新基幹システムの開発リーダから、Javaの学習の取っ掛かりとなるサンプルを作れとか言われた。
わしとしては、皆で分担して NetBeansを触って、互いに教えあって、組織としてのJava開発能力を上げるという相互利益になる方法で開発力を上げる方針だった。
で、そういう形式にしたらどうだ?と言ったところ、自分は文書書きをしなくてはならないからできないと宣うた。
この開発では、できる限り、文書作成を省略してやるという話で、このリーダの作る文書というのは、データフロー図等であり、上部に評価する組織があるなら必要だろうが、それを理解、評価できる人物がそもそも存在しない。
画面遷移図を作成し、実際に使う現場の承認を取れば良いのではないか?とわしが言っても、頑として、誰も理解できない図を作る事が必要だと言い張り、コーディングから逃げようとする。
つまり、このリーダは、人の組んだコードを少し弄って「ぼくが作りました」ってのをやりたいようだな。
恐らく、今まで人の組んだコードを少し弄って改造ってな仕事しかして来ていないのだろう。わしはそういう仕事もしてきたが、NetBeans のサンプルを触りあぐねている状態だから、その作戦は確実に失敗するだろうな。
だが、わしにしてみれば、当初目標の Java開発能力の習得ができるから、せいぜいわしの技術者としての価値を上げる事に利用させて貰おう。
今の部門は3人居るが、幸いあと一人は全くやる気が無いようだから、わしとしては、悪いけど最初から開発メンバーとは見ておらず、員数外だ。
しかし、妙にやる気を出して「教えて下さい」なんて来た日には、わしのコーディングに支障が出るから、今の状態は、かえってありがたいな。