尖閣ビデオ

段々とビデオ公開した海保職員の事が報道されているが、現段階では外国の工作機関の関わりは無さそうな感じだな。

しかし、良く考えると、海保職員が公開する前に、国会議員が視聴し、それをマスコミに漏らしていて、CGによる再現ビデオまで作られている始末だが、これで海保職員を本当に機密漏洩に問えるのか?

それとも、マスコミに話をした国会議員も機密漏洩で全員告発するのか?
現実問題として、それは無理だろうな。

もう一つの手として、刑事訴訟法の「捜査の証拠でビデオ自体を秘密にする必要があった」と言い張るには、中国人船長を起訴処分にしないと要件を満たさない。法の条文に「起訴する場合において」と明確に書いてあるのだから。

起訴処分の決定をするには、今回の件で怒った国民が検察に中国人船長の告発状を出し、それが9件検察で受理待ちになっていると聞くが、それを受理すればいいだけの話。しかし、検察は通常2週間程で手続きをするのを、1ヶ月以上伸ばし、受理しないでいる。

なぜ受理せずに放置しているのかと言えば、政府方針は、元々、国民が事件を忘れ、ほとぼりが冷めた頃に、こっそりと不起訴処分にして無かった事にする気満々だったから。

処分決定する前の犯人を釈放して国外へ逃亡させ、犯人が来日しない限り、公訴時効が永久に成立しないという前代未聞の馬鹿げた前例を作りたくないから、犯人起訴は絶対に避けたい訳だ。

ちなみに自民党政権下では、尖閣に上陸した中国人を釈放しているが、あれは刑法犯ではなく、入管法に定められた手続きで、国外退去処分という事で決着しているから、処分は甘々だが、法を曲げている訳ではない。

これで、私怨から、仙谷が海保職員を有罪にしようと躍起になっても、明らかに有罪の中国人船長を釈放してしまった愚かな自らの行為の自縄自縛のせいで有罪にするのは不可能だろう。

しかしまあ、国会中継を見てると小学校の学級会か?って感じだし、国の体を成してないお粗末な内閣だな。

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