YAMAMOTO 7500V

送られてきたので、1枚、テスト装着してみたが、顔を覆う面積が3M 1870や9210に比べ、少ない。ノーズパッドが薄いので、ちょっと不安感があるが、一応、空気漏れは無いようだ。

排気弁は上方には出ないようになっているので、眼鏡等が曇る事もないように考慮されていて、呼気が篭らないから、吐き出した空気を再び吸い込む感じが無く、呼吸は楽な感じで、結構良くできている。

ゴム紐は、3Mはヘボいが、山本光学のは編みゴム紐で、耐久度があり、紐を引っ張ると締め付け強度の調整が可能。

そして、金属不使用なので、分別せずに捨てられるようになっているが、これは電子レンジでチンしても、火花が散る事が無いから、帯電フィルタだったとしても、マスク品薄時には電子レンジでチンすりゃいいな 🙂

しかし、今日、スーパーであやしげな中国製マスク10枚入りを980円のボッタクリ価格で買ったから、取り敢えずはこのヘボマスクを毎日使い捨てで使い切ろう。

青い色でペラペラだが、ガーゼマスクよりはマシという品質で、1枚98円は高過ぎるな。普段、こんなの200円とか300円のレヴェルだろう。

しかし、ペラペラな分、N95に比べて呼吸が非常にし易いという利点はあるな。

スーパーでもマスクが並び始めてるし、コンビニでもマスク売ってるから、品薄状態は解消したようだ。暫くしたら、メーカ物のちゃんとしたプリーツマスクも市場に出回るようになるだろう。

新型インフルエンザの気になる動向

感染源不明の患者
(1)5月21日 京都市の小学生の感染確認
(2)5月26日 22日にフィリピンから帰国した家族の子供2人の感染確認
(3)5月27日 大津市在住、京都市内会社勤務の男性感染確認
(4)5月30日 成田空港出発ゲート制限区域内飲食店勤務女性の感染確認

(1)は、行動範囲が狭い小学生が感染しているという事は、普通に京都市で蔓延、もしくは蔓延していた事を表す。

(2)は、フィリピンでの感染、愛知県での感染、静岡市での感染の可能性があるが、フィリピンでは感染源不明患者は発生していなかったので可能性が低い。愛知県、または静岡市での感染可能性が高い。

(3)は、大津市、または京都市で蔓延、または蔓延していた事を表す。

(4)は、中日新聞によると、26日まで勤務、27日成田市内で同僚とボーリング、28日東京都内で観劇で、28日夜に咳、鼻水症状。これは3つの状況が考えられる。

・26日感染:感染者が成田空港まで来て、出発ゲートから出国した事を表す。
・27日感染:成田市内で蔓延状態。
・28日感染:東京都内で蔓延状態。

いずれも感染者が感染予防対策を採らず、ウイルスをばら撒きながら、普通に街中を徘徊している事を示唆している。パニックになる必要は無いが、油断大敵だ。

インフルエンザウイルスは、夏場の気温の高い時期に活動が弱まるとされているが、現状を見ると、その気配は見えない。経済活動への影響から、警戒を緩和する動きもあり、爆発的な感染拡大の可能性も見えて来た。

現状から見えるのは、 長期戦になりそうな事と、下手をすると、秋まで終息せず、ウイルス変異によって、そのまま第二波が始まってしまうかもしれないという事。

最悪1年間警戒を続けねばならない可能性も見えて来たな orz

マスクの継続使用

世の中では新型インフルエンザの警戒が緩みつつある
こうなると、わしとしては更に警戒せざるを得ない。

少なくとも、1ヶ月間感染者が確認されなくなるまで、警戒を続けるつもりである。
現在、問題なのは、N95防護マスクしか持っておらず、これの着用は余りにも大袈裟な事である。

で、プリーツマスクが欲しいと、注文した訳であるが、通関手続きが遅れて、出荷が6月2日から3日になるとメールが来た。

通販売り場には「N95相当」と書いてあるが、わしは「N95相当」という文言に対しては、「N95ではない」という認識しか持っていない。

プリーツマスクに求める性能は、飛沫感染防止であって、ウイルスが空気中を漂っているような飛沫核感染防止は求めていない。

防護マスクに比べて密閉性が低く、隙間が多いから、逆にN95規格を通った高性能フィルタだと、空気が通り難く、隙間をバイパスして吸引する空気が多くなるから、フィルタが高性能過ぎでも意味が無い。

あと、使い回しのできそうなN95防護マスクを試す為に、YAMAMOTO 7500Vってのを注文してみた。良好であれば、制式採用しようと思う。

蔓延

ここのところ、米国からの渡航者、フィリピンからの渡航者で新型インフルエンザ患者が発見されている。

米国は、米軍関係者や本土のみならず、ハワイへ行った日本人帰国者からからも見つかっているから、既に防疫体制が崩壊し、蔓延が野放図になっている事が伺われる。

感染者数にしても、米国は発生当初はメキシコよりも感染者が少なかったのに、あっという間に抜いてダントツ1位。

そして、現在も1日に100人ペースで増加していて、これが世界中にバラ撒かれているのだから、堪らない。

フィリピンは公式には26日時点で2名の感染者が確認されているだけだが、フィリピン帰国者から相次いで新型インフルエンザ感染者が見つかっているから、相当蔓延していると思われる。

滋賀県でも1人また見つかったが、大津在住で職場が京都なので、これは京都か、大津、もしくは公共交通機関での感染という事なので、大阪、京都、滋賀のどこかでまだ蔓延しているという事だ。

新型に限らず、インフルエンザというのは、感染者数が減少と増加を繰り返すから、今の状況で油断していると、一挙に蔓延という事態になる事も考えられる。

これは、8月位まで警戒態勢を続けねばならんな。

【追加】
フィリピンの例は、ネグロス島在住だそうで、状況からすると、フィリピンで蔓延というより、中部国際空港で感染、もしくは愛知県で蔓延状態の可能性がある。

警戒が怠れぬー

マスク消毒

ちと心配になったので、メーカに問い合わせてみたが、N95規格のポリプロピレンのフィルタ材は、帯電フィルタなのでアルコールを噴霧すると、フィルタ性能が落ちますとの事だ。

「効果的に消毒する手段は無いので、消毒しないで下さい」という事で、アルコール消毒で使いまわし計画が破綻した。

帯電フィルタというのがやっかいだ。アルコール以外に、プラズマクラスターのイオンとか、 あらゆる噴霧系の消毒手段がアウトという事になる。

噴霧系以外だと、紫外線ライトで消毒すれば、帯電フィルタの能力を落とす事なく効果的に消毒できるとというのが分かってはいるが、ゴムが劣化するので、別途紐が要る。

結局のところ、使いまわそうとすると2日程度の陰干しで、3つのN95マスクを交互に使うという運用になりそうだ。100円均一でバナナスタンド3つ買ってくるか(笑)

しかし、今N95マスクしか持ってないから、普通のサージカルマスクが欲しいのう。

明日が見えません

土曜に医者に行った時、調剤薬局でサージカルマスク50枚入り1箱800円で売っていたが、昨日、近所の人の話だと、そこにはバラ売りのものが2〜3枚しか残ってない状態だそうだ。

米騒動の時と同じく、都市部で米買占め→地方の知り合い頼み→地方の売り切れ

みたいな図式か。

わしは、5月7日から警戒してるが、結局のところ、蔓延してるのが発覚しただけで、状況は5月7日あたりから殆ど変わってないんだけど、よくみなさん今までマスク無しでいられたものだと、その度胸には感心するばかりです 🙂

しかし、わしの想定とはちょっと違う事態になっている。

5月6日に大量の帰国者→5月11日頃に検疫漏れの人が体調不良を訴えて国内感染者となる→その周辺の隔離騒ぎ。

と考えて、それに備えて、連休中に慌ててマスク調達を急いだのだが、まさか、5月11日で2次感染者が出て、しかも、そのPCR検査が後回しにされて、発見が5月15日深夜まで分からず、蓋を開ければ既に蔓延状態になっていたという点だ。

5月11日に検疫漏れの帰国者が発症というのであれば、ここまで蔓延しなかっただろう。

そして、そういうパターンならば事態の収束も早いが、ここまで蔓延してしまっていると、厳戒態勢をまだまだ続けなければならず、これから暑くなるのに、マスク装備かよと思うとゲンナリする。

しかし、今回の騒動は、水際対策に拘り、日程的に検疫から漏れた国内感染者が出ると予想される時期になっても、渡航暦にひたすら拘る姿勢が、蔓延を招くというのが分かったのだから、厚労省や国、地方自治体にとって、良い教訓となっただろう。

いつまで、マスク装着で神経質に手洗いうがいを続けねばならぬのかのう。

新型インフルエンザ感染経路

患者がどんどん増えていってるようだ。
発生状況からすると、電車がウイルスの媒介場所になってる可能性が高いと思われる。

往々にして、人は咳やくしゃみをしている人自体を警戒するが、感染者が触った物に対して警戒をする人は少ない。

感染者が咳やくしゃみをする時に手で口を覆い、その手でつり革や手すりを持ったら、ウイルスがベッタリ付いてしまう。

それを別の人が触り、手を口に運んだり、目を擦ったり、場合によっては鼻ほじったりして(笑)感染する。

インフルエンザは、咳やくしゃみの飛沫を直接吸い込んで感染するより、この接触感染のパターンが一番多い。

今回の国内発生の感染経路も、周辺に海外帰国者が居ないのであれば、恐らく、感染した帰国者が、空港から自宅へ帰るのに公共交通機関を使い、 つり革や手すりにウイルスを付着させ、そこから接触感染した可能性が高いと思う。

注意すべきは、この場合、ウイルスは公共交通機関沿線であれば、どこに運ばれていてもおかしくは無いという点で、実際の距離よりも、時間的距離から考えるべきである。

交通機関がこれだけ発達していれば、伝搬するのはあっという間だ。
JR東海道線なら、播州赤穂から米原まで、2時間もあれば移動できるし、下車した人が触ったところから、バトンリレーのように拡散する可能性もある。

その意味で、わしは、連休明けから、すぐ近くに新型インフルエンザウイルスが存在していてもおかしくない状態だと考えて行動していた。

誰が触ったか分からない物を触る時は、ポリ手袋装備か、触ったら、手を消毒。
喩えば、ドアノブ、お金などである。
まあ、当たり前の衛生観念があれば、感染はしないから、わしは心配していない。

新型インフルエンザ対策

わし的制式採用装備、備品
・3M 防護マスク 9210 N95
・オカモト株式会社 ポリLD 外エンボス
・JEFDA ジェフアルコ
・明治製菓 イソジン うがい薬
・アルコール除菌ウエットティッシュ

使い捨てマスクは、基本的に汚れるか、フィルタが目詰まりするまで使えるので、外す前にマスクの外側をアルコール噴霧で消毒し、乾燥させて再使用。

3M 1780、9210は使い捨てマスクという性格上、耐久性は余り考慮されておらず、ゴム紐の部分がすぐ切れるが、現状では、紐が切れる数日程度まで使用という事にしている。

N95は、性能的には空気感染まである程度防御できるが、エボラウイルスの様な致死率の高いウイルスは1個のウイルスでも死に至るので、空気感染防護はバイオスーツの完全装備でないと防げない。

空気感染まで考慮すると、クリーンルームへの入室手段の様な運用まで考慮する必要がある為、余程、ウイルス暴露の可能性が高い所へ行った場合を除いて、空気感染を厳密に考慮しない。

ポリ手袋は、内部の消毒乾燥が難しい為、再使用するにしても1日で使い捨て運用。 再使用時は、手をアルコール消毒してからはめる。

わし的制式採用食料品
・ケロッグ フルーツグラノラ業務用360g
・雪印 北海道スキムミルク

致死率が高いウイルス蔓延によるライフラインの停止で致命的な順番は次の通り。

1.発電所
2.浄水場、下水場
3.物流

ウイルス罹患により職員が発電所を稼動させる事ができない事態になった場合、浄水場の揚水ポンプも停止するので、水道も停止する。

なので、発電所の稼動に問題が出た場合は水道も止まると考えた方がいいので、水の備蓄は重要である。

しかし、今回は致死率が低く、ライフラインに影響が出る事態にはならないと思うが、3に問題が出て生鮮食料品が入手困難になった場合を想定した食料備蓄になっている。

篭城時には、スキムミルクを水で溶き、フルーツグラノラにかけて食すという事を考えている。

備蓄食料は、常食しつつ賞味期限内に消費する運用が望ましいが、スキムミルクはドリップコーヒーに入れると、チャイの様な濃厚なカフェオレにできるので、フルーツグラノラは普段の朝食、コーヒーを飲む時にスキムミルク入れたカフェオレという使用法になっている。

やはり入り込んでいたか

新型インフルエンザ 海外渡航歴のない兵庫・神戸市の18歳高校生の感染疑いが濃厚に

海外渡航歴のない兵庫・神戸市の高校生が、新型インフルエンザ感染の疑いが濃厚となっている。 政府関係者によると、神戸市内の高校に通う18歳の男子高校生が、神戸検疫所によるPCR検査の結果、15日に新型インフルエンザの陽性反応が出たことがわかった。 この高校生は11日に発症し、12日から検査が行われていたが、海外渡航歴はなかったという。 新型インフルエンザ国内感染第1号の疑いが濃厚で、国立感染症研究所での最終判断を急いでいるもよう。

11日に発症という事は、潜伏期間からすると、連休終わり付近で水際対策をすり抜けた海外渡航帰国者から感染した可能性が濃厚だな。

連休であれだけ大量の入国者が居たんだから、国内感染者は、この可能性が一番高いと思ってた。

しかし、政府関係者が今日公表したという事は、パニックや混乱を防ぐ為に敢えて平日の終わる金曜夜のタイミングで発表しやがった訳だな。

11日辺りから、周りでの発症を警戒して、会社でも常にマスク装着で13日まで厳戒態勢だったが、最近は少し油断していた。12日に発表されていたら、油断しなかったのに、発表を遅らせやがったのは非常にむかつくな。

厳密な感染対策

パンデミック演習を続けているが、段々と課題が見えてくる。

それは、マスクを外す空間である。
マスクを外す空間というのは、理想論で言えば、インフルエンザウイルスがゼロである事が望ましい。

例えば、わしの場合、昼飯の時に、コンビニへ行って弁当を買い、車の中で自分の手、頭や顔にアルコールを噴霧し、弁当の表面をアルコールティッシュで拭いて、廃棄物を袋詰めにして、マスクを外して弁当を食う。

しかし、最近、暑くなって来ていて、空調をかけて内気循環し、涼風シートで風を背中から浴びる。もし、背中やズボンの部分にインフルエンザウイルスが付着していて、空気中に漂い出したとしたら…。

30mlのスプレーでは全身に効果的にアルコールを噴霧する事は不可能だし、やりすぎると飲酒検問でアウト。で、結論は、本当に安全の確保を考慮するなら、車の中でもマスクは外さない だな。

実際に、致死率の高いウイルス蔓延の事態になったら、余程の事が無い限り、自宅篭城だし、現状では接触感染を一番警戒しつつ、飛沫感染確率を減らす為のマスク着用で充分だな。