http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101130/plt1011301704009-n1.htm
クリントン米国務長官を激怒させた民間の内部告発ウエブサイト「ウィキリークス」による秘密外文書の一部公開問題。米ニューヨークタイムズと英ガーディアン紙は一連の公電の中に、「中国は、ここ数年の北朝鮮の暴走にウンザリし、将来的にはソウルが主導権を握った統一国家になるべきだと思っている」、という内容があったと報じた。
2010年12月1日の関西テレビのニュースアンカーの「青山繁晴のニュースでズバリ!」のコーナーで紹介されていたが、韓国の政府高官に対し、中国の外相が言ったという在韓米国大使館の公電であり、勿論の事、米国大使が中国の外相に直接聞いた話では無いという事。
ガーディアンの原文を見てみたが、青山さんの指摘通り、末尾にこういうアホな文があった。
7. (S) Chun acknowledged the Ambassador’s point that a strong ROK-Japan relationship would help Tokyo accept a reunified Korean Peninsula under Seoul’s control. Chun asserted that, even though “Japan’s preference” was to keep Korea divided, Tokyo lacked the leverage to stop reunification in the event the DPRK collapses. STEPHENS
「日本は(統一朝鮮の強大な力を恐れ)朝鮮半島の分断を望んでいるが、それを止める力は無い」
青山さんは「韓国人は、『日本は韓国が気になって気になってしょうがなくて、韓国と北朝鮮が統一して強大な国になる事を恐れている』と思っている」と番組で述べていた。
韓国の新聞を見ていると、昔からこういう記事があり、民間の世間知らずが自意識過剰な妄想で悦に浸っていると微笑ましく見ていたものだが、まさか、政府高官が本気でこういう事を米国大使に語っているとは思わなかった。
まあ、韓国の新聞は希望的観測というか、自分に都合の良い自意識過剰の妄想で飛ばし記事を書き、当事者に「そんな事実はありません」と言われる事が多々あるが、政府役人も同様である事が今回分かったので、中国が韓国による北朝鮮統一を望んでいるというのは、ほぼ間違いなくガセ。
支那が北鮮を見捨てたというのは正しいだろうが、それが北鮮を南鮮が統治する事を支那が望む事にはならない。北鮮崩壊時には、日清、日露戦争時代と同じ様に支那とロシアが領土拡張を目指し、北鮮に出てくる事だろう。