Let’s note CF-W2 にUbuntu9.04でサーバにしているのだが、以前、9.10を試しに入れたら、新型ビデオドライバが Intel Chipset に厳しく、X Window表示が酷い状況になり、結局、9.04のままじっと我慢していた。
で、9.04の最終アップデートで、ビデオドライバを新型にされたせいか、GUIにできなくなってしまった。
まあ、サーバにしてるから別にGUI要らんけど、サポートされなくなってプログラムがどんどん古くなるし、セキュリティ的に問題が出てくるだろう。
Intel Chipset のビデオ表示でアップグレードをためらっていたが、これでは 9.04 のまましておく意味が無いのでこちらを参考に一挙にアップグレードを行う事にした。
アップグレードは設定をいかに引き継ぐかが課題となるが、今はVirtualBoxで仮想マシンを立てるのも楽だし、9.04の設定ファイルは基本的に変更無しにそのままにし、サポートされなくなったパッケージは削除、後で入れなおしと、最新バージョンの設定ファイルを見つつ、調整するってのでイケるだろう。
9.04→10.10に一発ではできず、段階を踏まなくてはならない。
まずは、9.04→9.10へアップグレード。
GUI使えないし、置き場所が手の届きにくい場所なので、Windows7のPuTTYからsshで繋いでリモートで
なんてやった。
ご丁寧に「sshでやると万が一の時に復旧大変だぞ、それでもやるのか?」と警告が出て、「うん」と答えると、「念の為にport 9004でもう一つssh待ち受けするから、繋がらなくなったらこっちで入れ」という手順になった。
実体験に基づき、かゆい所に手が届く実に見事な配慮だ。実際はマシンは目の前にあるのだが、リモートアップグレードも一応できるんだな。これ作った奴は神!
アップグレードしてると、時折設定ファイルを置き換えるか?と聞かれるので次の様に返答。
/etc/mysql/my.conf N
/etc/alsa-conf N
/etc/scim/config Y 日本語変換はAnthyになってるし置き換えてもいいだろう。
プロプラエタリビデオドライバ関係
/etc/ati/amdpcsdb.default Y
/etc/ati/atiogl.xml N (間違えて押した)
/etc/ati/control Y
/etc/ati/signature Y
これは、ハードディスクをdellのマシンに繋いでいた時に入ったやつかな?これは置き換えてもOK
/etc/dovecot/dovecot.conf 現在インストールされてるローカルバージョンを保持
で、「システムのアップグレードには再起動が必要」という事で再起動したら、あっさりと起動。何の問題も無くGUIで立ち上がった。
次に、9.10→10.04へ
折角なのでGUIで実施。アップデートマネージャを起動すると、「Ubuntu 10.04にアップグレードできます」とあるので、ポチっと押す。
聞かれる事は9.10へアップグレードした時と同じだが、
/etc/kernel/header_postinst.d/dkms N
と、DKMSの初めて質問があった。
アップグレードが完了して再起動すると…、GRUBの画面の後、ハングアップ 🙁
ping に応答しないのでとりあえず電源ぶち切り。
リカバリーモードで起動して、文字化けだらけのメニューから、「grub…」という項目を選んで、その後、resume ってやったが、GUIにならないので、そのままコマンドラインでログインした。
/etc/update-manager/release-upgradesを編集し、Prompt=normalにして、
sudo do-release-upgrade 実行。
設定ファイル上書きについては、10.04で聞かれる事と同じで、無事アップグレードが終了。
後はどの程度、システム整合性が保たれているか調べんといかんな。