営業バカ

決算役員会というのが開かれたようだが、営業課長も出席しているようで、「行ったところで意味分かるかな?」という疑問があるけど、まあ、役職付きだから別にわしが云々する事ではない。

で、色々と予算について、社長が苛められていたようだが、営業赤字が出てるんだから、収入を増やすか支出を減らすか、またはその両方をやらなければ収益性は上がらない。

営業課長は「数字合わせやないんや。売り上げが上がったんだぞ」と言っていたが、経理に対する不信と営業こそが会社を支えているという事を言いたそうだ。しかし、営業赤字であるという認識ができないようだ。

多分、この営業課長に売り上げ1億の会社と、1千万の会社とどちらが良い会社ですか?と問えば、躊躇する事なく前者と言うだろう。わしならば、これだけだと判断ができないと答える。

で、前者が営業赤字1億円累積赤字10億、後者は営業黒字500万円累積黒字5,000万となると、間違いなく後者の会社の方がいい。

営業しか見えていない者には、売り上げ=儲けと考えていて、原価や経費という概念が全く無く、儲かっているか儲かっていないかという理解ができない。

わしはこれを「営業至上主義視野狭窄」と呼んでいるが、往々にして学が無く、経験と勘だけで生きている人間がよく陥る。

わしのように自分はバカな人間だと悟っていると、まだ人の話を聞いて、論理の善し悪しで判断するという方向性になるのだが、学歴コンプレックスと無駄なプライドの高さが災いして、人の話は年功や肩書きがその正誤を決定するという判断になるから度し難い。

まあ、わしの場合は、年齢や肩書きに囚われず、言っている事が正しいかどうかで判断して、バカにはバカと正直に言うから職を転々とするハメになる訳だが(笑)、わしももう少し賢くならんといかんのかねぇ。

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