Let’s note CF-W2 や VirtualBox 4.0.4 における Ubuntu 10.04 で拍子抜けする位にあっさり10.10へのアップグレードができたので、Dell Studio 1558にインストールしているUbuntu 10.04 をそんなに深く考えずアップグレードした。
手順は、アップデートマネージャの設定でアップグレードリリースを「長期サポート版(LTS)のみ」から「通常のリリース」に変更。
再チェックして、アップデートモジュールが無い事を確認してから、「10.10へアップグレードできます」ってのをポチっとやり、後はsamba、dovecotの設定ファイルを保持で、alsaは置き換え。
再起動させたら
|
error: the sumbol 'grub_puts' not found grub rescue> |
ときたもんだ。
こりゃまいったね。まさか起動不能になるとは微塵も思って無かった。
ls (hd1,5) とかやっても Bad Filename とか言われてダメな雰囲気がありありと出ている。
で、Let’s note CF-W2 でfirefox起動してGoogle 先生にお伺い。
こんなん出ました。
という事で、10.10 LiveCDを作る為にISOイメージをダウンロード。Let’s note CF-W2のUbuntu 10.10でイメージを焼こうとするも失敗して焼けず、2枚のCD-Rをダメにした。
まあ、生CD-Rの空きが16MBという表示がでていたので、焼けない感がもーりもりだったが…。
仕方がないので、Dell Studio 1558のLinux起動用USBメモリをぶっこ抜いてWindows7を起動。
こちらでは無事焼けたので、このLiveCDでUbuntu 10.10を起動。
アプリケーション>アクセサリ>端末 でターミナルソフト起動。
sudo fdisk -l
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
|
ディスク /dev/sda: 640.1 GB, 640135028736 バイト ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 77825 Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes ディスク識別子: 0x0ff34e2b デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sda1 1 5 40131 de Dell ユーティリティ /dev/sda2 * 6 1918 15360000 7 HPFS/NTFS /dev/sda3 1919 27414 204796620 7 HPFS/NTFS /dev/sda4 27415 77826 404928513 5 拡張領域 /dev/sda5 27415 76674 395676672 83 Linux /dev/sda6 76674 77826 9250816 82 Linux スワップ / Solaris ディスク /dev/sdb: 7973 MB, 7973371904 バイト ヘッド 96, セクタ 22, シリンダ 7373 Units = シリンダ数 of 2112 * 512 = 1081344 バイト セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes ディスク識別子: 0x00000000 デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム /dev/sdb1 * 4 7374 7782400 b W95 FAT32 |
という構成で、Grub が Windows7のシグネチャを破壊しないようにブートローダはUSBメモリに入れてある。
sudo mount /dev/sda5 /mnt
sudo mount –bind /dev /mnt/dev
sudo mount –bind /proc /mnt/proc
sudo mount –bind /sys /mnt/sys
sudo chroot /mnt
apt-get install grub-pc
とやったら既に入ってると言われたので、インストールはしていない。
grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
grub-install /dev/sdb
No error だったので、LiveCDを終了して再起動。
そしてGrubの起動メニューが出て、無事に起動するようになった。
しかし、それだけでは終わらなかった。
ログイン画面になり、アカウントをクリックした途端、画面が暗転し、またログイン画面が出て、暗転というのを数回繰り返すという現象が発生。
画面の右下の電源アイコンクリックしても暗転してログイン画面を繰り返すので、ログイン画面が安定したところで電源ボタンを押す。するとシャットダウンメニューが出るので再起動を実行。
思い当たる事は、Dell Studio 1558はMobility RADEON HD5470で、プロプラエタリドライバを使っており、ビデオドライバのアップグレードに失敗しているのだろう。
Grubのメニューでrecovery modeのカーネルを起動。またもや日本語が文字化けしたメニューからXほげほげってのを選び、低解像度モードでXを起動。
Synaptic パッケージマネージャを起動して、設定のリポジトリを見る。他のソフトウエアのタブでmaverickへのアップグレード時に無効化されました(http://ppa.launchpad.net/ubuntu-x-swat/x-updates/ubuntu)なんてのがあるので、
http://ppa.launchpad.net/ubuntu-x-swat/x-updates/ubuntu
http://ppa.launchpad.net/ubuntu-x-swat/x-updates/ubuntu main
http://ppa.launchpad.net/ubuntu-x-swat/x-updates/ubuntu main (ソースコード)
の3つにチェックを入れる。
そして、fglrxで検索し、
fglrx fglrx-amdcccle fglrx-modaliases xserver-xorg-video-radeon
の4つをアップグレード指定して適用をポチっとな。
再起動して通常起動したら、やっとまともに起動した。
Linuxの維持管理は機種によって難易度が全然違うなあ。