仮払精算はやっぱり難しい

昨日のブログで「損失の場合は、1.05で除して損失と消費税を分けて計上するという事になる。」と書いていたが、消費税非課税の支払いもあり、そう簡単ではないというのに気が付いた。

たとえば、
仮払金        預り金
10,500(税込)   10,000
10,000(税抜)
10,000(非課税) 

なんて場合があり、
10,000 – (10,500+10,000+500+10,000) = -21,000
「損失20,000円と仮払消費税1,000円」
では間違いとなる。

元は本体30,000円と消費税1,000円で、総額31,000円の内、約3.3%が消費税で、31,000-10,000の計算では、本体と消費税は一定割合で精算されると考えて、本体21,000×(30,000÷31,000)=20,323、消費税21,000−20323=677
「損失20,323円と仮払消費税677円」
が正解になる。

一応、Excelにその式を組み込み、何も考えずに帳簿から数字を転記するだけで、計算結果が出て、経理ソフトにはこう入力すると上の例で言えば、次のような表を表示するようにした。

借方                  貸方
預り金       10,000     仮払金       30,500
仮払消費税      677     仮払消費税      500
損失        20,323
合計        31,000     合計         31,000 

こういう風にしておくと、自分でやる場合は、思考時間の大幅短縮になるし、単純作業だからアルバイトに頼むという事もできるようになる。

頭を使わなくなるから、脳味噌の退化が心配だが、その分、別の事を考えればいいか:-)