合意なく終わったハノイ米朝首脳会談、韓国の役割が拡大 | Joongang Ilbo | 中央日報

 しかしトランプ大統領のいかなる釈明も、世界の人々の期待と関心が集中したハノイ会談が決裂した事実を隠すことはできない。厳しく言えば、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とトランプ大統領のハノイ会談は「外交的惨事」で終わった。会談決裂の原因は複合的だが、整理すれば(1)準備不足(2)米国国内政治の作用--と要約できる。

決裂した事を悪い事の様に書いているが、この会談の目的は合意する事では無く、北朝鮮に不可逆的な核兵器開発の放棄をさせる事が目的。

その意味で、目的を達成させる事ができないのであれば、決裂するのは当たり前。

合意する事を目的とする文在寅政権側にとって、決裂は悪い事であり、トランプの会談内容の「説明」は、負けた奴の言い訳、つまり「釈明」と解釈したい訳だな。

 起きたしまったことはどうしようもない。問題はこれからだ。幸い、金正恩委員長もトランプ大統領も平昌(ピョンチャン)以前の戦争危機状況に戻るにはあまりにも前に進んだ。トランプ大統領も韓米連合軍事訓練を再開する考えがなく、戦略資産の韓半島(朝鮮半島)展開もないという言葉で交渉再開の余地を残した。帰国する専用機からは文在寅(ムン・ジェイン)大統領に電話をかけて仲裁を要請した。

仲裁の要請は、南鮮の酋長府の金報道官とやらが言ったらしいが、南鮮は願望を織り交ぜて曲解するのが当たり前なので、「北朝鮮に完全なる核開発放棄を伝えて欲しい」→「仲裁を要請」とねじ曲げていても不思議ではない。

トランプ大統領によると、金正恩委員長は米国が寧辺以外の北朝鮮核施設を詳細に把握している事実に驚いたという。その一つが寧辺の3倍規模にのぼる平安南道カンソンのウラン濃縮施設だと、ポンペオ長官は話した。仲裁をする文大統領や交渉再開を向かう北朝鮮代表は「寧辺以外」を議論の対象に含めなければいけない。

まさにこれが全てで、北鮮は「制裁の全面的解除でなく民生関連部門の解除を要求した」と言ったそうだが、核開発を完全に放棄していない状態での制裁解除はあり得ない。

国民が飢えているなら、核開発など、余計な事に金を使わず、「核開発を完全に放棄して民生関連へ回せ」という事だ。

「完全な核放棄無くして制裁解除はあり得ない」と文在寅が北鮮の金酋長に言って聞かせる必要があるが、今までの行ないからして、文には無理だろうね。

韓米首脳会談と南北首脳会談は必須だ。前者は時期をよく考える必要がある。ワシントンがトランプ大統領を攻撃する砲煙に包まれ、トランプ反対勢力がハノイの勝利で勢いづく今の時期ではない。後者の場合は金正恩委員長がソウルを訪れる順序だが、必要なら文大統領がまた平壌(ピョンヤン)に行くことも考慮すべきだろう。トランプ大統領に反対する勢力の成功が国内保守陣営を鼓舞する可能性を念頭に置いて、疎通にもよりいっそう多くの努力を傾けなければいけない。この時点で最も必要なのは「ゆっくり急げ(Festina Lente)」の知恵だ。これがハノイの貴重な教訓だ。

米南鮮首脳会談? 要らんだろそんなもん。

米国が「仲介を要請」で、文在寅が「これで主役になれる」とか勘違いして、トランプは国内政治で「ハノイの失敗」(笑)の負い目があるから、北鮮の寧辺核施設廃棄だけで妥協する可能性が大いにあると勘違いしてそう。

そもそも米側が、「今すぐ制裁解除を」とか寝言を言う文在寅に会うという無駄な時間を使いたがらないだろうよ。

北鮮側にしても、「今すぐ制裁解除」というエサを南鮮が用意すれば、会談を承知するかもしれないが、「完全に核開発を放棄しろ」っていう会談なら会う理由が無い。

唯一の可能性は、「韓国は米国が北朝鮮を攻撃する時は共に行動する。滅ぼされる前に完全なる核放棄を」と言えば、前進する可能性はあるが、どうせ文在寅はそれを言わない。

南朝鮮が果たせる役割はゼロですな 🙂

情報源: 合意なく終わったハノイ米朝首脳会談、韓国の役割が拡大 | Joongang Ilbo | 中央日報

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