Ubuntu 12.04 64bit LTS の VirtualBox 4.2.6 r82870 の GuestOS の Windows 7 Professional 64bit で XPモードをインストールしようと思った。
客先に納品したパソコンで Windows 7 Home premium 64bit だったのだが、弥生会計09 をインストールしようとしたら、無情にも「64bit 環境にインストールできません」と拒否られた。
Windows 7 の64bit版は、32bit アプリケーションだと、C:\Program Files(x86) にインストールされるから大丈夫だと思っていたが、インストーラでOS種類を識別して弾くものがあるなんて思ってもみなかった。
Windows 7 Professional 64bit は仮想マシンだが、その仮想マシンの中で仮想マシンを動かそうというのは、かなり無茶な話。
Ubuntu 12.04 64bit LTS のVirtualBox で動かした Windows 7 Professional 64bit上で、XPモードのセットアップ
Windows の純正仮想マシンは VirtualPC というプログラムだが、これで XPモードのセットアップを行なうと、途中でUbuntu 12.04 の VirtualBox ごと落ちる。
恐らく、Microsoft の事だから、他者と差別化の為にかなりお行儀の悪い事をやってると思われる。
18回ほど頑張ってみたが、無理っぽいので、他の方法を検索すると、
Virtual PCではなくVirtualBoxでXPモードを実行する方法 : ライフハッカー[日本版].
ってのがあった。
しかし、Oracle VM VirtualBox 4.2.6 をインストールした状態で、VMLiteWorkstationPlugin をインストールしようとしても、「Sun VirtualBoxが無いよ。ダウンロードページを表示する?」(適当意訳)と言ってくる。
Virtual PC の XP モードを VirtualBox で動作させるために VMLite プラグインを利用する | すぐに忘れる脳みそのためのメモ.
を見ると、どうやら、Sun Microsystems の頃の古いVirtualBox を入れる必要があるようだ。
で、VMLiteを入れたら、XPモードの設定が始まり、無事インストール…と思いきや、XPのネットワークインターフェースドライバが入らない。
ネットが使えない仮想マシンで外部からファイルを入れるには、CDに焼く位しか手が無いが、面倒なので、再度VMLiteのインストールやり直し。
これで、Oracle VM VirtualBoxのバージョン上げれば、VirtualBox で XPモードとなるはずが、VirtualBox 起動しても仮想マシンが存在しない。再度VMLite のインストールやり直し。
何か、やる度に結果が違って、不安定極まりない。
で、何とかここまで来た。
これから VirtualBox を最新版にしたら、仮想マシン on 仮想マシンでWindows XPが動くようになるが、「客先のサイトをWindows XPのInternet Explorer 8 で見たらどうなるの?」位の使い途しかないな。