What's new Jul. 2000


Jul. 02,2000 欠陥MSIEのセキュリティホール回避法

CNETで報じられてるけど、今回のMSIEのセキュリティホールの欠陥は 酷いにょう。

WWWの悪意あるプログラムを proxy で排除する方法にしても、 squid 2.x で、 以下のアクセスコントロールを /etc/squid/squid.conf に書く方法しか思い 付かない。

acl Danger_MSIE browser -i MSIE
http_access deny Danger_MSIE

MSIE で proxy に接続するのを一切拒否するってやつ(笑)。 いや、冗談でなくてマジでそれしか思い付かない。

一瞬、*.exe を排除すればええんかなと思うたけど、問題のヤツは multipart な内容で、しかも MSIE は御丁寧にサーバが送出する mime type が text/plain だろうが内容で解釈してしまうので、mime type で排除する事も できん。

言い方を変えれば、サーバが間違った mime type を設定していてもちゃんと 表示できるってので、ある意味評価できるのだが、今回はこれが仇となって いる。

メイルで送りつけられて来る場合は、まだ排除は簡単で、procmailを使用して以下を .procmailrc に 書けば良い。

MAILDIR=$HOME/Mail
:0
* ^Content-Type:.*multipart/(alternative|related|mixed)
{
  :0 B:
  * ^Content-.*\.exe
  trash/.
  :0 Ai
  | cd trash && rm -f dummy `ls -t | sed -e 1,50d`
}

*.exe が添付されたメイルを全部捨てちゃう(笑)。でも、普通プログラム 添付するなら、サーバ負荷考えて圧縮するから、問題無いわな。 この procmail の処理の難点はメイル本文をサーチするので、サーバの 負荷が非常にでかくなる。

そもそも、MSIE や Outlook、Outlook Express を使用しているから、膨大な リソースを浪費しなくてはならない訳で、企業の場合、リストラで人の首切る くらいなら、こんなモンとっとと捨てた方がよっぽどコストが下がると思うな。

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Yuji Noizumi
Last modified: Mon Jul 3 01:30:43 JST 2000