LINEの情報漏れ

「LINEは使ってないから大丈夫」なんて言ってても、実は電話番号は漏れている可能性がある。

LINEは携帯電話の連絡帳やアドレス帳から情報を「抜く」のであるが、例えば使ってない人の友人、親戚、知人などが、使ってない人をアドレス帳に登録していると、情報を収集されてしまう。

そして、例えば、使ってない人がLINEアプリをインストールすると、データベースを照合して、携帯電話のアドレス帳に登録されている人を自動的に友人としてLINEに登録するようになっている。

例えば、以前わしはandroidエミュレータにLINEを入れた事があるが、エミュレータとは言え、電話番号を設定する必要があって、わしの携帯電話番号を設定してあった。

androidエミュレータでは発信ができないので、電話帳登録件数はゼロ。

しかし、LINEをインストールしたら、昔の会社の同僚が友人として自動登録された。

これは、同僚の電話帳に、わしの番号が登録されているので、わしの電話帳登録件数ゼロのLINEに出てくる訳で、わしがLINEをインストールして電話番号を抜かれる以前に、他人によってわしの情報が漏れていた訳だ。

この機能によって、LINE上で簡単に知人に連絡できるという仕組みだが、この仕組みが爆発的に普及した要因とも言える。

しかし、アドレス帳には名前、電話番号以外に、人によってはメールアドレス、会社名、所属等を入れているから、いくら自分で注意してても、他人から情報がダダ漏れなのである。

一時期、日本の官公庁にウイルス入り偽メールが話題になっていたが、LINEが蓄積した情報にアクセスできれば、知人に成りすまして簡単にウイルス入りメールを送りつける事ができる訳だ。

機密情報を扱う人はLINEを使う事を避けた方がよい。

どうしても使わなければならないというのであれば、いつ捨ててもいいような電話番号とメールアドレスでやるべきなのである。

まあ、わしはそうまでして使いたいとは思わないけどね。 🙂