青山繁晴氏を逮捕しろと言ったマジキチ政権

…水素爆発で飛んできた瓦礫がそのまま放置されているんです。そこに付着している放射線
物質の線量はとても高いのです。その瓦礫の処理を最初にやらなければいけないのに、それ
を怠ったまま作業をさせるから大きなホースを敷設したりっていう作業が出来ないんですよ。
ロボットでは出来ませんからね。作業員が「青山さん、これって順番が違うよね。瓦礫の処理を
して欲しい」と言っていたが、これが彼らが伝えたかったことだと思います。

何故処理しないかというと、瓦礫処理の為には構内に立て坑を掘ってそこに瓦礫をどんどん
落としていくしかないんです。ところが、構内と言えども福島県内ですから佐藤知事と官邸が
話し合って知事のOKが出てからやらなければならないんですが、菅政権はそれをやらずに
サボったままなんです。あの瓦礫が残っている限りはみんなが周りでいろいろ努力しても本当の
作業というのはなかなか出来ないから汚染水の処理もなかなか進まない。

(何故、官邸はそのGOサインを出せないんですか?の津田氏の質問に)
僕なりに聞いてみたんですが、官邸側は「いや、青山さん、知事も厳しい姿勢だし交渉するの
も大変だから、まずやらなければいけないことを…」と言うから、私は「あなた、それが違って
いるじゃないか、順番が。何であなたがそんな事も分からないのか。それはあなたが現場に
行かないからですよ。さっさと行けよ!」と、何度も言いました。

余談ですが、さっさと行けよと言われた官邸側は何をしようとしたかと言うと、僕を逮捕しようと
したんです。

「政権側から『青山繁晴を逮捕しろ』乃至は『…逮捕してくれ』と言われた」と、捜査当局から
僕に電話があったんです。それで、「逮捕するんですか?」と聞くと、彼は「いや、逮捕なんて
絶対にしません。違法性が全くない上に国民に知られるべき情報が知られてないから(原発の)
中に入らなきゃいけないんで、逮捕なんて勿論しません。私は私の責任で青山さんにこのことを
知らせました」と。

日本というのは警察だろうと何処だろうと必ず、少数ではあるけれど意外とその場所に良心的
な人がいて伝えてくれるんですよ。
その一方で、現場に行くべき人間が行ってなくて、現場に入ってその映像を流して吉田所長の
話を流したら、その後に、できるだけ放送させないように逮捕までやろうとしたというのが、この
菅政権なんです。