【ニューヨーク共同】米外交誌フォーリン・ポリシー(電子版)は14日、東京発の論評記事で、日本の新型コロナウイルス感染対策はことごとく見当違いに見えるが、結果的には世界で最も死亡率を低く抑えた国の一つであり「(対応は)奇妙にもうまくいっているようだ」と伝えた。
同誌は、日本は中国からの観光客が多く、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)の確保も中途半端だと指摘。感染防止に有効とされるウイルス検査率も国際社会と比べ低いが「死者数が奇跡的に少ない」と評した。
論評は「結果は敬服すべきものだ」とする一方、「単に幸運だったのか、政策が良かったのかは分からない」と述べた。また、数的に証明はできないが、日本人の衛生意識の高さや握手をしない習慣などが死者数の低さにつながっているとの見方を示した。
情報源: 日本のコロナ対策「奇妙な成功」 低い死亡率、米外交誌が論評
これは結果論になるが、欧米の失敗は、明らかにPCR検査をやり過ぎた結果だろう。
検査によって陽性と陰性に分けているけど、これは感染者と非感染者を完全に分けている訳ではない。
検査結果には必ず誤りがあるので、感染者を検査した場合、感染者にも関わらず、陰性と出てしまう偽陰性の割合が30%もある。
無差別PCR検査をやれば、陰性になった人は当然油断する。そして偽陰性だったとしても、行動を自粛せず、他人を感染させまくる。
対して、発症した人を中心に検査する日本のクラスター対策が無差別に検査するよりも有効なのは言うまでもない。
これでも偽陰性は発生するが、濃厚接触者対象なので、「あなたは検査で陰性と出ましたが、念の為、2週間は出歩かないようにして、症状が出たらすぐに連絡してください」と検査した人に伝えているので、「俺は陰性だから大丈夫だー」とはならない。
無差別PCR検査で、同じ効果を得ようとすると、陰性となった人も2週間自粛となるが、これだと何の為に検査してるか分からんね。検査しなくても都市封鎖2週間で済む話。
今でも医者が必要と判断した場合とPCR検査に制限を掛けているので、欧米の様な事態にはならないと思うが、「PCR検査を全員にやって感染者をスクリーニングしろ」という馬鹿の扇動には注意が必要だ。
繰り返すが、PCR検査で陽性と陰性に分ける事はできるが、感染者と非感染者を完全に分ける事は不可能なのである。