【日本経団連タイムス】移民政策に関する考えを説明

移民政策に関する考えを説明
−自民党外国人材交流推進議連に/外国人材受け入れや定着のあり方で

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経団連は移民受け入れに熱心だ。

> 人口減少が本格化する中、中長期的に国の活力を維持していくために、
> 迅速かつ同時並行で着手すべき課題として、「成長力の強化」「未来世代
> の育成」「経済社会システムの維持に必要な人材の活用と確保」の3
> 点を指摘。

ともっともらしい事を宣うておられるが、言いたい事はただ一つ!

「安い労働力をこき使って、利益増やして退職金ウハウハ〜」

だな。

今までの経団連の動きでは、

【導入成功】・製造業の派遣解禁
→製造業の「在庫を持たない」というのを、人材に適用。
【導入失敗】・ホワイトカラーエグゼンプション
→成果主義と称して、残業手当、休日出勤手当の不払いを合法化したい。

と、一貫して人件費の抑制に繋がる事案を与党に働きかけている。

いずれも、今回の様にもっともらしいタテマエを宣うておられたが、この動きからみても「安い労働力をコキ使いてぇ〜」ってのがミエミエではないか。

わしも製造業に居た時に、モラルの低い経営者が多くなったと感じていた。

高度成長期の日本の経営者は、給料を払えば、それが巡り巡って自分達のところに戻ってくるというのを良く理解していた。今では、自分の退職金をいかに吊上げるかに躍起になっている。

移民にしても、日本の派遣労働者を斬り捨てておきながら、外国人を大量に入れたいってのは、日本の国力衰退云々というタテマエには全く説得力が無い。

フランス、ドイツなどではトルコ系移民が問題化している。

貧しい国から、移民でやってきたトルコ人は、祖国での貧しい生活に比べれば、たとえ安い給料でも、祖国よりは移民先の国がマシという事で、最低な労働条件でも、一生懸命働く。

しかし、生まれてきた2世などは、「なぜ、我々は同じ国で生まれ、同じ権利を持っているのに、安い給料で過酷な労働をせねばならないのか?」となるが、至極当然の話だな。

今のまま移民解禁なんぞやったら、将来、同じ問題が日本でも必ず起きるのだろうが、その時は、経団連の方々は、安い労働力で儲けた退職金で、のうのうと老後を暮らしているから関係無いって事か。