3年ほど前に買ったポータブル電源の大自工業のSG-3500LEDだが、RX-7のバッテリが上がった時のジャンプスターター用をメインに考えていたので、自然放電分の充電をする程度で殆ど使っていなかった。
キャンプ用電源として、LEDライト、12VDC、5V/2.1ADC、100VACが使える事は把握していたが、携帯電話は専用のソーラーパネル充電器を購入しているし、正直使い途を思いつかなかった。
しかし、今はソーラーバッテリーチャージャーを入手した事で、タブレットのW4-820、モバイルルーターAterm MR300LNなどのUSB機器をキャンプや災害時に活用する使途が見えてきた。
で、SG-3500LEDのUSBは5V/2.1Aだから、W4-820を繋いだら使えるかなと思って、付属のUSBケーブルで繋いでみたが充電にならない。
専用ACアダプタでAC100Vに繋ぐと充電可能だが、インバーター経由だと、12VDC→100VAC→5VDCと変換しまくりなので効率が悪い。せめて、12VDC→5VDCで、SG-3500LEDのUSB端子直にしたい。
最近のスマートフォンやタブレットの電源事情を把握していなかったが、大電流を必要とするので、小電流ではダメで2Aあれば充電できるのかなと漠然と思っていた。
ところが、SG-3500LEDのUSB 5V/2.1Aであるにも関わらず、W4-820を接続しても充電できないので、どうも違うらしい事が分かった。
調べてみると 知らなきゃ損するiPhone、iPad、Android、タブレットなどの急速充電の仕組み – 瀧(TAKI,Yasushi)/紅呪(kohju)のBlog の記事を見つけた。
USBのD+とD-に電流が流れているのを検知して、専用充電器である事を確認して充電モードになっていたのだ。
確かにタブレットのW4-820はUSB端子が1つしか無いので、周辺機器接続時には電力を供給しなければいけないし、充電時は電力を吸収しなければならないから、動作モードの切り替えが必要だ。
ポータブル電源のSG-3500LEDはD+とD-を接続して無さそうなので、
充電専用ケーブルを購入して繋いでみたところ、W4-820は無事充電状態になった。
外出時のタブレットには、Ankerのモバイルバッテリを持って行っていたが、W4-820とAterm MR300LNの両方を充電すると、あっという間にモバイルバッテリの電力が無くなるので、キャンプなどの使用には不安がある。
SG-3500LEDでUSB接続だったら、5V10W程度の消費電力なので、12V換算で約0.83A、バッテリが20Ahの容量なので、計算上は24時間駆動可能だけど、実際は半分程度としてもキャンプには十分だろう。
とりあえず、SG-3500LEDにソーラーチャージャーを繋ぎっぱなしにして、USB端子にW4-820を接続し、タブレットの電力をソーラーチャージャで完全に賄えるかの実験をやろうと思う。