【OpenRD】dovecot 調整

Debian GNU/Linux 6(squeeze)の時の dovecot というIMAP/POP3サーバーは、設定ファイルが dovecot.conf だけだったのが、/etc/dovecot/conf.d/〜 と、設定ファイルが細分化された。

IMAP4 のサーバーにしているが、 /var/mail/noizumi がINBOX、/home/noizumi/Maildir がMaildir形式のサブフォルダという、いわゆる “Mixed mbox and Maildir” という方式にしていた。

mbox形式だと、IMAPでサブフォルダが掘れないので Maildir形式にしているが、それだと、/var/mail/noizumi を INBOXとして見てくれないので、INBOXは mbox、サブフォルダはMaildirみたいな設定が必要なのだ。

初期設定の dovecot は mbox形式。
前まで namespace の設定をしてやれば良かったので、grepで検索かけると、10-mail.conf で設定するようだ。

Mixed mbox and Maildirの設定は、wikiに載っているのでコピペするとエラー 🙁
よく見ると、15-mailboxes.conf にmboxのサブフォルダ定義がてんこもり。

結局、やった事は
[10-mail.conf]

太字が追加部分。
そして、 15-mailboxes.conf を削除(本当は別の場所へ移動)。
これで解決 🙂

【OpenRD】debian squeeze→wheezy→jessie へアップグレード

debian 6のサポートが本年2末に終了していた。

まあ、システムがどんどん古くなっているのは気になってはいたが、またこういうのをやらないといけないのかと考えると、と中々やる気がしなかった。
#しかし、サーバー構築してもう5年も経ってるのか…

TFTPサーバー構築、データのバックアップ500GB分、新規インストールかなと思ってたら、apt-get dist-upgrade でイケるやん。という事でwheezy(7)へ更新。

置き換えられる古い設定ファイルは*.ucf-oldという名前で保存されるので、後で反映すればいいので、どんどん更新。

ハマったところは、dovecotの/etc/dovecot/conf.d/10-ssl.conf で、
ssl_cert = </etc/ssl/certs/dovecot.pem
ssl_key = </etc/ssl/private/dovecot.pem
と、sslの証明書のPATHが違っててupgradeできなかった事くらい。

再起動すると、361日間再起動してなかったから fsck が掛かってファイルチェックにすげー時間が掛かった。

sshですんなりログイン。余りチェックしてないけどそのままjessie(8)へアップグレード。

同様に、/etc/apt/souces.list の中の wheezy をjessieに書き換えて、
dpkg –audit
で何も無いのを確認して、
apt-get upgrade
apt-get dist-upgrade

色々調整箇所は残っているがDebian 8になった。

OpenRD ultimateって、squeezeの時は、何か知らんけど音が出ないって不具合があって、あと、IPsecが動かないとか問題があったが、解決してるといいのう。

NAVI CLIPぶっ壊れた

「【OpenRD Ultimate】GPS ntpd 構築」で、GPSをつかったntpサーバー構築をやったりしてたのだが、今確認すると、衛星を一個も測位してない。

抜き差しすると、pl2003のドライバで認識していて、gpsmon で見てみると、データが全く流れて来ないので、完全に壊れたようだ。

うーん、もう一個GPSドングル買うかなあ…、でもタブレットのW4-820でUSB OTGができないから、今度は bluetooth 接続のやつでも買うか。

しかし、今巷である処理系だと、接続した時にシリアルデバイスに見えないとハマりそう。もう少しよく調べてからにするか。

【OpenRD】Zoneminderカメラ交換

監視カメラシステムとして、ARM CPUのOpenRD UltimateにDebian squeezeをインストールして、Zoneminderを動かしている。

留守中に誰かが来て、玄関に何か置いてあった時とか、確認するのに結構便利。

Screenshot_from_2014-02-15 10:24:22 敷地内の警戒感度を上げる為に、こげな感じに設定。
ちなみにエリア設定は、IE、Firefox、Google Chrome共、Javascriptがうまく動かないので、Opera 12.16を使用。

Screenshot_from_2014-02-15 10:28:16前のカメラは320✕240ピクセルだったが、細かいところがボケて見え難いというのがあるので、今回は640✕360(16:9)で設定。

ちなみに、前のカメラみたいに横幅320ピクセルだと

Screenshot_from_2014-02-15 10:29:43ちょっと細かい部分が分かり辛い。

4FPS 24時間録画で1ヶ月で消去の設定だが、OpenRDだと15FPS/1台程度なら何とか使える感じ。

ただ、監視カメラ1台の処理でCPUフルパワーだと、時刻サーバーの精度が落ちるし、ファイルサーバーの転送機能にも影響が出るので、ちょっとフレームレートを落として余裕の運用をしている。

でも、640✕360ピクセルの録画だと、結構CPUパワー食いそうだなあ…。

監視カメラ交換

これを買った。

前はDC-NCR13Uという赤外線カメラだったが、経年劣化で土台緩くなって、カメラが土台から抜け落ちた。とりあえずハメてみると、土台がゆるゆるで、カメラのアングルが固定できなくなっている

赤外線カメラは赤外線到達距離が短く、夜は結局のところ、センサーライトが光ってる範囲しか映らないので、別に赤外線カメラじゃなくてもいいという感じ。

linuxでの認識具合はこんな感じ。

noizumi@greyhound:~$ v4l-info

### v4l2 device info [/dev/video0] ###
general info
VIDIOC_QUERYCAP
driver : “uvcvideo”
card : “Microsoft® LifeCam Studio(TM)”
bus_info : “usb-0000:00:14.0-11”
version : 3.12.10
capabilities : 0x84000001 [VIDEO_CAPTURE,STREAMING,(null)]

standards

inputs
VIDIOC_ENUMINPUT(0)
index : 0
name : “Camera 1”
type : CAMERA
audioset : 0
tuner : 0
std : 0x0 []
status : 0x0 []

video capture
VIDIOC_ENUM_FMT(0,VIDEO_CAPTURE)
index : 0
type : VIDEO_CAPTURE
flags : 0
description : “YUV 4:2:2 (YUYV)”
pixelformat : 0x56595559 [YUYV]
VIDIOC_ENUM_FMT(1,VIDEO_CAPTURE)
index : 1
type : VIDEO_CAPTURE
flags : 1
description : “MJPEG”
pixelformat : 0x47504a4d [MJPG]
VIDIOC_ENUM_FMT(2,VIDEO_CAPTURE)
index : 2
type : VIDEO_CAPTURE
flags : 0
description : “YUV 4:2:0 (M420)”
pixelformat : 0x3032344d [M420]
VIDIOC_G_FMT(VIDEO_CAPTURE)
type : VIDEO_CAPTURE
fmt.pix.width : 640
fmt.pix.height : 480
fmt.pix.pixelformat : 0x56595559 [YUYV]
fmt.pix.field : NONE
fmt.pix.bytesperline : 1280
fmt.pix.sizeimage : 219952320
fmt.pix.colorspace : SRGB
fmt.pix.priv : 0

controls
VIDIOC_QUERYCTRL(BASE+12)
id : 9963788
type : BOOLEAN
name : “White Balance Temperature, Auto”
minimum : 0
maximum : 1
step : 1
default_value : 0
flags : 0
VIDIOC_QUERYCTRL(BASE+24)
id : 9963800
type : MENU
name : “Power Line Frequency”
minimum : 0
maximum : 2
step : 1
default_value : 2
flags : 0
VIDIOC_QUERYCTRL(BASE+26)
id : 9963802
type : INTEGER
name : “White Balance Temperature”
minimum : 2500
maximum : 10000
step : 1
default_value : 4500
flags : 16
VIDIOC_QUERYCTRL(BASE+27)
id : 9963803
type : INTEGER
name : “Sharpness”
minimum : 0
maximum : 50
step : 1
default_value : 25
flags : 0
VIDIOC_QUERYCTRL(BASE+28)
id : 9963804
type : INTEGER
name : “Backlight Compensation”
minimum : 0
maximum : 10
step : 1
default_value : 0
flags : 0
noizumi@greyhound:~$

しかし、G-Tune NextGearのUbuntu 12.04LTS 64bitでは、最初、vlcで映っていたが、暫くすると映像が停止し、何度か抜き差ししても/dev/video0が有効にならなくなった。

OpenRDのdebianだとちゃんとなるのか不明。
休日に脚立出してカメラの入れ替え予定。

【OpenRD】永年の謎解ける

OprnRD Ultimate の /var/log/messagesに

Jan 27 07:24:51 silverfox kernel: [10136507.539972] ipv6: Unknown symbol sock_queue_err_skb

とかいうのがずーっと出てた。

何やら、カーネルアップデートの不具合で、uImage と uInitrd が更新されなかった為だというのは分かったが、具体的に「じゃ、どうすりゃいいの?」って感じで暫く放置していた。

Debian のメーリングリスト辿ると、こういうのを見つけ

などと書いてあるので、


root@silverfox:/boot# flash-kernel uname -r
root@silverfox:/boot# ls -l
合計 21612
-rw-r--r-- 1 root root 1005150 2012-09-24 16:52 System.map-2.6.32-5-kirkwood
-rw-r--r-- 1 root root   84134 2012-09-24 16:52 config-2.6.32-5-kirkwood
lrwxrwxrwx 1 root root      28 2011-03-21 00:31 initrd.img -> initrd.img-2.6.32-5-kirkwood
-rw-r--r-- 1 root root 5472177 2012-10-01 20:39 initrd.img-2.6.32-5-kirkwood
drwxr-xr-x 2 root root   12288 2011-03-21 00:23 lost+found
-rw-r--r-- 1 root root 1435408 2013-02-01 22:45 uImage
-rw-r--r-- 1 root root 1433640 2011-03-21 00:39 uImage.bak
-rw-r--r-- 1 root root 5472241 2013-02-01 22:45 uInitrd
-rw-r--r-- 1 root root 5680826 2011-03-21 00:39 uInitrd.bak
lrwxrwxrwx 1 root root      25 2011-03-21 00:31 vmlinuz -> vmlinuz-2.6.32-5-kirkwood
-rw-r--r-- 1 root root 1435344 2012-09-24 16:51 vmlinuz-2.6.32-5-kirkwood

新しい uImage と uInitrd が作成された。
再起動すると、問題が無くなっていて、やっと解決できた。

マイナー機器は情報収集が大変ぞな。

PRN137見っけ

家のサーバーの時計の為にGPS測位しているが、xgps というGUIで測位状況を見る事ができる。

そのGPS で MTSAT-1R(PRN129)は把握していたが、運輸多目的衛星MTSAT-2(PRN 137)を初めて補足。

prn137□137 のマークがそれで、MTSAT-1Rよりちょっと東寄り。

時計合わせの方は、

誤差が大き過ぎるのか、参照されていない(^^;
時間合わせは主に、nict 様の世話になっている。

監視カメラシステムの ZoneMinder がCPUパワー食うのと、USBのGPSではシリアル通信のタイムラグが大きいのかな?

まあ、ネットワーク途絶時に、1秒以内誤差ならそれでよし。

Zoneminderに赤外線カメラ追加

赤外線カメラを発注していたのは支那のサイトの Aliexpress

前から Alibaba って支那の業者の製品を日本の業者に仲介するサイトがあるのだが、そもそもアリババって盗賊だし、盗賊市かよ!? って感じで言葉のイメージがよろしくない。

Alibaba は業者向けで、発注ロットが100個とか1万個とかそういう単位なので、一般人は手を出し辛い。そこで出てきたのが1個から売ってくれる Aliexpress なのだろう。

サイト自体の作りと販売システムはしっかりしていて、すぐにチャットで相談できるようになっている。ブツが届かなければ、Open Dispuiteで支払い停止できるみたいだし、さすが信用のおけない支那人相手の商売を成り立たせる仕組みだと感心する事しきりである。

話はそれたが、Aliexpress で調達したのが、
・FOSCAM FI8905W
・PoE給電アダプタ(5V、7.5V、9V、12V切替スイッチ付き)

の2点。カメラは上海、PoE給電アダプタは抗州ルートでいずれも無事到着した。これでコンセントの位置に関係無く、ネットワークケーブルの届く範囲に自由にカメラを配置できる。

そこで、ネットワークケーブルだが、これはAmazonで
・10m カテ6 Ethernetケーブル

を調達。

PoE給電アダプタは、普通のPoEの規格だと、48Vを送電する事になっていて、汎用電気機器に給電するには、電圧変換をしないといけないのだが、支那から取り寄せたアダプタは、切替スイッチがついているので、その点の問題はクリアしている。

ただ、誤算だったのが、取り出すDC電源のコネクタがφ2.1で、FOSCAM FI8905Wはφ1.3なので、このままでは繋がらず、共立エレショップを見ると、DCプラグ変換コネクタというのがあったので、これを調達。

この変換コネクタをFOSCAM FI8905Wに差し込むとかなりプラグが余り、ピッタリとは嵌らない。しかし、給電には問題無いので良しとする 🙂

実際の画像は次の様な感じ。

FOSCAM FI8905WはDC-NCR13Uよりも2mは後方に配置しているのだが、映ってる範囲は遥かに狭い。しかし、赤外線に対する感度は高く、はっきりと映っている。

DC-NCR13Uは真っ暗な映像しか映っていなかったのが、FOSCAM FI8905Wの60個の赤外線LED投光器により、多少はマシになったが、やはり赤外線に対する感度が悪すぎる。

一時はDC-NCR13Uの夜間監視能力向上の為、赤外線投光器の設置も考えたが、この結果からすると、相当強力な赤外線投光器でなければ改善しないので、やはり屋内の近距離にしか使えなさそう。

FOSCAM FI8905Wは夜間の能力は申し分無いのだが、前述の通り、映る範囲が狭すぎるので、範囲をカバーするには距離が必要という事で、二階から見下ろす位置に設置するしか無さそうだ。

この監視カメラの動態検知をする OpenRD Ultimate だが、2台となると、かなり負荷が厳しい。1台のカメラに1台の Sheeva の処理能力が適正と思われる。

熱い

暑いじゃなくて熱いOpenRD Ultimate。

空調を効かせてない部屋で、家に帰って筐体触るとかなり熱い。クーラーつけて室温を下げると、アルミ筐体なので空気で冷却されてほんのり暖かい程度まで下がる。

一応、以前VAIOをサーバーにしていた時の様に、アルミの折りたたみ椅子の上にノートPC用の放熱板を置き、その上に配置しているのだが、室温がそもそも高いので、熱の逃げ場が無い。

以前から、24時間稼働のサーバーを自室で運用するのに、いかに空調をつけずに行うかが課題で、熱に弱いマシンの場合、結局のところ、水冷にしようが空冷にしようが室温が高いので熱の逃げ場が無く、強いてやるとすれば、水冷で壁に水循環用パイプを通して外にラジエターを配置する位しか方法が無い。

そこで、熱に強そうな、低消費電力のOpenRD Ultimateならイケるかと思ったが、室温が高いとこんなに筐体が熱くなるとは意外だった。こりゃ結構早く寿命が来るかもしれんなあ…。

赤外線カメラFOSCAM FI8905W

OpenRD Ultimateを監視カメラサーバにして、DC-NCR13Uという赤外線カメラを軒下に設置して屋外の監視をしている。

しかし、このカメラ、赤外線ランプをONにしても照射距離が2m程度で、肉眼で見える明るさよりも暗く、赤外線ライトも3m先には届かないので、ウチの環境では、夜間は真っ暗しか写らない。

で、赤外線カメラで探してみると、こういう映像があって、Foscam FI8905Wってのが遠距離まで赤外線を照射し、かつ、かなり広範囲を映せている。

FI8918Wってのもあるが、これもYoutubeの動画を見ると、赤外線の照射範囲は狭いがけっこう遠くまで照らしているし、街灯の明かりでも映っているから、内蔵ソフトウエアが結構頑張ってる感じ。

値段の安いサイトを探し回ると、FI8905が$95.58でShipping Freeなるところを見つけ、ポチってしまった。もちろん支那のサイトで、詐欺られてるかもしれないので、もしもの場合に犠牲者を増やさない為にURLは貼らない。

7,848円で防水の赤外線LEDが60個付いたネットワークWifiカメラですよ?Unbelievable!

単なるUSBカメラのDC-NCR13Uに比べると、実売の価格は倍程度しか変わらないので、FI8905Wのコストパフォーマンスは凄すぎる。

まあ、DC-NCR13Uは屋外用では無いので比べるのが間違ってるのかもしれんが、屋内用のFI8918Wだって値段はFI8905Wと大差無いし、モーターでカメラ動くし、ネットワークWifiだし、暗闇でもかなり遠くまで映るしコストパフォーマンスがかなり良いと思う。

しかし、円高もあるが、ここまで価格が安くなると国内産業は厳しいねえ…。