[コラム] 「アジア版NATO」と安倍前首相の大きな影 : 社説・コラム : hankyoreh japan

 Quadには日本のアジア戦略が込められている。日本の右翼勢力は、日米同盟を強化しつつ韓国や台湾などを下位パートナーとして引き入れ、平和憲法の修正、自衛隊の軍備強化と活動範囲の拡大などを通じて軍事力を強化しようとしている。これには、中国を抑えて日本がアジアの主導権を握るという意図とともに、米国がアジアから撤退する時に備えなければとの不安も作用している。安倍前首相は、南北和解を推進する韓国の朝鮮半島平和プロセスをQuad戦略の障害と考えて執拗に妨害し、退任後も「アジア版NATO」のかたちで韓国外交に大きな影を落としている。

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被害妄想も甚だしい。

米国と同盟を結んでいる南朝鮮が、一等国の地位を手に入れたかったのであれば、日本のように米国と協調し、「肉壁は任せろ!」と振る舞う事で、信用を得られたかもしれない。

しかし、清が攻めてきた時に宗主国の明に攻撃するなど、昔から卑怯で卑劣だった朝鮮人が、同盟国である米国に反抗し、「中国側へ行くぞ」と恫喝したら、そりゃ歴史の再来と思われて信用されないわな。

そうなると、当然、裏切った所で影響の無い、「今仲間になれば末席に加えてやってもいい」という扱いになるだろう。全ては従前よりやってきた蝙蝠外交の因果応報に過ぎない。

仲間になる意志を示さないのであれば、敵国として扱われる事になるし、トランプ自体、「朝鮮は昔から中国の一部だった」という認識である以上、西側諸国の一等国になるには、血の滲む様な貢献をしない限り、この認識は覆せないだろう。

外野から偉そうに批判し、自らは決して血と汗は流さないし、流したくないという者がぞんざいな扱いをされるのは当然だな。