上司が不在の時に、会社の皆で「燃費改善グッズ」のセールスが持ってきた資料を見た。
アルミっぽい金属をパイプに巻きつけたりするタイプのもので、見るからにインチキくさい(笑)。
何やら、実車の資料があったが、全て燃費が一桁の車の結果だった。
これは当たり前と言えば当たり前だが、燃費が20km/ℓの車なんかだと、燃費改善効果と謳う為には、20%〜30%の改善である24km/ℓ〜26km/ℓって結果が必要だが、5km/ℓの車だと、6km/ℓ〜6.5km/ℓで「効果が出た」と強弁できるからである。
燃費の1km/ℓ程度なんて、測定誤差や走行条件の違いによる誤差の範囲内だから、「燃費改善グッズ」の効果かどうか分からない。
燃費20km/ℓの車だと、効果がある場合は、24〜26km/ℓという結果が安定的に出るはずだから、ホンモノであるならば、そういう結果を資料として使うはずである。
しかし、業者は「新車よりも古い車の方が良い」とか言ってて、燃費の良い車は高速道路でも走らない限り、良い方向へ誤差が出にくいから困るようである(笑)。
値段だが、業者に聞いても「そんなに高くないですよ」としか言わなかったそうで、わしの予想では、恐らく5〜10万円くらいだろうと読んでいる。
まあ、経理なのでいつか請求書が回ってくるだろうから、その時に上司に「なんですか?この高額なインチキ商品は?」って聞いてみよう:-)