昨年、au one net でログインできなくて、IDとパスワードを入れてログインすると、一発で、「ログインできません。複数回間違った為、アカウントはロックされました。」という趣旨のメッセージが出てログインできない状態だったので、サポートにゴルァした。
クレジットカード不正利用があり、変更しようと思ったのだが、「ユーザーページにログインして申請しやがれ」みたいな感じで、ユーザーページでログインとパスワード再発行を繰り返し、「ログインできるかな?」「ざーんねん」というログインゲームを繰り返しやらされた。
結局、サポートからはログインができない理由の明確な回答は得られず、必要な情報を知らせてくれれば郵送で変更申請用紙を送るという事で決着した。
多分、UserAgent で Windows か Macintosh かってのは見ていて、それ以外はダメみたいな処理してるんだろうけど、IDとパスワード入れたら、一発でアカウントロックって、どんなおつむの足りない処理だ?
まるで、docomo 携帯の「お手上げになったらソフトリセットに飛ばす」つーのと一緒じゃねーか。
で、今日、久しぶりに Linux でアクセスしたら、進歩してて驚かされた。
> 2.動作推奨環境外でご利用の場合
> 動作環境
Linux の firefox でログインできないのは相変わらずだが、昨年まではいきなり「アカウントがロックされました」だったのが、「動作環境がダメなのかも」って項目が追加されてたよ 🙂
ダメじゃん…。
それと、MY EPSON
母親の年賀状印刷の為、素材を貰おうと思い、メンバー登録したのだが、機種登録の「使っているドライバ」で Linux の項目が無い。必須項目の癖に選択肢で選択できる項目が無い。
何かそれで萎えてしまって、アンケートの趣味の項目とか回答拒否したくなって全部「その他」にした。
そして、年賀状素材をと思ったら、Windows か Macintosh のアプリケーションダウンロード? Web印刷は Internet Explorer以外対象外?
ダメじゃん…。
まあ、印刷は微妙な位置決めとか制御の関係上、環境限定も致し方無いとは思うが、売国奴Canon のCREATIVE PARKだと、年賀状素材をJPEGで提供しているので、Linux でも縁なしで葉書に印刷できるから、こっちの方が使い勝手が良い。
Internet ってのは、どんなコンピュータ環境でも情報を共有できるってところが利点のはずで、Webブラウザなら、規格に従えば、環境は問題無いはずなのだが、世の中には Windows と Macintoshしか存在しないというバカな処理系をやっている所が存在する。
たとえば、地元銀行などは、JavaScript で UserAgent を判定して弾くなどという驚くべきマヌケな処理をやっているが、ソース読んで JavaScript で飛ばす URL へ直に飛べばログインできてしまう。
厳密さと信用を求められる銀行の処理が JavaScript という環境に依存する処理前提なのもマヌケだが、ソース見たら、それをすり抜けられるという、いい加減な処理でOKにしてしまっているのもマヌケだ。加えて、問い合わせはインターネットでは一切できず、電話しやがれというスタイル。
昔流行った言葉の…なんつったっけな? デジタルディバイド? を地で行っている感じだ 🙂
もう一つの地元の銀行は、元わしが居た会社系の銀行の系列で、そっちの方はオンラインバンキングがいかにも技術者が作りましたって感じで、LinuxのFirefoxだからって拒否したりしない。
試しにテキストブラウザの w3m でログインしてみたら、ちゃんとログインできて残高照会もできた。さすが本質を良く分かってるなと感心する。規格に従って実装していれば、そもそも「Windows や Macintosh 以外を排除」なんて発想なんか出てこないはずだが、何でそういうマヌケな事をやりたがるのかさっぱり分からんな。
>何でそういうマヌケな事をやりたがるのかさっぱり分からんな。
これね、「保証できるのか」おじさんが決定権を持っているとこうなります。
「すべての Linux で動作検証したのか」とか「Linux で何か問題があった場合に
保証できるのか」なーんていちゃもんをつけられるので、そういう団塊おじさん
対策として「User-Agent で排除」なんて意味がないことをやらざるをえない
わけで。
動作保証って、Windows でもサービスパックというバグパッチを当てたら、ボリュームシャドウコピーが動かなくなるホームサーバーとか、DELLの管理ソフトがまともに動かなくなるServer 2008 R2とかありますが、DELLの場合は、サポートが「SP2に上げたら動かなくなります(きぱ」とか言われました(笑)。
その意味で動作保証って、あくまでも「動く可能性が高い」という意味になりつつある気もするんですが、折角、人と金を使って Linux 対応ドライバ作ってるのに、 At your own risk って姿勢で門戸を広くしないのはもったいない気がしますですねえ。