上司の叫び

今日の上司は電話口でキレていた。 

「わしも一生懸命頑張ってるんや!」
「わしも一生懸命頑張ってるんや!」
「わしも一生懸命頑張ってるんや!」
「わしも一生懸命頑張ってるんや!」
「わしも一生懸命頑張ってるんや!」


強調の為に5回書いてるんじゃなくて、同じ言葉を5回言った訳でございます^^;。

一体何があったのかはよく分からないが、上司がその時やっていた仕事は、営業部のヒラもやる仕事で、それなりのノウハウは必要だが、管理職でなければできない仕事ではないから、どちらかと言えば「できて当たり前」の仕事。

「できて当たり前」の事を一生懸命やっていても人は評価してくれない。
ましてや、結果が伴っていないから、電話口の人は上司に「やる気あるのか?」くらいの事を言ったのかもしれない。

営業部のヒラの人の仕事ぶりを見てると、「わしにできるだろうか?」という様な巧みな交渉をしていて、そういう仕事をする人は肩書きに関係無く、敬意を払いたくなるが、面倒な事から全て逃げ、「できて当たり前」の仕事しかしようとしない上司には、わしは肩書きに対してしか敬意を払おうと思わない。

給料や月末払いの前だが、「経理責任者」と言われている上司がわしに言った言葉は、「今月の月末処理は早くしてくれ」だ。今日明日の事よりも、一週間以上後の月末処理が心配らしい。

まあ、親会社の経理の偉い人に先月末の経営会議資料で何か怒られているようなので、直近の経理の重大事項よりも、次の経営会議で自分が怒られないかという事が一番心配なのだろう。

だったら、怒られている原因の経理について、怒られないようにする為に自分で何とかすればいいと思うのだが、怒られる仕事は放置して、怒られない仕事を一生懸命やって、「わしも一生懸命頑張ってるんや!」という言い訳にしているのかな…。

何かを恐れる上司

今日の上司は、親会社の経理の偉い人が来たかどうかわしに尋ねた。

親会社から来る伝票を昨日の日報に添付しておいたから、経理の偉い人が持ってきたと上司は思ったのかもしれないが、その伝票は、実はわしが親会社に取りに行った伝票だ。

それと、わしは、7月の伝票のファイリング作業を少し行ったので、伝票が2か月分放り込まれて放置されている箱の中から1ヶ月分の伝票が消えていたから、親会社の経理の偉い人が来て整理したのかと思ったのだろう。

しかし、何かを恐れている感じで、恐らくこれに関係する「心当たり」があるから、怯えているのだろうなと思ったりする。

上司は面倒な事は放置して、人が忘れてくれるのを待つという最悪の愚策をよく選択する。恐らく、今までそういういい加減な事をして難を逃れた成功体験があるのだろう。

今日は、ある営業所の雑草が伸び放題で、近隣から苦情が来ているので、草を刈る作業に上司と営業部からもう一人が行く事になっていたが、雨が降っていた為、上司は作業予定の人に「待ってて」と言ったらしい。

作業予定の人はワイシャツとスラックスでは仕事にならないので、一旦家に帰ってジャージに着替えて待機していた。 

ところが気がつくと、上司は消えていて、作業予定の人が一緒に行く事になっている親会社の人に尋ねると、「明日になったと言ったじゃないか?何でもう一度聞く?」と怒られたそうだ。

つまり、上司は作業予定の人に「待て」と言いつつ、自分だけ「作業は明日」という連絡を受けたが、明日の段取り等、面倒な事は放置して、こっそり帰宅したらしい。

作業に狩りだされた人は、「何で黙って帰る!?」と怒っていたが、上司に関わるとロクな事が無いのう…。

裏金

会社の経理金庫に裏金がある。

従業員に支払うべき、手当の入った封筒なのだが、その従業員は会社に負債があり、最近は電話にも出ないとの事で、支払えない状態のものだ。

しかし、経理処理を調べると、その手当ては仮払いとして15,000円で、欠勤控除5,000円、月末の精算で10,000円で処理されており、封筒に10,000円しか入っていてはいけないはずが、なぜか15,000円入っている。

10,000円しか入っていないのであれば、一旦金庫に戻すという経理処理もできるが、5,000円の不明金が存在する以上、これを処理した上司がどうやって、辻褄を合わしたのか明らかにしない限り、触るに触れない。

で、上司に「調べましたが、この5,000円は何ですか?」と聞くと、例によってわしの言う事は一切無視して、「…これは置いておこう」と抜かしました(- -#凸

わしの為にしっかりと地雷を埋めてくれて、尚且つ、わしがそれを指摘しても地雷をそのままにして、わしに被災しろという。最早人間のクズの領域だな。

【2008/09/18追記 ここから】
わしがメインの経理担当になってから、総務のばあさんは、自分の嫌いな運転士の給料封筒を連絡して渡すという作業を嫌がり、「入れとくわな」と言って、勝手に経理金庫の奥にしまい込んだ事がある。この事から、元上司が何をされていたのか分かった。

結局これは、総務のばあさんが運転士に渡すべき手当をサボって渡さず、経理金庫の奥へ勝手に入れ、「経理がいい加減だ」と元上司に罪を擦り付けていた疑いが濃厚だ。
【2008/09/18追記 ここまで】

暴露

朝、取締役が来ていて、上司が作成した経営会議資料で、大まかな項目の費用はあるが、細かいのが無く、大きな項目で予算オーバーしているものについて、何の費用が増えたのか分からないと言っていた。

上司は都合の悪い事を隠蔽する癖があるので、おそらく都合が悪い事があって、細かな費用を書かなかったのだろう。しかし、今まで書いていたのを急に書かなくすればすぐバレるのに何やってんだろうなあ…。

わしは隠し事が嫌いなので、取締役には経理ソフトで損益計算書を出力して渡した:-)

「隠すと痛い目に遭う」って学習すれば、少しはマシになるかもしれないと期待したりもするが、結局は喉元を過ぎれば熱さを忘れるんだろうなあ(笑)

絶句

今日は朝早くから出て来いと言われて、一日中ぼーっとしてたので、よく覚えていないが、上司に社長が「何言ってるのかわからん」と叫んでいたのと、付き合いのある業者さんが来ていて、上司の発言に困った顔で絶句するというエピソードがあった。

で、上司が去った後、業者さんは、上司の意味不明な行動が配置転換によるストレスではないかと言いつつ、わしに「○×さん(上司)の仕事取ってません?」と言っていた。

わしに仕事を取られて暴れているのか!? 

いや、経営会議用の資料作ってるのは上司だし、上司の観点は「いかに仕事がうまくいくか」では無く、「いかに自分が怒られないか」だから、わしが数字合わせの部分をやれば、少なくとも上司は助かっているはず。

社内のみならず、外部の業者さんにとっても、上司は困った人だったか。

伝言ゲーム?

唐突に上司が朝やってきて、「○×の資格を取った方がいい」とか言い出した。

わしは昨日の休みに経理関係のサイトを巡り、簿記の初歩すら身についていない事を思い知らされたので、「それよりは業務に直接関係のある経理関係の資格を取りたいですね」と言ったが、上司は無言のまま。

そして、上司は、わしの言った事を完全に無視しつつ、現状、会社にはその資格を持っている人がおらず、名義を借りている状態だと話を続けたが、上司の指導の下、2ヶ月半日常業務をやっていても、簿記の初歩すら身に付かない状態では、まず、勉強するなら経理の方が先である。

そもそも、簿記の初歩すら身に付いてないわしが、経理に関係の無い資格の為に、一生懸命勉強しているとなると、社長あたりは「経理の仕事から逃げてるから、経理が嫌なんじゃないのか?」って思うだろう。

で、その関係の無い「資格を取る」という方向から話を逸らす為に、資格の名義貸しの話題で、わしの親父がその手の資格の強力なのを持ってて、名義貸してくれとよく言われていたという話をした。

すると、上司は無言のまま暫し次の言葉を捜していたようだが、立ち上がって自分の席に戻ってしまった:-)
大抵、関係者にこういう話をすると、「君の父の資格はすごいなあ」というリアクションがあるのだが、上司はつくづく人を褒めたり、「すごい」というのが嫌なようだ:-)

なぜ唐突にその資格の話が出てきたのかよく分からないが、その資格は経理部の人間が取るより、営業部の上司が真っ先に取るべきものであり、恐らく、社長あたりに上司が言われ、資格を取るのが面倒なので、わしにそのまま自分に言われた事をスルーしたのだろう。

上司がわしのところにやってきて、今日やらなければならない仕事を中断させて1週間後とか締め切りまでまだ余裕のある仕事をすぐやらせようとするのは、大抵、社長などに「どうなっている?」と聞かれたもののようだ。

今まで伝言要員にしかならない中間管理職って揶揄した上司はいるが、仕事の重要度や納期を無視してまでやらせようとする人は居なかったな。ここまで酷いのは初めてお目にかかった。さすが、腐れ団塊:-)

やっと意味を理解した

日常業務において、伝票処理、振替伝票作成、帳簿記載とあるが、上司からは一切その連携について教えられていない。

上司の言った事は、
「伝票に勘定項目のスタンプを押し、印鑑を押さないといけない」
「振替伝票を作成しないといけない」
「帳簿をつけないといけない」
「伝票、振替伝票に印鑑を押して、経理スタンプを押さないといけない」
だけである。

上司の説明だけで経理をやると、次の様な問題がおこる。
・伝票の勘定項目記載漏れ
・伝票の振替伝票への記載漏れ
・振替伝票へ費用計上漏れ
・帳簿の記載漏れ

上司が業務フローを一切言わないので、伝票を元に帳簿をつけて振替伝票を作成したり、各作業の順番を色々自分で試行錯誤した為に、色々なミスをした訳だ。

わしがミスをしても、上司は「ちゃんとやらないといけない」と言うだけで、再発防止の為の業務フローを一切言わない。というより、上司自体、業務フローを全く理解していないフシがある。

伝票や振替伝票に、印鑑やスタンプを押す作業というのは往々にして、何かの確認作業の区切りに押すものである。

上司は伝票に勘定項目のスタンプを押すと、その横にすぐに印鑑を押してしまうが、本来は何か確認作業の為に押すようになっているはずだ。

本来の業務フローを考えつつ、それぞれスタンプや印鑑の意味を自分で考えると、次の手順ならば、チェック工程として意味のあるものになるのではないか?と考えた。

1. 伝票に計上する費用の勘定項目のスタンプを押す。
2. 振替伝票に伝票の費用を計上したら、伝票の勘定項目の横に印鑑を押す。
3. 振替伝票を印刷し、計上した費用の金額をチェックして、合っていたら、伝票の金額に対して印鑑を押す。
4. 振替伝票を帳簿に記載したら、記載したページの振替伝票に印鑑を押す。
5. 最後に伝票と振替伝票をつき合わせ、数字と勘定科目をチェックして合っていれば、経理処理スタンプを押して仕上げる。

こうやると、転記工程それぞれに確認作業が入り、印鑑やスタンプが抜けていたら、どの工程を忘れているのか分かり、経理処理として正確になるはずだ。

こんなの普通は、経理始めた初日に教えて貰えそうなものだが、自分でわざわざ失敗して、どういった不都合があるのかという全パターンを学習した上で、それを防止する為の対策としての確認手順というものを考えた為に、理解するのに2ヶ月もかかったorz

入社した時は、「上司に教えて貰いなさい」と言われたが、上司からは経理の初歩すら教えて貰えそうに無いので、こんな風に自分で理論を考え出すような事では、非効率この上無い。これは本を買って勉強した方がいいなあ。

見切った

今日の分の仕事は11時には完了した。
今日は上司が休みだったので、不毛なやり取りもなく仕事がはかどった。

そして、午後は先月末の処理で唯一残っている銀行関係の処理だったが、昨日、上司にそれをやると言っていたのに、その仕事に必要な用紙が無い。

整理に難のある上司なので、月末処理に必要な用紙がどこにあるのか分からない事がしばしばある。

まあ、上司が用意する用紙は、大抵、電卓を叩いて表を埋めるという非効率なものだから、Excelでとっとと作って、電卓叩かないでも数値を入れたらすぐに計算結果が出るようにした。

予想外にあっという間に出来たので、定時までまだ3時間を残した状態。
ついでに、電卓叩いて表を埋める形式のものを他に2〜3駆逐した。
それでも時間が余ったので、しょうがないから上司が怠慢してつけていない帳簿をつけて尻拭いをやった:-)

これで、日々の業務スピードと月末処理のスピードが上がるから、今後は休日や祝日に会社に来ても、やる事がなくなるな。

 

霊界通信

仮払金の精算で、消費税が内税の仮払金と外税の仮払金があり、それをまとめて、本体の部分だけ費用確定する処理をやっていたが、外税の仮払金は、消費税負担をどうするのか分からなかったので、上司に聞いた。

わしは、外税の部分を業者に支払って無いと思い込んでいたので、業者が支払う代わりに、自社で負担するのかと思っていた。

なので、借方に本体の確定した費用と、仮払消費税を計上すると、バランスがとれないのでどうするのか?と聞いた訳だが、上司は「この支払いには消費税がつく訳」と、またもやアサッテ系の回答を始める。

「どうやってバランスをとるのですか?」 

「この支払いには消費税がつく訳」

という不毛な永久ループのやり取りが約30分続いたが、午前10時半なのに、夜21:00くらいまで残業したようにゲンナリしてしまった。 

結局、業者には消費税を支払っていて、仮払金には消費税が含まれて居ないが、精算時には、借方と貸方の両方に仮払消費税を計上すると言われた。

これは、簿記的にはプラスマイナスゼロなので、「無くてもいいんじゃないですか?」と聞くと、「消費税を何に払ったのか分からなくなる」とか言われた。釈然としなかったが、これ以上、上司から有効な回答は得られないと断念した。

で、全然釈然としないまま、経理ソフトの摘要欄に、本来の費用の意味を考えつつ、自分でコメントを書いてて、処理をしていて、その理由に気が付いた。

要するに、先に業者にある費用で消費税を支払っているが、それを一旦戻して、別の費用の消費税として支払ったと処理しているのだ。

たとえば、缶コーヒーを120円で買ったとして、お客に出すのか従業員に出すのか不明な為、仮払金114円、消費税6円で計上し、後で、その缶コーヒーは従業員に渡されたので、厚生複利費として114円を費用確定し、仮払金の消費税を一旦戻して、厚生複利費の消費税として計上しなおすという具合だ。

しかし、本来の意味で考えると、そういう解釈しか成り立たないから、恐らくわしの考えた処理概念であっていると思うが、上司にその概念があるのかは不明だ。

もし、消費税の支払い目的の付け替えと説明するならば、「消費税を一旦戻す」という説明があって然るべきだが、上司の口からは一言もそういう事は語られず、単に「左に仮払消費税、右に仮払消費税」としか言わないからだ。

そして、帳簿に仮払金をつけるにしても、税込なのか税抜なのか、折角の帳簿に摘要欄があるのに空欄にして、いい加減に付けている。こういう事をやってるから、内税なのに外税の処理をして、仮払金残高が合わないという事になる。

そして、わしが上司のつけた帳簿を元に仮払金の精算をする時は、まず税込みか税抜かを確認する為に、請求書を探すところから始まる。非効率この上ない。

上司が今までやっていた環境は、ヒューマンエラーが出やすい。
例えば、ある数字を表から転記するにしても、順番が少し違っていたりして、わしが上から順番に転記すると、ほぼ100%間違えて書き直すハメになる。

上司は見て書けばいいなどと言っているが、効率が悪いのと間違いが起こりやすいという正確性と時間のロスについて、余り考慮していないようだ。 

しかし、間違いを起こし易い環境を放置するというのは、絶対にやってはならない。例えば、自動車教習所で車のアクセルとブレーキが左右逆になっている車があったとする。

自動車教習所へ通う時は普通の車を運転して行き、教習所内でアクセルとブレーキが左右逆の車を運転し、そして、再び車に乗って家に帰るという場合、上司の言によれば、「教習所内の車はアクセルとブレーキが左右逆になっているのだから、それを頭に入れて運転すれば良い」という事になる。

しかし、普通、まずどこかで絶対に事故るだろう。

恐らく、Excelで表を作リ直せないから、順番が違っているのを我慢してその内慣れてしまったから、何とも思わないのかもしれないが、組織としては可能な限り特殊性を排除して、大部分の仕事が誰でもできるように汎用化すべきだな。

禅問答

振替伝票のある項目について、ある費用が含まれているので、それを別項目で挙げなければいけないと上司から指摘が入った。

上司はExcelで印字した結果の一覧を見つつ、黙々と電卓を叩き、数字を鉛筆で書いたが、積算根拠がさっぱり分からない。 

「その数字はどうやって出したのですか?」

「積み重ねや」

「何かを電卓に入れて出したんですよね?どうやって出したのですか?」

「だから一日一日の積み重ねや」

「だから、どの数字を足したか引いたかして出したんですか?」

「積み重ねや」

そう言いながら、わしのパソコンの作業中のExcelや経理ソフトを終了させて、別アプリケーションを起動して、何か見せようとしたが、わしはそれを遮り、

「パソコンでソフトを起動しなくても、その一覧で数字を電卓叩いて出したんですよね?そこで数字が出せるのにソフトを起動する必要は無いでしょう?どうやってその数字を出したんですか?」

と言うと、やっと、紙に印字されているある項目の6月分と7月分の集計を足したものだというわしの目的とする回答が得られた。

目的とする数字がCとして、C=A+Bとすると、 わしは「CはAとBを足したもの」という回答を期待していたが、上司は「CはA1+A2+A3+A4+…とB1+B2+B3+B4+…の数字の積み重ねである」と言いたかったようだ。 

そして、わしが何度も同じ事を聞いているのが、上司の的外れな回答によるものではなく、わしが理解できない為だと思い込み、自分の主張を補強する為に「いかに費用が積みあがっているのか」という生データをわしに見せようとしたというところだろう。

手段の為に目的を忘れるという感じ。 
なんかもう嫌になってきたな…