帳簿の整理をしているが、実態を知れば知る程、自分の認識が甘かった事を思い知らされる。
上司の経理処理フローは次のような感じ
1.経理処理で不都合が発生
2.後回しして、暇になったらやる
3.1へ戻る
つまり、どんどんと不都合な事が増える一方で減らない(笑)
平たく言えば、通常業務自体が上司の処理能力を超えていたと言える。
通常業務の量から言えば、パソコン使ってれば一人で何とかなる量だ。
しかし、上司は、パソコンがあまり使えず、鉛筆でメモに得体の知れない数字を落書きしながら、ウンウン唸って電卓を叩く人なので、パソコンを使う人に比べ、時間は少なくとも10倍くらい余計にかかっていたと思われる。
しかも、ちゃんとできていないなら、できていないなりに残業すればいいのに、経理をやっていた時は毎日18時にさっさと帰宅していたようだ。
上司のつけていた昨年度の帳簿を見ていて、面白かったのが、仮払金などを精算すると、「済」のスタンプを押す事になっているのが、不都合な事が起こったら、そこからスタンプが押されなくなり、残高が記載されなくなる(笑)。
そして、昨年度の帳簿を見ていたら、去年の4月から残高が記載されていない科目があり、正直、これ程酷いとは思わなかった。
使い込み等の懲戒免職を逃れる為に急に辞めたのかと思ったが、この膨大な量のいい加減な経理処理をまともにする事ができないから逃げたのだ。
このままの体制で正常化を計るには、少なくとも5年はかかりそうだ。