明日が見えません

土曜に医者に行った時、調剤薬局でサージカルマスク50枚入り1箱800円で売っていたが、昨日、近所の人の話だと、そこにはバラ売りのものが2〜3枚しか残ってない状態だそうだ。

米騒動の時と同じく、都市部で米買占め→地方の知り合い頼み→地方の売り切れ

みたいな図式か。

わしは、5月7日から警戒してるが、結局のところ、蔓延してるのが発覚しただけで、状況は5月7日あたりから殆ど変わってないんだけど、よくみなさん今までマスク無しでいられたものだと、その度胸には感心するばかりです 🙂

しかし、わしの想定とはちょっと違う事態になっている。

5月6日に大量の帰国者→5月11日頃に検疫漏れの人が体調不良を訴えて国内感染者となる→その周辺の隔離騒ぎ。

と考えて、それに備えて、連休中に慌ててマスク調達を急いだのだが、まさか、5月11日で2次感染者が出て、しかも、そのPCR検査が後回しにされて、発見が5月15日深夜まで分からず、蓋を開ければ既に蔓延状態になっていたという点だ。

5月11日に検疫漏れの帰国者が発症というのであれば、ここまで蔓延しなかっただろう。

そして、そういうパターンならば事態の収束も早いが、ここまで蔓延してしまっていると、厳戒態勢をまだまだ続けなければならず、これから暑くなるのに、マスク装備かよと思うとゲンナリする。

しかし、今回の騒動は、水際対策に拘り、日程的に検疫から漏れた国内感染者が出ると予想される時期になっても、渡航暦にひたすら拘る姿勢が、蔓延を招くというのが分かったのだから、厚労省や国、地方自治体にとって、良い教訓となっただろう。

いつまで、マスク装着で神経質に手洗いうがいを続けねばならぬのかのう。

新型インフルエンザ感染経路

患者がどんどん増えていってるようだ。
発生状況からすると、電車がウイルスの媒介場所になってる可能性が高いと思われる。

往々にして、人は咳やくしゃみをしている人自体を警戒するが、感染者が触った物に対して警戒をする人は少ない。

感染者が咳やくしゃみをする時に手で口を覆い、その手でつり革や手すりを持ったら、ウイルスがベッタリ付いてしまう。

それを別の人が触り、手を口に運んだり、目を擦ったり、場合によっては鼻ほじったりして(笑)感染する。

インフルエンザは、咳やくしゃみの飛沫を直接吸い込んで感染するより、この接触感染のパターンが一番多い。

今回の国内発生の感染経路も、周辺に海外帰国者が居ないのであれば、恐らく、感染した帰国者が、空港から自宅へ帰るのに公共交通機関を使い、 つり革や手すりにウイルスを付着させ、そこから接触感染した可能性が高いと思う。

注意すべきは、この場合、ウイルスは公共交通機関沿線であれば、どこに運ばれていてもおかしくは無いという点で、実際の距離よりも、時間的距離から考えるべきである。

交通機関がこれだけ発達していれば、伝搬するのはあっという間だ。
JR東海道線なら、播州赤穂から米原まで、2時間もあれば移動できるし、下車した人が触ったところから、バトンリレーのように拡散する可能性もある。

その意味で、わしは、連休明けから、すぐ近くに新型インフルエンザウイルスが存在していてもおかしくない状態だと考えて行動していた。

誰が触ったか分からない物を触る時は、ポリ手袋装備か、触ったら、手を消毒。
喩えば、ドアノブ、お金などである。
まあ、当たり前の衛生観念があれば、感染はしないから、わしは心配していない。

新型インフルエンザ対策

わし的制式採用装備、備品
・3M 防護マスク 9210 N95
・オカモト株式会社 ポリLD 外エンボス
・JEFDA ジェフアルコ
・明治製菓 イソジン うがい薬
・アルコール除菌ウエットティッシュ

使い捨てマスクは、基本的に汚れるか、フィルタが目詰まりするまで使えるので、外す前にマスクの外側をアルコール噴霧で消毒し、乾燥させて再使用。

3M 1780、9210は使い捨てマスクという性格上、耐久性は余り考慮されておらず、ゴム紐の部分がすぐ切れるが、現状では、紐が切れる数日程度まで使用という事にしている。

N95は、性能的には空気感染まである程度防御できるが、エボラウイルスの様な致死率の高いウイルスは1個のウイルスでも死に至るので、空気感染防護はバイオスーツの完全装備でないと防げない。

空気感染まで考慮すると、クリーンルームへの入室手段の様な運用まで考慮する必要がある為、余程、ウイルス暴露の可能性が高い所へ行った場合を除いて、空気感染を厳密に考慮しない。

ポリ手袋は、内部の消毒乾燥が難しい為、再使用するにしても1日で使い捨て運用。 再使用時は、手をアルコール消毒してからはめる。

わし的制式採用食料品
・ケロッグ フルーツグラノラ業務用360g
・雪印 北海道スキムミルク

致死率が高いウイルス蔓延によるライフラインの停止で致命的な順番は次の通り。

1.発電所
2.浄水場、下水場
3.物流

ウイルス罹患により職員が発電所を稼動させる事ができない事態になった場合、浄水場の揚水ポンプも停止するので、水道も停止する。

なので、発電所の稼動に問題が出た場合は水道も止まると考えた方がいいので、水の備蓄は重要である。

しかし、今回は致死率が低く、ライフラインに影響が出る事態にはならないと思うが、3に問題が出て生鮮食料品が入手困難になった場合を想定した食料備蓄になっている。

篭城時には、スキムミルクを水で溶き、フルーツグラノラにかけて食すという事を考えている。

備蓄食料は、常食しつつ賞味期限内に消費する運用が望ましいが、スキムミルクはドリップコーヒーに入れると、チャイの様な濃厚なカフェオレにできるので、フルーツグラノラは普段の朝食、コーヒーを飲む時にスキムミルク入れたカフェオレという使用法になっている。

やはり入り込んでいたか

新型インフルエンザ 海外渡航歴のない兵庫・神戸市の18歳高校生の感染疑いが濃厚に

海外渡航歴のない兵庫・神戸市の高校生が、新型インフルエンザ感染の疑いが濃厚となっている。 政府関係者によると、神戸市内の高校に通う18歳の男子高校生が、神戸検疫所によるPCR検査の結果、15日に新型インフルエンザの陽性反応が出たことがわかった。 この高校生は11日に発症し、12日から検査が行われていたが、海外渡航歴はなかったという。 新型インフルエンザ国内感染第1号の疑いが濃厚で、国立感染症研究所での最終判断を急いでいるもよう。

11日に発症という事は、潜伏期間からすると、連休終わり付近で水際対策をすり抜けた海外渡航帰国者から感染した可能性が濃厚だな。

連休であれだけ大量の入国者が居たんだから、国内感染者は、この可能性が一番高いと思ってた。

しかし、政府関係者が今日公表したという事は、パニックや混乱を防ぐ為に敢えて平日の終わる金曜夜のタイミングで発表しやがった訳だな。

11日辺りから、周りでの発症を警戒して、会社でも常にマスク装着で13日まで厳戒態勢だったが、最近は少し油断していた。12日に発表されていたら、油断しなかったのに、発表を遅らせやがったのは非常にむかつくな。

厳密な感染対策

パンデミック演習を続けているが、段々と課題が見えてくる。

それは、マスクを外す空間である。
マスクを外す空間というのは、理想論で言えば、インフルエンザウイルスがゼロである事が望ましい。

例えば、わしの場合、昼飯の時に、コンビニへ行って弁当を買い、車の中で自分の手、頭や顔にアルコールを噴霧し、弁当の表面をアルコールティッシュで拭いて、廃棄物を袋詰めにして、マスクを外して弁当を食う。

しかし、最近、暑くなって来ていて、空調をかけて内気循環し、涼風シートで風を背中から浴びる。もし、背中やズボンの部分にインフルエンザウイルスが付着していて、空気中に漂い出したとしたら…。

30mlのスプレーでは全身に効果的にアルコールを噴霧する事は不可能だし、やりすぎると飲酒検問でアウト。で、結論は、本当に安全の確保を考慮するなら、車の中でもマスクは外さない だな。

実際に、致死率の高いウイルス蔓延の事態になったら、余程の事が無い限り、自宅篭城だし、現状では接触感染を一番警戒しつつ、飛沫感染確率を減らす為のマスク着用で充分だな。

マスクの有効性

たかじんのそこまで言って委員会で、外岡立人が「マスクは効果が無い」などとアホっぷりを晒していたが、こいつ本当に専門家か?

おそらく、こいつのネタ元は、スポニチ(プ のこの記事。
英紙が報道「マスクは効果乏しい」

【豚インフルエンザ感染拡大】28日付英紙は英健康保護局の専門家の話として、マスクを着用しても感染を防ぐ効果は乏しく、大量の使用済みマスクがかえって被害の拡大を招く恐れがあると報じた。専門家は「マスクはぬれるとウイルスが侵入しやすくなるので、1日に2度は交換する必要がある」と指摘。その上で「(ウイルス)感染の疑いがあるマスクの大量処分は、重大な公衆衛生上の危険を招く恐れがある」と警告し、マスクよりも「治療薬にお金を使うべきだ」とした。

日本では、日常の予防策として厚労相がマスクや手洗いなどを求めているが、英保健相は「マスク着用を支持する科学的根拠はないが、感染者に接する介護員らのために、マスクの備蓄増強を急いでいる」と消極的な発言をしている。

この手のヨタ記事が目的としているのは、記者の考えている思惑の「日本は騒ぎ過ぎで、マスクを着けるのは大袈裟だ」という事を「要約」という手法で重要な情報を敢えて欠落させ、本来の趣旨を捻じ曲げて代弁させようとしている事。

こういう時は原典に当たると、英紙とやらの本来の趣旨が見えてくる。

スポニチの元ネタは恐らくこれ。
Can masks help stop flu spread?

まあ、ざっと斜め読みすると、「間違ったマスクの使用法はインフルエンザ防御に全く効果がないどころかかえって危険」 という事だな。

スポニチは「間違ったマスクの使用法」という重要なキーワードを敢えて書かず、「『マスクの感染防止効果は乏しい』と英紙が書いてる」とウソを書いている。

「マスクは無駄」と全くマスクを着用しなければ、それだけで新型インフルエンザ蔓延の可能性は高まる。蔓延すれば、麻生政権の攻撃ネタになるという事か。

しかし、こんなあからさまにマヌケなウソに引っ掛かるのって、いるのかねえ?あ、外岡くんが引っ掛かってるのか(笑)原典くらい確認しろよ。

で、手口が反日新聞社独特なので、調べてみたら、案の定スポニチって反日の毎日新聞が主要株主かよ。今まで知らんかったわ。

マスク比較

3M 1870と9210の違いは、9210の顎のカバー部分が5mm〜8mm短いだけのようだ。

装着感では、やはり1870の方が顔を覆っているという感じが強いのだが、わしの骨格の場合、1870は顎のカバー部分が喉の辺りで余っている感があり、少し折れ曲がる。

9210は喉の部分が余っている感じは無いし、装着時の機能において、わしの顔の骨格では、差異は全くと言っていい程無いに等しい。

問題はこの顎のカバーの長さの違いで、20個で1,000円以上の価格差がある事で、5mm〜8mmの長さの違いが医学的にどのような意味合いを持つのかが気になるところ。

マスクを外して畳もうとした時に、1870は鼻の部分と、顎のカバーを90度に折り曲げて合わせると、ピッタリ寸法が合うようになっているが、9210は、鼻の部分のパットが少し露出する。

関係すると思われるのは、やはり再使用前提でマスクを外した時の内部の汚染の危険性を減らす事にあると思われるが、これはマスクを外す前に外側をアルコール噴霧で消毒しておくという運用で回避できる。

消毒液が使用できない環境では、1870にアドバンテージがあると思われるが、 飛沫や核が充満する室内で暴露した後は、消毒無しの再使用はどの道危険だ。

別のメーカーのN95マスクの説明書では、汚れやフィルター目詰まりが無い限り何度でも再使用可能と謳っていたが、使用後は2日間陰干ししろと書いてあった。恐らく、2日間の陰干しでインフルエンザウイルスは失活するのだろう。

3Mのマスクでも、消毒液が使用できない場合は、複数の1870や9210を陰干ししつつ、交互に使うという運用も考えられるな。

3M 1870 N95マスク到着

2箱来た。
これ、日本の3Mヘルスケアのシールが貼られていて、amazonで買ったヤツと違って、個別包装タイプじゃないな。

1870は大別すると、
1870
・個別包装
・個別包装なし
1870F
・個別包装2個入り

の3タイプある訳だな。しかし、個別包装あり、なしが型番で分からんから面倒だな

そういえば、水際対策でやっと引っ掛かったようだが、これって、「国内で知らない間に広まってました」 という事態になるまで、検疫官は頑張らんといかんのか?

毎日新聞に「現場はもう限界」って記事が出ていたが、水際対策は完全ではないにしろ、蔓延の速度を遅くする効果はあるので、個人的には続けて欲しいというのはあるが、現場が疲弊し切っているというのも可哀相な話だ。

遅かれ早かれ、いずれは国内で知らない内に入っていたという事態が発生するのは時間の問題だから、早い目に国内で感染源不明の患者が見つかって、国内蔓延対策に移行する事で、水際対策の検疫官を楽にしてあげて欲しいな。

その患者第1号になるのは真っ平御免だが(^^;

N95マスク評価

今日は何故か鼻の通りが悪く、口で息をしていたので息苦しかった。

電子タバコか、噴霧したアルコールを吸い込んだせいだと思うが、刺激物により、鼻の粘膜が腫れたのだろう。

N95マスクを長時間着用する必要のある時は、メンソレータムとか、ミンティアとか鼻の通りを良くする手立てが必要だな。

ドリフコント

【47NEWS】広島県、2人が詳細検査で陰性 大型連休中に

> 内訳は、米国からの帰国が3人、韓国など感染者が確認された国が2人。
> 2人はそれ以外の国で、1人は不明だった。残る1人は渡航歴はないが、
> 感染の疑いのある「要観察者」と至近距離で接触していた。

地方空港の広島空港は国際便全便機内検疫をやっていた訳だが、成田、中部、関空など国際空港で実施されている水際対策は、厚生労働省が「蔓延している国」と指定しているアメリカ、カナダ、メキシコからの3カ国便のみで、他の国の便は調べていない。

国際便数の少ない地方空港の広島空港で、蔓延国以外で6人の「感染疑い」が出ていたのだから、大量の国際便が到着する国際空港で、蔓延国のたった3国の便しか検疫してないというのは、「志村〜!うしろ!うしろ!」って状態が非常に心配だ。

しかし、今までの報道で驚かされたのは、新型でないインフルエンザがこうも簡単に旅客機で迅速に「輸入」されていた事だ。

この状況下で、過去に「中国に狂牛病の牛はいないから狂牛病の検査はしない。狂牛病の牛は一頭も発見されていないから、中国の牛は安全だ」と言い張った隠蔽体質の国が近くにあるのは困ったもんだのう。