ミトロヒン文書

言志Vol.4の藤井聡京都大学教授のコラムに、「メディアに対する海外の諜報機関工作――ミトロヒン文書を読み解く」というのがあり、ソ連のKGB工作員が日本の新聞各社に深く浸透していた話が書いてあった。

1992年にワシリー・ミトロヒンがイギリスへ亡命した際に膨大な量のKGBの文書が持ち出され、各国への工作活動が明るみに出た話だそうだが、全然知らんかった。

まあ、これにより、KGBのスパイ網は壊滅状態になったらしいが、今の新聞の論調を見ると、明らかに外国の影響下にあり、日本の国益を損ねて、外国へ利益誘導を図っているものが目立つ。

デフレ誘導もその一つで、日本の国内総生産を減少させ、日本国民を支那製品しか買えないような貧乏にし、軍事費に金を使う余裕を無くさせる事を目的としている。

デフレは通貨供給量が少ないから起こるのは明白なのに、日銀は、1%でもインフレ傾向になりかかると通貨供給量を減らして金融引き締め、2%物価が下落しても何もせず、明らかにデフレ誘導を行なっている。

余りにあからさまにおかしいので、最近、「海の向こうから指令を受けてるのではないか?」と叩かれはじめて、ようやく「将来10兆円の金融緩和を行うかもねー」と白川が発言。

そしたら、予想に反して円安が進行したので、人民日報の中国語記事で「日本は円安誘導するな」と書かれ、それを日経新聞が日本語訳して報道したが、指令はこうやって白川に届けられる訳だな(笑)。

円高元安で、日本を支那製品漬けにし、同時にデフレ誘導で国富をどんどん失わせるという工作も、安倍政権になると成り立たなくなりそうだが、マスコミの中の工作員は安倍をどんな手段を使ってでも潰そうとするだろう。

前回の衆議院選挙で民主党に投票したおバカさんを再び騙すには、第三極。これを持ち上げて、「民主党も自民党も古い政治はダメ。時代は第三極」ってやるのが日本の国力を削ぐのに一番良い。

誤算だったのは、支那が嫌いな石原慎太郎が維新のトップになっちゃった事だが、そこで持ち上げる対象を小沢にシフトしつつある。

まあ、どの道、第三極も選挙互助会という性格は民主党と変わらず、敵対勢力の足を引っ張って政権を取ったら、内ゲバやって自滅するというパターンになるので、マスコミのイチオシは第三極。

マスコミが報道する扇動記事は、何が目的か?誰が得をするのか?という事を考えて読まないといかんね。