烙印

わしの会社には制服があり、それを総務のおばちゃんが管理している。

制服を納入する業者の請求書がいい加減で、かつ、元上司の支払いもいい加減だと総務のおばちゃんから聞いていた。

元上司からわしがその支払いをするようになって、制服納入業者の請求書を見ると、とんでもなかった。

しかし、総務のおばちゃんはその無茶苦茶な請求書を「金額は合っている」などと言う。わしが見る限りでは金額も無茶苦茶なのにである。

ひょっとしてこの総務のおばちゃんは自分がいい加減にやっているところを元上司に責任転嫁してるんじゃないのかって疑念が湧いた。

そして、その疑念はやっぱり現実のものとなった。
総務のおばちゃんが制服業者から送られてきた荷物を開梱し、社員の個人注文を聞き、品物を渡しているが、注文を受けて発注した控えは持っていても販売管理を一切やっていない。

前に、「納入されたワイシャツは全部でいくつですか?」と聞くと、「計算しないと分からない」と言って、注文の控えを見て必死で電卓を叩いていた。

経理の方で把握できている預り金一覧から、誰がどの注文をして、制服業者に誰の分を払うのかという一覧を作成して、それを見せつつ、「表計算ソフトで一覧にしておくといいですよ。」と例示して見せたが、自ら進んでやる気は全く無いようだ。 

次に、9月締めの請求が来たので、これは正しいかと聞くと、これもまた「計算しないと分からない」と注文した控えから電卓を叩く。

ふたたび、表計算の一覧の例を見せつつ、販売管理したらどうですか?と言ってみるが、わしの作成した表を見て、「じゃあ読み上げて」などと訳の分からん事を言い出す始末。わしは思わず「( ゜Д゜)ハァ!?」と唸ってしまった。

わしは経理だから、現金預かり分注文の情報しか持っていない。

注文を把握している総務のおばちゃんは現金預かり分と、給料天引き分と何が納品されたのかという情報を持っている。

一部の情報しか持たないわしのリストを読み上げて全体を比較して、何が分かるというのだろう?

わしは一部の情報から、制服業者の請求書の支払いの妥当性を検証するのが困難だから、総務のおばちゃんに販売管理をやって、納品された物と注文した人の全部の表計算の一覧を作っておいた方がいいと言っているのだが、分からんらしい。

で、改善しようという意欲も無く、聞く度に電卓を叩いて積算するという二度手間三度出間をやっているので、もうダメダメの烙印ジューって感じ(笑) 

残像

何やら、元上司が14時頃いきなりやって来た。

どういう話になっているのかはよく分からないのだが、引継ぎを一切やらず、経理をやっていた時代に帳簿で合わない項目を多数出し、それらを一切投げ出して辞めたので、「引継ぎをしないと退職金を払わない」という話になっているようだ。

来る前に事前に連絡する事と言われているのに、勿論、そんな事は一切しないでいきなりやって来て、例によって、わしとは一切会話する事無く、引き出しを勝手に開けて帳簿を小部屋に持って行って篭って「何か」をやっている。

以前に来た時も事前連絡無しのいきなりで、当然のごとく、何をやったのか、何を解決したのかは一切誰にも言わずである。

夕方に親会社の社長が来て、元上司に「進捗はどうだ?」と尋ねたが、黙ったままだったので、何か葛藤があるのだろうが、大方、「順調に言っている」と言うと「何を解決したのか?」と問われると答えられないからだろう。

結局、進捗について、誰にも何も言わず、夕方に帰っていったが、つくづく甘々な環境で生きてきた人だなと思う。

他の企業ならば、結果が全てだから、たとえ、遅い時間まで残ろうが、何時間かけようが、何の成果を出したのかを明らかにしない限りは、働いているとすら認められない。

わしが元上司の作業チェックをやる立場なら、作業項目のリストアップ、それをいつまでに完成させるのかの期限の設定、出社した日の進捗の報告をやらせて、予定通りであるかのチェックと、遅れているなら、それを挽回する計画の作成などを課すところだ。

まあ、それができる人ならこんな事態にはなってないから、ハナから無理なのは分かっているし、全く期待もしていないから、元上司に進捗を尋ねる等という事もしないのである。

元上司が来ているのも、退職金を盾に取られているのと、親会社の社長が「引継ぎをやれ」と言われたからであって、結果を残す事よりも、来て「どれだけ時間をかけたか」という事で許して貰おうとしているのだろう。

わしは見てなかったが、総務の人曰く、前に元上司が来た時、ソリティアをやって遊んでいたそうだが、結果を残す事を目的とするのでは無く、時間を浪費する事を目的にしているのだとすれば、この行動は納得できる。

まあ、結果が全てだから、結果が出ない事にはどうしようもないのだが、元上司は分かって無いんだろうなあ…

経理の小銭稼ぎ

銀行に振り込むと振込み手数料をとられるが、これを利用して稼ぐ手を教えて貰った。

通帳を見ると分かるが、お金を振り込まれると、振り込まれた相手は分かっても、どういう手段で振り込んだのかは分からない。

窓口なのか、ATMなのか、インターネットバンキングなのか、どの手段で振り込んだのかは振り込まれた人には分からないのだ。

会社で使っているインターネットバンキングだと、他行3万円以上は525円だが、これを窓口で振り込んだとすると、840円となる。

振込む時に、振込み手数料は相手負担とする慣行があるので、5万円振り込むとすると、インターネットバンキングなら、普通は525円を差し引いた49,475円振り込む事になる。

しかし、相手にはどの手段で振り込んだのか分からないので、窓口で振り込んだ事にして、840円差し引いた49,160円振り込むと、315円の差益が出る。

これが、十数件にもなると、数千円の差益が出て、結構馬鹿にできないのだ。取引相手の会社には非常に申し訳無いのだが、親会社の経理の人の意向なので、勘弁してください^^;;

飲酒検問

帰り道で飲酒検問で停められた。

22:30の事で、ヘルメット被った3人の人が光る棒を振って車を停めていた。前に1台いて、わしは2台目。大方、若手の交通課の人が狩りだされているのだろう。寒いのにご苦労な事だなと思ってると、一人が小走りでやってきた。

窓を開けると、「○×警察です。飲酒検問してます。ハァーっとして貰えますか?」とかわいらしい声が…。

ヘルメット被ってて、暗いので遠目からは分からなかったが、若い婦人警官が狩りだされているようだ。

なんか、「マジで息吹き掛けていいんすか?」と1ナノ秒ほど考えたが、向こうも職務でやっているのだから、遠慮なく吹き掛けさせて貰った^^;

「はい、オッケーです。前の車が行ってから行ってくださいね」
と、あっという間に終了。

若いにいちゃんの検問でも、息を吹き掛けるのは気の毒に思うが、若いねえちゃんに息を吹き掛けるのは、本当に申し訳無いなあ。

論外

帰り道に迂回して、ガソリンスタンドを見に行ってみたが、ハイオク159円…

まいどカードプラスで2円引きだったとしても157円だから、いつも行ってるところと1円/ℓしか変わらず、イマイチ。

他に安いところはある事はあるが、4km/ℓの車なので、迂回して4km走って給油すると、1ℓガソリンを消費して158円使うのと同じだから、4km迂回して65ℓ給油するとしたら、3円/ℓ安くないと意味が無いから厳しいのう。

給油と洗車

ハイオク49.95ℓ給油で271.1kmの満タン法で5.23km/ℓっと。

ガソリン代高騰してる中、安くする方法はないか模索中。

提携カードだとJCBドライバーズプラスが良さそうかなと思ったが、キャッシュバック率で、3万円/月の使用で2.5%だから、いつも行くスタンドだと、1回の給油で約1万円なので、250円引き。大体65ℓ給油として3.8円/ℓ。

しかし、月3万円分ガソリンを入れるかと言えば微妙。3万円未満はキャッシュバック率0%なので、丁度ボーダーラインだから、他の支払いもこのカードでやらなければ安定したキャッシュバック率を得る事は不可能。

まいどカードプラスだと、使用金額に関わらず、2円/ℓ引きなので、これがいいかもしれないと思っている。ただし、月300ℓまでという制限がついているが、通常の使用で65×3=195ℓくらいなので、まずこの制限をオーバーする事は無いだろう。

通勤路の途中にはガソリンスタンドは無いが、出光のスタンドならちょっと迂回すればあるので、一度寄ってみてガソリン価格を調べてみよう。

今、行っているガソリンスタンドは、家から一番近い所なのだが、3.3km離れた場所にある。今日のガソリン代を計算すると、158円/ℓと、周辺より2円位高いので、できれば安いところに変えたいと思っている。

迂回路の出光が安ければそこにする事にしよう。

 

元上司現る

何の予告もなく元上司が現れた。
まあ、健康保険や年金手帳の返却やらしないと進まないから、来てもおかしくは無いけど、逐電したから、てっきり郵送されてくるのかと思っていた。

わしが月末処理で忙しいから、余り追求されないと思ったのか…と邪推してしまう。

でも…、わしが日常業務で手一杯なので、代わりに親会社の経理の人が過去の帳簿をチェックしてますから〜残念ッ!

上司、ぬか喜び斬り!

でも、追求が少し甘いんだな。ある人の手当ての封筒が金庫に残ってて、書類上、欠勤控除で満額ではいけないはずなのに、満額入ってて、封函されている封筒。

その封筒を見せつつ、「この中の5,000円は何ですか?」の一言で相当のダメージがあるはずなんだが、親会社の経理の人と社長と元上司は社長室でやりとりしていたので、余りよく分からない。

元上司は、社長室から出てきた後、結局、わしには何も言わずに帰った。まあ、わしも元上司の方は見ないようにして無視してたから、どうでもいいが、まず、謝罪の一言があるのが筋なので、わしの方から何も言う事は無い。

辞めた理由について、「わしが居ると皆に迷惑がかかるから」とか言っていたそうだ。

まあ、仕事を握って放置するから、迷惑には違い無いが、本心からそう思っているなら、途中で全てを放り出して迷惑をかける事にも躊躇があって然るべきだ。それが一切無いというのは、言っている事に信憑性が全く無いわな。

社長室でチラっと見たが、元上司は、「辞任届」という封筒を持ってきていた。わしも詳しくは知らんけど、役員の解任は株主総会で決定するから、本当はお伺いを立てる為に「辞職願」が正しいと思うんだが…

とりあえず、親会社の経理の人は、経理の過去の部分で、訳の分からん数字について、元上司が再び来社して正常化すると言っていたが、来るのかどうかあやしいのう。

わしじゃねぇ

致命的ミスは、てっきりわしがやったと思ってたが、実は総務の人だった。わしは40名くらいのグループ担当だったが、総務の人は7人のグループで間違えたようだ。

わしは一枚一枚お札を剥がして数え、それを再びまとめて数えるという2段構えだったが、それでも一番最後の人のを数えたら一枚足りない間違いをやっていた。 

今のままでは、間違えが起こりやすい環境には変わりなく、いつわしがやらかすとも限らんので、どの道、次からはやり方を見直さんといかんな。

北近江リゾート

2Fの休憩所が充実しているらしいので、北近江リゾートの北近江の湯行って見た。平日なので入浴料は大人900円。休日だと1,200円のようだ。

風呂場は結構広くてゆっくり入れる。泡系の風呂が充実していた。露天風呂は露天というだけで景色を楽しむという感じじゃないが、露天風呂の場所にも泡風呂とサウナがあり、施設は充実している。

あと、メンテの人が頻繁に出入りしてて、整理整頓に余念が無いので、気持ちよく使える。

ジェットバスが寝転んで入れるので結構イイ感じ。5分も浸かってると汗だくになるので、浴場の中に設置されている椅子で休憩してクールダウン。

小休止と入浴のサイクルを繰り返せて、入り口付近に給水器があって、冷たい水が飲めるので、長居しても苦にならない。塩分補給したくなったら、浴衣に着替えて2階に上がると食事と休憩ができるようになっている。

食事代はロッカーキー番号で帰りにフロントで精算するようになっているが、財布を持ち歩かない人はいてもロッカーキーを持ち歩かない人はいないので、よく考えられている。

休憩室はテレビ室、リクライニングシート室、女性専用休憩室と色々あるが、寝転べる休憩室は、平日で混んでなくても結構使われているので、休日だと使うのはほぼ絶望的だと思われる。

まあ、8号線のすぐ近くで交通アクセスがいいから、車に乗ってたら誰でも気軽に立ち寄れるし、観光バスも来てるようなので、休日はそうとう混雑するだろうなあ。

1Fのレストランのバイキングとかが名物らしいが、面倒なのでパス^^;
滋賀県にしてはまあいい温泉だから、また、平日が休みの時に行くとしよう。

致命的ミス

給料の支払いミスをやらかした。

現金支払いしているが、何と1万円足らなかった人が居た。
今日は朝から頭がボーっとしてて、本調子でなかったが、二度数えているのに間違えるとは…

まあ、新入りの悲しさかな、間違えると分かり難いところを担当させられているので、いつかはこういう事があるだろうなとは思っていた。

ベストなお手本というのが無いので、間違いが起こった時は自分で手法を考え出さないといけない。今後は間違えがすぐ分かる手法にしていこうと思う。

経理については、親会社の人が、今まで上司がみていたわしの処理の部分を見直して、上司が素通ししてメクラ印を押していたわしの不適切な処理について指摘していただいている。

そして、上司がわしに経理の基礎的な事を余り教えていなかったので、親会社の人にやり方を教えていただける事になった。これで、かなりスキルアップが望めそうだ。

仕事を途中で放棄して逃げ出した上司はどうしようもないが、上司がいい加減でどうしようも無い人間だったからこそ、今のわしがあるのであって、ある意味、感謝せねばならんのう。