ATCOM IP08

会社でATCOMのIP08の設定をやった。

同僚が設定していて、転送設定ができないとの事で、わしが見る事になった。
BAPsのfirmwareアップデート済みだったが、#を押しても”Transfer”っておねいちゃんの声が聞こえず、DTMFがスルーされてる感じ。

シリアル端末で、
ipkg remove asterisk-1.4.4
ipkg install asterisk-1.4.20

ってasteriskのバージョン上げても変わらず、しまいには、Grandstreamの電話機では繋がらず、ソフトフォンなら繋がるという謎の現象になってしまったので、BAPsのファームウエアは放棄!

ATCOMのDownload centerから、ファームウエアを落っことしてアップデートすると、転送の#押下は認識するようだが、電話がブチ切られる。

asterisk -vvvr でモニタすると、pbx-transferの音声ファイルが開けませんとかいうログが出ていた。

ファイルの位置を調べると、
/persistent/asterisk/sounds
とかにあるみたいで、

/var/lib/asteriskのディレクトリで、
ln -s /persistent/asterisk/sounds .

とシンボリックリンク貼ってやったら動いた。

AsteriskNowは、asteriskを作ったdigiumが作っただけあって、非常に良くできている。

パッケージのビルドさえ完璧であれば、GUIで設定できて、簡単なのだが、そうでない場合は、Linux弄る知識が無いと、とても触れたもんじゃない。ちょっと残念な製品だな。

シグナルハンドラ

シグナルハンドラ内では、malloc()やprintf()系が使えず、thread safe な関数しか呼べないので、シグナルハンドラではキューに記録して、メインルーチン内でキューを取り出して処理する形式を考えてみた。

実際に動作させてみると、0.5秒毎にタイマーが起動してキューにシグナル番号が積まれるが、メインルーチンで、0.05秒毎にキューをチェックするので、キューに積まれるシグナル番号は殆ど増える事は無く処理される。

30:30 sigevent:0
30:30 sigevent:0
30:30 sigevent:0
30:30 sigevent:0
30:30 sigevent:0
30:30 sigevent:0
31:31 sigevent:35
31:31 sigevent:0
31:31 sigevent:0
31:31 sigevent:0
31:31 sigevent:0
31:31 sigevent:0
31:31 sigevent:0

実行すると、こんな感じ。

表示しているのは、
キュー先頭(head):キュー末尾(tail) sigevent:シグナル番号
というフォーマットになっている。

しかし、Ctrl-Cを押しっぱなしにすると、メインルーチンでは、usleep()から抜けないので、キューにSIGINTが積まれまくる。

130:130 sigevent:0
131:131 sigevent:35
^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C^C132:42 sigevent:2
133:42 sigevent:2
134:42 sigevent:2
135:43 sigevent:2
136:43 sigevent:2
137:43 sigevent:2
138:43 sigevent:2
139:43 sigevent:2
140:43 sigevent:2
141:43 sigevent:2
142:43 sigevent:2
143:43 sigevent:2
144:44 sigevent:2
145:44 sigevent:35

ちなみにこのキューはオーバーフローすると、古いデータを捨てるようになっている。オーバフローを確認する方法は作ってない(笑)。

Ctrl-Cを離すと、メインルーチンでキューに溜まっているデータをせっせと処理し、キューの先頭のheadの数字と末尾のtailの数字がみるみる接近していくのが見て取れる。

これで、メインルーチンでシグナル割り込みを検知し、malloc()、printf()使いたい放題。
難点は、ちょっとリアルタイム性が悪くなるという点だな。

このプログラムはリアルタイムライブラリを使うので、コンパイル時には -lrt オプションがいる。

待ってくれないsleep

というC言語のプログラムだと、1秒待ってループってな感じだけど、create_timer()とかでタイマー作ってシグナル割り込みがあると、時間に関わらず、シグナルが発生した時点で、sleep()から抜けるんやな。

メイン処理で、sleep()で1秒間隔、タイマーの割り込みで0.5秒間隔でシグナルが発生するとすると、sleep()は必ず-1の戻り値で抜けてしまい、メイン処理は0.5秒間隔でループするんだな。

シグナルが来たら、メイン処理で何かするって組み方だと、sleep()がシグナルで抜けてくれた方がデッドロックが無くて良さそうだ。

RBIO-2U

社長にRBIO-2Uを買ってもらった。

USBインターフェースだが、Ubuntu 9.04 Desktopのマシンに繋いだら、USB Serialportとしてサックリ認識。

ターミナルで”PCR01″とかコマンド送るとリレーがカチカチ作動する。

使い方は色々あるが、例えば、パソコンの温度が高い時に、外付けの強力な電動ファンのスイッチを自動で入れるとか、炭酸ガスボンベのソレノイドバルブを開閉するとか応用次第で色々楽しそうな事ができそうだ。

リレー出力10、入力4だが、入力ポートが結構おもしろい。GNDと入力の線を短絡させて、RBIOに”FB0″とコマンドを送ると”0″と返ってきて、開放状態だと、”255″という文字列がシリアルから返ってくる。

これも色々と応用が効くが、出力と入力と合わせて、電動ねずみ取り機とか作れるな(笑)

餌のチーズに触れると、入力で検知して、リレー出力で扉をガシャンと電動で閉じるってな具合。果てしなく無用の長物感がするが、まあパソコンで入力の判断と出力ができるってのが色々応用できて、おもちゃとして面白い。

UCAM-DLF30MBK

UCAM-DLF30MBKを社長に買っ貰った。
早速、Linuxマシンに接続してみたが、xawtvで何の苦労も無くあっさり使えた。

で、キャプチャソフトを探してみると動体検知ができる motion なるものがあった。
これは良くできていて、daemonとして常駐し、httpでコマンドが送れる。

マニュアルでスナップショットを取るとかできるし、イベントトリガーで、キャプチャが終わったら、任意のコマンドを実行するとかできる。

組み立て方次第で、機能拡張できるから、システムに組み込むのに便利だ。

家で色んな箇所を監視するんだったら、これよりも、ZoneMinderの方が良さそう。

RTX-1200設定

ひかり電話で使用しているフレッツ光のインターネット回線が、接続されずに遊んでいるそうなので、RTX-1200の設定弄って、メインのインターネット接続が障害で落ちた場合に、フレッツ光の回線を使うように設定した。

ip route default gateway pp 1 hide gateway pp 2 weight 0
ip lan3 address dhcp

pp select 2
description ntt
pp keepalive use off
pp always-on on
pp address 192.168.24.1/32
pp enable 2

と設定して、CTUの線をRTX-1200のlan3へ入れた。
RTX-1200はCTUのDHCPからIPアドレスを貰って、lan3インターフェースのIPアドレスが決定する。

自席のマシンから、ping 192.168.24.1 ってやると応答があるので、ちゃんとルーティングされてるっぽい。

非常時の回線として、一応、インターネット接続だけは確保できるが、VPNまでやろうと思ったら、CTUを取っ払って、ONUへRTX-1200を繋いでPPPoEとかでネゴればいいのかな?

しかし、VG820aを普通にRTX-1200にぶら下げて、ひかりオフィス電話が使えるのかよく分からん。多分、VG820aのパケットを、ONUのインターフェースを通るようにRTX-1200を設定してやらないと電話は使えないだろう。

あ、VG820aに固定IPアドレスを振って、
ip route 192.168.XXX.YYY/32 gateway pp 2
って設定してやればいいのか。

まあ、VPNを完全にバックアップ回線対応とするには、VPNの接続相手のルータ全ての設定やらないといけないから、お手軽にできるのは、CTUにぶら下げるところまでだな。

AHCI HotPlugを試す

Ubuntu 9.04 desktopでSATA IIディスクのHotPlugを試してみた。

挿した途端に、/var/log/messagesに認識されたログがでて、fdisk /dev/sdb もちゃんとできた。2台めの増設とか、RAID1の不良ディスク交換などは、AHCIなら無停止でできる訳だな。

あとやってみたいのが、RAID1で/dev/sdaがdegradeしたケース。
抜いたら /dev/sda が消えて、挿したら再び、/dev/sda が現れるのかな?

/dev/sdb になる場合は、抜き差ししても /dev/sdb として認識したから、多分、 /dev/sda でも大丈夫そう。

いつもは、VirtualBoxでシミュレーションしているが、SATA IIのディスクのHotPlugだけは、実機を使わないと試せないから、今の内にノウハウを貯めておこう。

RAID mdadmメモ

マシン起動時に、RAID1を構成するハードディスク2台中1台がdegradedになってる時、mdadmdで、「不良ディスクがあるけど起動するか?」って聞いてきて、’y’を入力しないと、コマンド待ちで止まってしまう。

これでは、稼働率が落ちてしまうので、入力待ちにならないようにするには、
echo 1 >/sys/module/md_mod/parameters/start_dirty_degraded

とやれば良い。

RAIDの状態がおかしくなっていれば、どの道、mdadmdにより、メールが飛ぶから分かるし、対処するまでは稼働し続けるのが望ましい。

Ubuntu 9.04 の動画プレーヤーでDVD再生の音が出ねえ

mplayerとかVLCでDVDは再生できているが、動画プレーヤーのtotemで映像が出るのに音が出ない。

Ubuntuのフォーラムに書いてあった

sudo wget http://www.medibuntu.org/sources.list.d/jaunty.list –output-document=/etc/apt/sources.list.d/medibuntu.list sudo apt-get update && sudo apt-get install medibuntu-keyring && sudo apt-get update sudo apt-get install w32codecs libdvdcss2 non-free-codecs

対策を実施するも、やっぱりtotemで音が出ない。

まあ、動画プレーヤーのDVD再生だけだからいいけど。

【Ubuntu 9.04 on USB Memory】更にRAMDISK化とwine入れた

~/.mozilla と ~/.mozilla-thunderbird のディレクトリをRAMDISK化。

これも、再起動、または、シャットダウン時に書き戻す。FirefoxのWebページ閲覧時に、USB MemoryのLEDがチカチカしていたのが無くなった。

今の所、書き戻しているのは、

/var/log
/var/cache
~/.mozilla*

で、rsync -a –delete …でやっているのだが、実は、昨日、/var/caheの書き戻しに失敗し、全部消えてログイン出来なくなった(笑)

/var/cache をRAMDISK化するのは、インストールしたパッケージを残す設定にしていたりすると、非常に大量の容量を必要とするから、実メモリが少ないマシンは要注意。

後、wineを入れてみたが、tvantsとか動いて感動。
時代は進んだものだとしみじみ思う 🙂