慣らし運転

リビルドエンジン載せたRX-7が10日に戻ってきたので、鳴らし運転をやっている。

前方ローターのアペックスシール割れが主原因だが、エンジンを見てみると、
・後方ローターがカーボンまみれ。前方のアペックスシール割れのローターは綺麗に焼けている。
・エンジンからオイル漏れで、恐らくエンジンフレームが歪んでる

との事で、運が良ければアペックスシール交換位で済むかと思っていたのが、エンジンの構造自体がいっちゃってたので、仕方なく交換する事にした。

ついでなので、新品にしようかとも思ったが、「多分、頼んでから製造」なんて言われ、長期入院は嫌なのでリビルドエンジンにした。中古部品と新品の組み合わせのエンジンだが、お値段は多分10万円位安い。

詳細を車屋に聞くと、他にラジエターにオイルが回っていたとの事で、これもエンジンフレーム歪みで冷却水配管からエンジンオイル侵入と思われるが、熱でエンジンフレームが歪むのはよくあるみたいで、酷いのになると、エンジン内に冷却水が入り込んでシャバシャバになるとか。

アペックスシール割れには思い当たる事が多すぎる。
まず、新車で買った時のブレーキパッドは10年間7万キロ走行まで替えなかった。毎年車屋に点検に出してはいるが、残ミリ数OKで、要交換にならなかったのだ。

前のトレノは多分、5年間で5回は替えている。ブレーキを踏んだらディスクに金属の爪が当たってキーっと鳴るのは何回も聞いた。しかし、RX-7では車屋が点検の時に残ミリ数で交換してしまったので、わしはその音を一回も聞いていないのだ。

ブレーキパッドが減ってないという事は、ブレーキを踏んでいないという事で、減速にエンジンブレーキを多用した結果であるので、エンジンには相当負荷がかかっていただろう。

あと、新車から3年くらい、100%化学合成エンジンオイルを使っていた。途中で車屋に鉱物油が良いと言われて変えたのだが、それまではアペックスシールによろしくないとの噂の100%化学合成オイルを使っていたのだから、もしかするとそれがアペックスシールを劣化させたのかもしれない。

しかし、ロータリーエンジンというのは、量産品という感じがしない。実験機という感じで余りにも脆い。今時の車に乗り換えれば家電のような感覚で、何の心配も要らなくなるのだろうが、居住性重視で背が高く、荷物運搬重視で箱型のまさに「貨物自動車」というものは堕落した感じで絶対に乗りたくない。

頑張ってRX-7に乗り続けるぞな。