今日のニュースアンカーで、徳之島の大久保町長が中継で出演していたが、平野官房長官と会う条件は「徳之島を移転先から外す事」と言い、それ以外では会わないと明言した。
移転先の是非はともかく、この姿勢は策略にハメられない方法としてベストだ。
もし、徳之島が移転候補から外れない状態で、大久保町長が平野と会えば、「密約をしたのではないか?」と町民に勘ぐられるし、政府としても、町長と地元住民の離反を狙い、敢えてそういう噂が立つ事を期待して会おうとするだろう。
平野が三町長に鹿児島で会いたいという名目が、「反対集会がどういうものであったか尋ねたい」という事だが、理由として合理的で無く、既にそういう工作の為に会おうとしていた節もある。
今日の国会の党首討論で、谷垣自民党総裁が言っていたが、奄美振興予算がカットされているとか。これは箇所付けを小沢が一手に握っているから、小沢がやった事だろう。
長野知事選挙で、小沢は民主党推薦候補を当選させてくれれば、長野に道路を作る予算を付ける事もできますと明らさまな利益誘導をチラつかせた。
これと同じ様に、徳之島も、まず、予算カットで苦しくしてから、移転を受け入れれば補助金を出すと、同じ手口を使おうとした可能性が高いな。
想像だが、鳩山は小沢から「徳之島なんて札束で顔を叩けば、必ず言う事を聞くから、地元の意向なんかどうとでもなる」とでも言われていたのかもしれない。
4月頭に岡田が渡米して案の提示をした時、事前に米側から「地元との合意が大前提」と言われていたにも関わらず、地元に一切意向を尋ねる事無く、案を投げるという事をやったのは、金で言う事をきかせる事を予定していたとすれば合点がいく。
だから、反対集会が開かれ、強硬な反対姿勢が出てきた事自体、鳩山が事前に小沢から聞かされていた状況とは全く違っていたので、どうしてこうなったのか理解できず、「民意を勉強させていただく」という発言に繋がったのではないだろうか?
鳩山は東大卒で記憶力だけは良いようだが、状況判断能力や思考能力は壊滅的だ。だから、他人が決めたベストな解答を暗記して答えるのは得意だが、自分で判断や決断をして、最善の解答をする事ができないのだろう。
こんな人間に命運を委ねなければいけないってのは、日本国民はつくづく不幸だねえ。
がincreasingly loopy