米国の北鮮軍事行動の確率が高い理由

在日米軍には横須賀を母港とする空母ロナルド・レーガンがある。北朝鮮に示威行動をするにはこれで充分過ぎる程である。

トランプ大統領就任の日に日本に到着する日程で、サンディエゴから空母カールビンソンが極東に派遣されていて、米南鮮軍事演習に参加し、シンガポールを経て、オーストラリアへ表敬訪問予定だった。

しかし、それをわざわざ呼び戻し、「朝鮮半島へ向かっている」と米軍は発表している。空母二隻も使って何をやろうとしているのか?

北鮮の東岸と西岸の同時攻撃で、もぐら叩き式に移動式ミサイル発射台を叩いて、在日米軍基地へミサイルを打たせないようにする為には、二隻の空母が必要な訳だ。

これをやると、南鮮や日本に多大な被害が出る可能性があるからやらないだろうという希望的観測や確証バイアスによる楽観論を唱える向きもあるが、米国人にしてみれば、朝鮮人や日本人の命よりも米国本土の人の安全が最優先である。

弾道ミサイル実験で西海岸まで飛ぶようになればもう遅いから、やるなら今しかないのである。米軍の動きを受けて、北朝鮮は弾道ミサイル発射実験を急いでいるようだが、今度は米国西海岸近海まで飛ばす事を目指すだろう。

米国本土まで届く事を米国民に知らしめ、米国世論の厭戦気分を高める事しか北朝鮮の生き残る道は無い。しかし、米国は北朝鮮を潰すと決めているからもう遅いのである。

作戦決行日は新月の4月26日夜から27日未明にかけてが濃厚。
月明かりがあれば、夜目の効くものなら4km先を見る事ができるので、ステルス攻撃機だろうが、肉眼で見え、対空射撃の目標にできるなら撃墜される確率が上がる。

米軍は犠牲を少なくする最善手を採るので、目視で補足され難い新月の日を絶対に選ぶ。

何事も無ければそれが一番良いが、もし作戦が実行された場合、北朝鮮が弾道ミサイルに毒ガスを載せてくる可能性があるので、水、食料の備蓄をしておいた方がいいだろう。