※一部ネタバレあり
映画評論家の前田有一さんが高得点を付けていたので、レイトショー見に行って来た。
映像が非常によくできていていて、リアリティ溢れる作りになっていた。宇宙マニアには納得できるよくできた映像だろうけど、お話的には余り重厚感が無いと思う。
そして、邦題の「ゼログラビティ」だが、原題はGRAVITYである。
邦題でゼロというのをなぜ付けたのか理解に苦しむ
ラストシーンは、セリフが無いが、主人公が無重力の地獄から生還し、立ち上がろうとしても無重力生活が長かった為、なかなか立ち上がれず、重力を感じながら立ち上がり、生きている事のありがたさを噛み締めるのを現していると思う。
そこで、タイトルの GRAVITY というのが出る事によって、映画の主張がこれだというのが分かるのだが、なぜ「ゼロ」を付けてしまったのだろう?
無重力アクションシーンが魅力の冒険活劇だよーみたいな風に解釈しちゃったんだろうか?
昔だと、適切な日本語に訳して、いかに観る人に的確に内容が分かるかという事に工夫していたと思うが、最近の映画の邦題って、おつむ使わずに単に原題をカタカナにしたり、的外れな解釈でトンチンカンになってたりと、非常に情けないと思う次第である。