竹藪刈り

最近、業者が来て竹藪を刈った。

わしが督促の仕事を親会社の総務部長から言いつけられた時期からしても、総務のおばちゃんが会長か総務部長に以前書いた様な事をそのまま言ったのだろう。

総務のおばちゃん的には竹薮刈るのは下っ端の役割と認識しているようだ。だから、親会社の経理の若い人を引き合いに出して、経理が刈ってるから、ウチも経理が刈るのだという変な理屈がまかり通るらしい。

正社員が本来、その人しかできない仕事を差し置いて、業務と関係の無い、ある程度誰でもできるような仕事をやるというのは、コストが非常に高い。

竹薮を刈るとなれば、日の出ている昼間にやる訳だから、昼間できなかった通常業務は夜間、残業時間にやる事となる。

残業時間のコストは1.25倍であり、言い換えれば、昼間に竹薮を刈る作業というのは、通常業務の時間外でやっているのと同じで、1.25倍のコストをかけてやっているのと等しい。

ならば、時給単価が安い業者にやらせた方が会社のコスト的には得という事になる。だから、わしは総務のおばちゃんの寝言など鼻から聞く気も無かった。

まあ、以前言ってた時は、秋口に言っていて、「薮蚊がすごい」とか嬉しそうに言っていたから、わしに竹薮を刈らせたいというのは嫌がらせのつもりだろう。 

まあ、こんなマヌケな非合理的な話が通るようでは、わしは即刻辞表を叩きつけて、おさらばしていたところだ。

業者を使ったという事は、労災などの厄介な問題を避けたというのもあるだろうが、一応、役員にまともな判断能力はあるようで安心した。