w4-820でlinux grub2成功編

このページ見ていて、
[FAQ] Asus T100: Installing custom OS (android/ubuntu/*nix/Windows 7/Windows 8 x64) – xda-developers.

Asus T100 での起動というのが先行しているという気がしたので、”Asus T100 linux”でぐぐってみると、

Booting Ubuntu on the Asus Transformer Book T100 – Liliputing.

というページで USBメモリで起動している記述があった。
Ubuntu 13.04 64bit のインストールCDを使っている!?

という事で、ubuntu-12.04.3-desktop-amd64.iso でUSB起動ディスクを作成する。

Screenshot_from_2014-03-30 10:41:17G-Tune NextGear のWindows 8.1 回復ディスク作成用に買っていた 32GB USBメモリがあったので、それを使用。

先の
[FAQ] Asus T100: Installing custom OS (android/ubuntu/*nix/Windows 7/Windows 8 x64) – xda-developers.

で、 bootia32.efi をダウンロードして、作成したUSB起動ディスクの /EFI/BOOT に配置してやる

たったこれだけ

得体の知れないファイルのダウンロードが嫌という場合は、拙ブログのw4-820でlinux grub2失敗編

そして、grub2-efi-bin のパッケージから必要なファイルを取得。
$ apt-get download grub-efi-ia32-bin

ファイルを展開。
$ mkdir tmp
$ dpkg -x grub-efi-ia32-bin_1.99-21ubuntu3.14_amd64.deb tmp

とやっておいて、

noizumi@greyhound:~$ grub-mkimage -d tmp/usr/lib/grub/i386-efi -o bootia32.efi -O i386-efi -p /boot/grub ntfs hfs appleldr boot cat efi_gop efi_uga elf fat hfsplus iso9660 linux keylayouts memdisk minicmd part_apple ext2 extcmd xfs xnu part_bsd part_gpt search search_fs_file chain btrfs loadbios loadenv lvm minix minix2 reiserfs memrw mmap msdospart scsi loopback

と自分で作成するも良し。わしの環境はUbuntu 12.04 LTS 64bitのUEFIなので、Legacy環境の人はこれでできないかもしれない。

USBメモリを挿してw4-820を起動させると、grub2のメニューは出るが、わしはPS/2キーボードしか持っていないので、”Try Ubunt”が選択できない。

そこで、USBメモリの /boot/grub/grub.cfg を編集して、

# Timeout for menu
set timeout=5

を追加してやる。

これで5秒カウントダウン後に Ubuntu が起動するが、Xの起動に失敗しているのか、コマンドプロンプトが出て止まる。

しかしながら、わしはPS/2の(以下略

【皇紀2674年4月6日11:00追記】

Booting Ubuntu on the Asus Transformer Book T100 – Liliputing.
このページに書いてあるが、

/usr/lib/xorg/modules/driver/vesa_drv.so
を削除するかリネームすると、Xが起動する。
しかし、LiveCDの構成ではタッチパネルが使用できないので、キーボードとマウスは必須。

【/皇紀2674年4月6日11:00追記】

もしかしたら、別のバージョンならXが起動するかもしれんが、又の機会に試してみるかのう。

【皇紀2674年4月6日11:00追記】

Ubuntu 13.10 64bit のLiveCDイメージだと解像度が合ってないのか壊れたテレビの様な画面になり、まともに操作するのは不可能。

こちらはタッチパネルが効いていて、画面を触ると反応する。

【/皇紀2674年4月6日11:00追記】

w4-820の一個しかないUSBの口にUSBメモリを挿してしまうと、キーボードもマウスも接続できないので、USB HUBでUSBメモリ、USBキーボード、USBマウスを接続して作業すると良いかもしれない。

しかし、UEFI 32bitだから、32bit のUbuntuを使用しなくてはいけないと思っていたが、まさか UEFIが32bitで、Ubuntu が64bitだったとは盲点だったのう。

【皇紀2674年4月6日11:00追記】

Intel Atom Z3740 は「インテル® 64」対応で64bitのプログラムが動くが、W4-820はメモリを2GBしか搭載していないので、メモリ効率を考えれば、64bitよりは、32bit版のUbuntuを使う方が良いだろう。

【/皇紀2674年4月6日11:00追記】

“w4-820でlinux grub2成功編” への6件の返信

  1. w4-820ユーザーです。
    Ubuntuはw4-820でも使えるのですね。
    私はUbuntuでなくAndroid-ia x86のインストールを試みましたが、
    Androidは32bitのUEFIに非対応だからといってbootia32.efiを持ってきても、
    Ubuntuと異なって今度はカーネルが32bitのブートローダーからのブートを
    受け付けないことが判明し、見事撃沈されました。
    WindowsとAndroidのデュアルブートはUEFIの64bit対応が決定的な分岐点となりそうです。

  2. あけましておめでとうございます。
    w4-820はバッテリバカ食い現象になり、今はdynabook tab s38/26Mを使用していますが、こちらもUbuntu 15.04、android x86共インストール不可能でした。

    android は
    http://www.android-x86.org/releases/releasenote-4-4-r3
    のEFIイメージです。

    画面が黒いまま止まってしまい、おそらく、インテルチップセット共通の問題だと思われます。

    http://www.slideshare.net/shimadah/201501-uefililotokaidopub
    http://cdimage.debian.org/cdimage/unofficial/efi-development/

    ここのdebianの32bit UEFI対応CDとUbuntu 15.04 32bitのCDをマージして、Virtualboxで32bit UEFIインストールに成功するCDを作成しましたが、dynabook tabで読ませたところ、黒い画面のまま止まってしまいました。

    今までの経験からすると、vesa_drv.so のせいで止まってる気がするので、本体インストールするにはCDのvesa_drv.soを無効にする必要があり、Ubuntu Customaization KitでCDを弄ろうとしましたが、途中でクラッシュして成功していません。

    動かす目的なら、仮想マシンでUSBメモリにインストールし、そこでvesa_drv.soをリネームか削除して、w4-820に読ませれば起動はできるようになる気はします。

    ただ、grub2でまともに起動デバイスが認識できなくて、おそらくカーネルロードを手動コマンドで行わないと起動できないと思われます。

    そして、仮に起動できたとしても、現状では次の問題があるので余り積極的にやる気が起きないです。

    ・WiFiが使えない(新板のSDIOドライバを使えばできる可能性はあり)
    ・フラッシュ書き込みにバグがあってファイルが壊れる(解決した?)
    ・音が鳴らない(サウンドを認識しないという情報があり)

    実用に耐えられるレベルに持っていくには、余りにも手間が掛かりすぎるので諦めています。

  3. 返信ありがとうございました。
    そうですか・・・やはり難しそうですね。
    Wi-Fi・サウンド・フラッシュの問題は知りませんでした。試しにVMWareに
    インストールしたところでは普通にこれら使えていましたから・・・
    しかしVMWareで正常に使えるインストールディスクがなぜかiconiaで
    使えないんですね。LiveCD共々。
    ブートしかけるんですが、ご指摘の通り、黒画面で停止します。
    個人的にはゲームなどに使いたいんですが、同時タッチ不能なため
    VMWareでは問題あり。iconiaは茨の道。
    となると、残るはDuOSですか。
    これもエミュレータなので遅延に厳しい音ゲーでは使い物になりませんでしたが、
    セットアップが楽、安定、同時タッチ可、サウンド可、Wi-Fi可という感じで
    遅延がそれほど問題にならないゲーム限定ながら唯一の道ですかね。

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