運転士が出社してきて、車に乗ろうとすると、業者がメーターの付け替えをしていて、業務開始できないという事態になった。
運転士は業者に文句を言ったようだが、業者の人は「段取りしているのは事務所の人で、私は段取りしてないから」と言った。
うむ。まあ、そうだろうな。
こういう運転士が無駄な時間を過ごす事になるというのも、段取りを組んでいる人にとっては「しかたがない」という事で、再発防止の観点も全く無く、同じ失敗を何度も何度も繰り返している。毎度の事なので、全然わしは驚かない。
コンピュータ関連業務の会社だと、この「段取り」というのは、物事を為すにあたり、どのようなプロセスで構築していくのかという事を、さながらプログラムを作るが如く、誰もが当たり前のように実施し、意識する事など全く無かった。
しかしながら、今のタクシー会社に来て、「段取り」が全くできない人ばかりで、何をやるにしても非効率の後手後手対応で、加えて、改善提案にも全く耳をかさず、「しゃーないねん」で終わり:-)
何とも度し難いの一言に尽きる。
以前、友人に「段取りが全然できねぇでやんの。信じられねぇ」と言ったら、「それが世間では当たり前」と言われて、驚かされた。
今まで勤めていた会社というのは、ある程度の選抜を受けて、一定レヴェル以上の業務遂行能力を持つ人材が集まっていたので、この様な低次元の話で悩まされる事も無かった訳だな。
いやー、実に勉強になった:-)