事故られる

ちと古い話だが、11月26日に車を当てられた。保険屋との話がついたので書く。

ちなみに画像は当てられた直後に携帯で撮影した。超巨大サイズなので、クリックする時は覚悟してくらはい。

事故現場は琵琶湖大橋東詰。わしは右折専用レーン右折で、向こうは左折専用レーン左折。

お互いほぼ同時に曲がり、併走状態でわしは片側3車線の真ん中だった。

わしは、この場所が左折車が右を確認せずに進路変更して来る危険な場所だと分かっていたので、できるだけ安全な位置に行こうと思ったが、もう一つの右折レーンで曲がった車も併走状態で右のレーンもふさがっており、左の車が飛び出して来た場合、逃げ場が無い。

左の車より前へ出れば、安全を確保できると思い加速。そして、前の車がちゃんと前を見ていればまず当てられる事は無い位置になったので、「ああこれで突っ込まれなくて済むな」と安心した途端に「ゴン」という音。

左折専用レーンを曲がった左折車は進路変更しなくても真っ直ぐ進めば料金所へ行けるので、右の車にぶつけてまで進路変更する理由が分からない。

で、車を他の交通の邪魔にならないように、バス停のところに寄せて当てられた箇所を確認していると、当てた車もやってきて運転者がこちらに来たが、かなりおどおどした様子で言葉を探しているようだった。

「修理代払ってもらえます?」と聞くと、「はい」と言い、自分の過失だと認識しているようなので、ちゃんと右を確認したのか?とかどこ見てたんだ?と詰問はしなかった。

紙に連絡先と「修理代払います」と一筆書いて貰い、念の為、免許証を見せて貰って、紙に書いてる事が嘘で無い事を確認。

わしは自分の名前と電話番号を相手の用意した紙に書き、「車屋が連絡しますから」と言って分かれた。

相手の保険屋から連絡があって、「右折車と左折車で過失割合が…」とか抜かしやがるので、「ハア?」って感じだったが、Webで調べるとなるほど、右折の方がかなり過失が高いのか。

しかし、実際の事故はこちらが右折専用レーンを右折し、相手は左折専用レーンを左折した後の話だから、いくら保険支払いケチりたいからってそりゃ無理がある。保険屋は車の損傷を車屋に撮影して貰ってくれと言い、とりあえず一回目の連絡は終了。

二度めの保険屋からの連絡で、車の損傷程度を見たいから車屋に車を預けろってのと、わしが右折専用レーンを曲がってて、相手側にかなり過失がある事が分かったようだが、それでも動いている車同志だからわしの方にも責任があるとか抜かしやがる。

前述の通り、わしは最大限の事故回避努力をしてぶつけられてる訳だが、どういう過失があるのだろうか?わしがどういう行動を取れば事故は防げたのだろうか。

仮に、右のレーンが空いていて、そちらに逃げれば、たとえ左の車が右を確認せずに突っ込んできてもぶつからずに済んだとか言うなら分かる。しかし、状況からしてロケットの様な加速で前に逃げるしか事故回避手段が無い訳だ。

「過失があると言われますがそれはどういう過失ですか?どうすれば事故が防げたと思いますか?」と問うても保険会社は具体的な事は何も言わず、「気持ちは分かりますが」とか言いやがる。

いや、お前、わしの過失責任がどういったものか全然説明してねーだろ?何を訳の分からん事言ってやがるのか。マニュアル通りの対応してんじゃねーっつーの。

で、後で調べたが、過失割合ハンドブックのようなものが出版されていて、それをベースに保険屋は過失割合を盲目的に決定しているらしい。なるほど、プロフェッショナルが判断しなくても、このハンドブックに従い、マニュアル通りにすれば、保険屋はそれなりの業務ができるという事ね。

ハンドブックが絶対に正しいという前提条件なので、保険屋にしてみれば、実際に被害にあった方は車を動かしていたというだけで過失なのだな。太宰治の「生まれてすみません」かよ。

そしてわしは自分の主張として、「相手に『修理代払います』と一筆書いて貰ってますし、それは過失を認めたから書かれたのでしょうし、私には過失は全く無いと思ってますよ」と保険屋に言っておいた。

「修理代払います」と一筆書いて貰うのは、過去に一時停止無視で突っ込んできた軽トラにバイクを当てられた時に、現場で修理代払うと言っていて、バイク屋に修理代を連絡して貰って、いざ修理代を払う段階でゴネだし、バイク屋を困らせた経験があるからだ。

今日、保険屋から連絡があって、修理代は全額払うという事で決着した。
保険屋曰く、相手は現場で「修理代払います」と一筆書いたのは、自分に全面的に非があるというつもりで書いたのではないと言っていたそうだ。

でも事故状況からして、相手が右を確認していないのと、前方不注意だったのはほぼ確実だが、その点を現場で追求されていないから、バレてないと思ってるのかな?

とまあ、一筆書いて貰ってもゴネる奴はゴネるので、最悪の場合は裁判も覚悟しないといけない。

損害賠償請求訴訟裁判の場合、「修理代払います」って一筆書いたってのは、過失があった事を認めるかなり有力な証拠となる。

恐らく、保険屋もその点は相手に言っているだろうし、だからこそ相手も保険で全額修理代を払う事にしたのだろう。

まあ、とりあえず決着がついたのでよかった。

カテゴリーRX-7

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