【7月27日 AFP】北朝鮮が25日に行った短距離ミサイル発射実験をめぐり、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、北朝鮮の好戦的な警告は米国ではなく韓国に向けたものであるとの見解を示した。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は26日、自身が指導したミサイル2発の発射実験について、米国との合同軍事演習を予定している韓国に対する「厳重な警告」と呼んだ。

 トランプ氏は記者団に対し、「彼(金委員長)の警告は米国に向けたものではない」と語った。さらに発射されたミサイルについて、短距離型で「ごくありふれたもの」との認識を示した。

今回発射されたミサイルは米国を射程に収めるものではないが、米国の同盟国である韓国と、朝鮮半島(Korean Peninsula)を南北に隔てる軍事境界線付近に位置する大規模な米軍基地が十分射程圏内に入っている。

トランプ氏は、「金氏と私の関係はとても良好だ。成り行きを見守っていく」と述べた。(c)AFP