけですので、とっとと撤退する事に
しましょう。
大阪駅まで送り、時間が早かったので岩松君に大阪駅から電話して「あそぼ
〜」って呼び出したけど、彼は「今から行ったら午後6時になる。あほぬかせ」
と言われてしもた。
で、見合いの結果は予想通り×ですわ。すし屋へ行くという本来の目的に
関する憂いはこれで全く無くなったのである(笑)。
親はあきれ返ってまひた:-)
敗因の検証としては、わしの性格は、効率重視、飾り気が無い、お世辞は嫌
い、出不精で遊んでない、一般的な女性の好みそうな価値観とは程遠い訳
ですわ。ほやから、つまらん人間に見えるんやろなというのは想像に
かたくない。
自分の性格は簡単にはなおせんやろうし、なおそうとも思わへん。
それで女性が寄ってこんのやったら望むところじゃ(笑)。
それに結婚というのは相手の人生と社会的な責任がのしかかってくるんやから、
今のわしの精神状態では到底もたん。そんな重い責任負うくらいやったらわしは
一生一人身の方が気楽でええです。
わしのような未完成な人間の配偶者が一番不幸やろから、これは相手の為
でもおます(笑)。
しかし、この見合いというのも、自分を冷静に見つめなおすよい機会となっ
た。わしはボケとツッコミの関西精神を失うてしもてたようや:-)。
Mar. 15, 1998
毎週恒例のJR小田原駅遠征。
友人の平嶋氏は用があるとかで、一人で行く。
いつもよく行く「魚河岸」に行くと、「今日はおひとり?」と三度も聞かれる。
女の子つれて行って、こんな調子で「今日はいつもの人と違うんですね」とか
言われたら、かなんなぁ。
まぁ、わしにそんな心配は無用やから大丈夫:-)
で、買った本(なんで唐突にそうなる(^^;)
- 武士道
新渡戸稲造著 奈良本辰也訳・解説
三笠書房
ISBN4-8379-1700-3 定価 [本体1076円]+税
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お札で有名な新渡戸はんです。こういう本のひとだったんすね。
ぜんぜん知らんかった(^^;
なんでこんな本買ったかというと、ある御仁が「(自分の職分は、)
できないこともできると信じて向かって行く武将のようなもの」
と言われておってですね、その為人が武人としてふさわしいか疑問を
持ったからです:-)
内容は、武士道における 勇、仁、礼、誠、名誉 がそれぞれ
何であるかについて書いてある訳なんですが、どれ一つとっても
武将を気取る御方にあてはまるモノは何一つありませんでした(笑)
- 心理学おもしろ入門
中村希明(なかむら まれあき)著
講談社
ISBN4-06-132883-2 定価 [本体757]+税
-
まえまえから、株式相場には人の思惑によって相場が左右される
場合もあるので、心理学的な事も勉強せなあかんと思うてたわけ
です。
この本の「心理学はなんの役に立つのか」で「人の法行為も経済活動
も、しょせん人間性に深くもとづくものであるから、その行動の解釈
には心理学の知識が必要である」とわしが思っていた事がずばり書い
てあるので安心した。
問題は、得た知識を現状のモデルにどう適用し、正確な予想に反映
すべきかという事だが、これが難しいから、株式市況解説は、
あとづけ解釈になってまうんですね。
まだちょっとしか読んでまへんが、人の行動原理を理論的に理解する
のは、ええことやと思います。
本屋で夢判断の本があった。以前みた夢で気になるのがあるので、
ばっちり載ってたら買おうと思うて、ちと立ち読み(^^;
その夢というのは、わしは古ぼけた木造建ての家の土間がある玄関先の
板間の火の消えたいろりがある部屋に正座して座っていて(わしは正座が好きだ)、
家の中を見回している。
ちなみに季節設定は冬では無いようで、寒くて凍えているわけではない。
ふと見ると、板張りの廊下の先の奥に明るい照明がともった和室に
こたつがある。
そこにはなぜか猿がいて、こたつからチョロチョロと姿を見せたり
消したりしている。
そこの住人とおぼしき人物がいろりを挟んだわしの反対側にいて、
「ここには猿がおるんですわ」と言う。
「は〜、さいでっか」と猿を気にしつつ、わしは言う。
目で猿を追うが見失って、「どこへ行ったんや?」と思うた途端、
ふと足もとを見ると、正座しているわしの足を、猿が噛み付いている。
猿はどういう顎の構造しているんだかよう解らんが、わしの折曲げたまま
の左足に丸ごと噛み付いている。わしはそのおかげで足が伸ばせず、正座
したまま動けない。
「ぎゃ〜」と叫び声をあげたくなって目が醒めた。
というものだ。さすがは夢、支離滅裂である。
夢判断の本にはいろんな項目別について書いてあって、
猿は動物のカテゴリにあり、
「猿はこざかしく、あさはかで知恵が足らないものの象徴」
とかいう事が書いてあった。
?わしの持つ猿のイメージとはちと違う。
何のこたあない。要は動物に対して持つイメージが人によって違う
わけだからイメージが違えば当然、結果はあてはまらない。
わしは本を買うのをやめました(^^;
Mar. 8, 1998
小田原遠征&駅前の天金であんこう鍋(¥2,000)
同行の平嶋氏曰く、「あんきもがトロっとしてない」と贅沢を言う。
「Möbius Link 3 FIRST」という、うちう艦隊戦闘シミュレーション
ゲームを買う。
この手のゲームは割と好きなのだが、このゲーム買ったのはちと失敗。
艦隊移動がうざったくて、時おり、いうことを聞かない脱落艦が出る
ことがあり、個別に移動させようとしても動かず、はっきり言って、
バグってる。戦闘ではアニメーションするけど、1秒以下の映像で
何やってんのかわからん。
わしは、このゲームで用兵学の根本に基づいて、「孫子の兵法」よろしく、
用意周到に準備して、常に大軍で小軍の敵と戦う各個撃破戦法をとる。
「ぬ、ぬるい!」
あまりに簡単に勝ててしまう。まぁ、これは索敵するようにしてないから
だけど(^^;、索敵範囲を有効にして初めて人間様とコンピュータは対等
になるようだ。
面クリアすると御褒美グラフィックが出て、戦闘の過程を楽しむわしの価値観
とはイマイチ合わないのだが、そうでない方にも楽しめるような工夫とも
言えん事もない。
「なるほどそういうゲームか!」と妙に納得し、工夫を凝らして下さる方の
恩顧に報いんが為、御褒美グラフィックを [Print Screen]キーを押して
しっかりJpegファイルに落したのは言うまでもない(^^;
いや〜戦闘の結果を楽しむというのもええもんですな(^^;;
Mar. 1, 1998
すでに毎週の事になっとるが、小田原駅の方へ出る。
昼飯にいつもよく行く うなぎ&寿司屋「魚河岸」で、何を血迷うたか
トロ鉄火丼 時価(3000円だった)を注文してしもて、これがほんまの
「悔い道楽」(しかし、うまかった(T^T))
また本を買いまくる(;_;)。本を読む時、解らない漢字の読みを予想して
国語辞典で調べて確かめるという事をやっていたのだが、予想が外れると
どうしようも無いので漢和辞典を買う。
社会人になって関東へやって来て既に 7年になるが、今まで困らなかったのは
漫画ばっかり読んでたからや:-p
買った本
- 孫子 浅野裕一著 講談社学術文庫
ISBN4-06-159283-1 定価 [本体880円]+税
-
わしが、「彼れを知り己れを知らば、百戦にして殆うからず」
の言葉から「敵の戦力と自分の戦力を正確に把握した上で戦うのが
当たり前で、当てずっぽうでスケジュールを決めるなど論外だ」
と言うと、mton(えむとん)氏は
「別の意味だったような気がする」とかいうので自信が無くなって
この本を買い求めた:-)。
やっぱりあっとるやんけ:-<
軍隊というのはその組織運用いかんによって生死を分ける。
効率重視で合理的な運用をしないと淘汰されよるから、その経験に
よって導かれた法則というものは時代を経ても的を射ている。
ええ本ですわ。
- 論語新釈 宇野哲人著 講談社学術文庫
ISBN4-06-158451-0 定価 [本体1165円]+税
-
わしは今の日本の子供らに仁義や善悪を教える為にこういう本が
よいと思う。とてもよいことが書いておます。
公正無私、徳治主義の精神には共感でき、今の腐敗官僚や下衆な政治家
に読ませたいくらいだ。
もっとも、優秀な彼らは、パブロフの犬の様に条件反射的に試験回答
として答える事ができるかもしれないが、自分の言葉として実感で
きるようになって初めて知識として身に付いたと言えるのである。
- 神経質を生かすにはコツがある 本多信一著 大和出版
ISBN4-8047-1447-2 定価 [本体1300円]+税
-
「わしは神経質だ」と言えば、わしを知る人は「おまえが言うな」
とか言われそうだが(^^;、ゴミの山に埋もれて生息していようが
わしは神経質だ:-)。
はっきり言って、この本は目次しか見ていないが、
「技術立国を支える神経質な研究者たち」というのに興味をひか
れた。
「教科書に出ない小林よしのり」とかいう本を見つけたが、書いてる面々は
宅八郎とかスガ秀実とかなので、内容は…?と見てみるとやっぱりゲスな内容
だった:-)。買わんでよかった。
あう、またまた、更新情報ではなく、買った本の紹介になってまいまひた〜
m(__)m
Yuji Noizumi
Last modified: Tue Nov 10 01:44:59 JST 1998