http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100411-OYT1T00254.htm
「交渉のボールは日本にあるに決まっている」
米政府関係者は10日、こう声を荒らげた。
岡田外相は先月末、ルース駐日米大使らとの会談で、沖縄県名護市にまたがる米軍キャンプ・シュワブ陸上部や鹿児島県の徳之島などを柱とする移設案を米側に説明し、日本側は「ボールは米国に投げた」と楽観視していた。
だが、米側は不信感を募らせた。安定的な基地運営に不可欠な地元合意がないばかりか、示された資料は「素人同然の内容」(日米外交筋)。専門知識を持つ外務、防衛両省が深く関与していないためのようだ。
あー、なるほどなあ。
党首討論で、強気に「腹案はある」とか言ってたのは、アメリカに案を投げて、了承を得たら、地元の了承無しに勝手に決めて、「地元は同意してくれると信じている」ってやるつもりだった訳だ。
もし、アメリカ側が同意しないとなれば、「アメリカが同意しないせいで進まないからしょうがない」って開き直るつもりだったんだな。
しかし、アメリカ側も、鳩山政権が自分達に責任転嫁するであろう事は予想していて、「地元の同意がある事」って前提条件を必須としていたから、地元同意無しの案なんて最初から論外なのは分かりきった事。
それにも関わらず、地元了承無しの案をアメリカ側に提示したってのは、自分達の意図が見抜かれている事を、全く理解できて無かった訳だな。
恐らく、鳩山は側近の助言で動いているのだろうが、そいつはこの普天間の問題で、「アメリカの我儘で決まらない」と国民に反米意識を植えつけようと思っていたのかもしれん。
しかし、前提条件付けられている段階でそれが無理って分かり切ってるだろうに、底抜けのド阿呆だな。