新型コロナウイルスの流行を機に、NTT東日本が開発し無償提供しているテレワークシステムが好評だ。自宅のパソコンから安全に職場のネットワークに入れるシステムで、利用者はすでに3万2千人を超えたが、驚くべきはこのシステムがわずか2週間で開発された点だ。携わったのは同社が4月にヘッドハンティングした登大遊(のぼりだいゆう)さん(35)。業界では名の知れた天才プログラマーだ。
情報源: 天才プログラマーが2週間で構築 テレワークシステムが好評 – 産経ニュース
「わずか2週間で開発された点だ」ってのは、非常に誤解を与える書き方だな。
筑波大在学中に開発した独自のVPN(仮想プライベートネットワーク)システムで平成19年に経済産業相表彰も受けた。
softEtherの事だろうが、この部分がシステムの肝で、これには何年もの歳月を費やしていて、2週間でポンっとできるもんではない。
結局、今回のシステムには、長い年月の資産の蓄積によりできあがったもので、登大遊さんは天才には違いないが、そういうソフトウェア資産の蓄積があったから短期間でできたという話。
こういう天才をヘッドハントすれば、2週間で一からフルスクラッチで作って、金になるソフトがぽんぽんできるとか勘違いする守銭奴がいそうだなあ。