最近のテック業界で広まりつつある考え方がある。皆がプログラミングを学ぶべきだという考え方だ。しかし、その考え方には問題がある。プログラミングは、読み書きする能力のような必須のスキルではないのだ。 シリコンバレーにおける文化的なごまかしに常に注目している人であれば、「Learn to Code」というムーブメン..
情報源: 頼むからプログラミングを学ばないでくれ | TechCrunch Japan
非常に共感できる内容だった。
要は、非効率な業務手順を改善せずに、システム化すれば業務が効率化できるという迷信に囚われ、「さあシステム作れ」「プログラマが足りない」と抜かして、プログラムを書けと煽り、「プログラマになったら彼女ができました」みたいな詐欺までいる嘆かわしい状況な訳だな。
エキスパートシステムってのは、業務の達人の手法をIT化するから効率化できるのであって、業務の凡人の手法をそのままシステムにしたところで凡人システムにしかならない。
前に居た会社の例だと、「ウチは既存のシステムでは対応できない」と言っていたが、その内容ってのは例えば、車の座席全てに運転機能をつけましょうみたいなものだった。
当然、「各人がバラバラの操作したらどうすんの?」となるが、「そこはシステムがうまくやるのが当然」みたいな感じで、役割分担や責任区分の明確化など、本来システムで解決する問題ではない事を丸投げしようとしていた。
業務手順、役割分担、責任区分が決まっていれば、「誰かがアクセルをいい感じで踏んで、誰かがブレーキをいい感じで踏んで、だれかがハンドルをいい感じで操作できると嬉しい」などという馬鹿げた車を作る必要も無い。
「まずプログラム書け」じゃなくて問題を解決できる人間になりましょうよって事だな。