サンコー USB水冷静音クーリングマット

これを持っているが、季節外れに購入したので、転売業者から2千円程高く買った。

なぜ夏でもないのに頭を冷やす必要があるのかと言えば、アレルギー症状のせいで頭が温まると痒くなって、明け方に掻きむしって、後頭部やうなじに皮膚炎ができるから。

この製品をそのまま使うと、ボトルの水が温まって、明け方には温水が循環するようになっててよろしくない。

USB水冷静音クーリングマットのモータ部分を外して、昔、小田原に住んでいた時に買ったサーモスの今は無きモデルの1リットルの保冷水筒の中に入れ、氷水を入れて使うといい感じ。

氷水は保冷水筒の上部を密閉していなくても冷気が下に貯まるので、保冷効果は問題無く、6時間くらい氷が残った状態を維持してくれる。

あと、VOOPH ひんやり枕パッドを水冷枕の上に敷くと冷却範囲が大きくなって更に良い。

ただ、氷水を使うと、パッドに結露が発生し、朝起きると髪の毛が盛大に寝癖状態になってしまうし、過冷却状態なので、そんなに水は冷えて無くて良い。

そこで考えたのが、スマートフォン冷却用5Vのペルチェ素子を使った冷却器で水を冷やす方法。

こいつを熱伝導性の高い銅版に貼り付けて、サーモスの水筒の中に銅版で冷気を伝達すれば良いのではないかと思った。

まあ、結論から言えば、冷えるのは冷却器直下部分だけで、上手い事冷気は伝達しなかった。

だが、「こんな事もあろうかと」と、代替手段を用意する日本人気質を発揮して、3mm径長さ300mmのヒートパイプも楽天で調達しておいた。

水冷タンクにヒートパイプ

ヒートパイプを送水パイプの隙間に無理やりねじ込み、水漏れ防止に隙間を熱伝導シートのゴミで塞いだ。

冷却器に元々貼られていた熱伝導シートを剥がし、付属の予備の熱伝導シートでヒートパイプと冷却器を圧着。

熱伝導するヒートパイプだが、仕組み的に冷気は伝達しにくいかなと思ったが、ちゃんと冷気が先端まで伝わっていた。

使った感じでは、少なくとも朝まで枕が温まる事も無く、常温程度に保たれていた。

理論誘導的には、水タンクの容量をデカくするという方面に行きがちで、それをやると水は温まりにくくなるが、冷やしにくくなるので、「パソコン用12V120Wのペルチェ冷却システムだー」「結露対策だー」とか規模が際限無くデカくなる。

まあ、ソーラー発電のバッテリがあるし、12Vシステムは少し考えたが、120Wという事は12V10Aも電気を喰いやがるので、ウチのバッテリの40Ahの容量では、4時間しか持たぬし、30リットル水槽を冷やすような冷却能力は要らない。

どちらかと言えば、水の容量を少なくし、温まり易く、冷え易いというシステムにした方がいい。

枕の温度をもう少しだけ下げたいので、更に次のものを発注中。

送水パイプをぶった切って、水冷ブロックを接続し、それにスマートフォン用冷却器を熱伝導シートで貼り付ける。

水冷ブロックはマイクロチャネル方式で、スマートフォン用冷却器でも効率よく冷気を伝達できるはずなので、方式は、枕へ水を送る送水管に水冷ブロックをかます。

枕から戻ってきた水を冷やしてタンクに貯めると、タンクで冷気が逃げるので、枕へ送る水を冷やした方がより良い結果が出るだろうと思った訳だな。

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