昨年末頃に内蔵ハードディスクがお亡くなりになり、Ubuntuはバックアップから外付けUSB RAID1ハードディスクに復旧して、WindowsはUSBハードディスクにインストールできないので、放置していた。
日曜にふと思い立ち、内蔵ハードディスクにWindows10をインストールし、Windows11 をISOでダウンロードして、マウントし、setup.exe /product server で強制インストールした。
Windows11 を直接インストールをしようとすると、PCが要件に合っていないので、拒否されるが、Windows10環境で、コマンドで先のセットアップを実行すると、要件チェックされないのでインストールできるのだ。
EFIのブートディスクが2つという事になるが、Ubuntuのgrubの起動メニューで、チェインロードにより、UbuntuとWindowsを選択可能にして起動できるようにする。
/etc/default/grub を編集して、GRUB_DISABLE_OS_PROBER=false を有功にし、次のコマンドを実行。
# os-prober
# grub-update
grub menu に Windows bootloader が表示されるようになった。
で、Ubuntu にて Windows 11のHDDをマウントしようとしたら、マウントできない。
Webで調べると、Windows11で高速スタートアップが有功になっていて、ディスクにゴミがある状態な為、マウントできないとの事。
ユーティリティの「ディスク」を使って、/dev/sda3 の「マウントオプションを編集……」で、「ユーザーセッションデフォルト」をOFFにしてやるとよいらしい。
そうすると、マウントはできるようにはなったのだが、ファイルをコピーしようと思ったらできない 🙁
再起動して Windows11のコントロールパネルで、高速スタートアップを無効化し、いざ、Ubuntuを起動すると、Failed to start: gdm.service とか出て起動しない。
Ctrl+Alt+F3 で端末ログインして、mount を見てみると、ルートFSが読み込み専用になってる。
こういう場合は、ディスク異常とかが定番だが、fsck しても異常なし。
/etc/fstab を見ると、さっき指定した /dev/sda3 のマウント定義が追加されているのだが、ルートのドライブ指定が消えている 🙁
そりゃ、fstab で起動ディスクの設定消えとったら、起動ディスクが read-only でマウントされて、read-write で remount されないから、読み込み専用のままだよなあ。
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# /etc/fstab: static file system information. # # Use 'blkid' to print the universally unique identifier for a # device; this may be used with UUID= as a more robust way to name devices # that works even if disks are added and removed. See fstab(5). # # <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass> # / was on /dev/sda2 during curtin installation /dev/disk/by-uuid/f227ee12-58e9-4291-acbd-8844f1448474 / ext4 defaults 0 1 /swap.img none swap sw 0 0 |
# mount -o rw,remount / を実行して、/etc/fstab にルートのファイルシステムの定義を追加して復旧。
何で起動ディスクの設定が消えたのかさっぱりわからんけど、かなり初見殺しなOSですな 🙂