帳簿の窃盗について、余分な脂身を追求したが、やはり白を切り、挙句の果てにウソ泣きまでする始末。後で社長と二人で笑ってたけどな:-)
盗んだ動機がよく分からなかったのだが、今日、社長が言った言葉の「キャビネットの鍵を持っているのは3人しかいない」というのに食いついてきたので、わかった。
要するに、わしが厳重に鍵をかけて管理しているキャビネットなので、何か物が無くなった時に疑わしいのは、鍵を持っている人物である という論法をわしがする事を期待していたのだ。
余分な脂身は予め、自分が持っていたキャビネットの鍵を「管理するのが嫌だから」と営業の課長に渡していた。金庫も入っているキャビネットの鍵を、社長にも言わず、勝手に課長に渡していたのは非常に不自然だ。
鍵の管理責任を問われるような事態で、人事考課上、マイナス評価になるが、こういう事をやっていると、いつまでたっても給料上がらないだろうに、やはり、おつむが足りないな。
余分な脂身としては、厳重に鍵をかけて管理しているキャビネットの物が無くなった時に、鍵を持っている営業の課長が疑われる事を期待して、鍵を渡した訳だ。
しかし、わしは、帳簿がキャビネットに鍵を掛けずに開けっ放しにしていた時に持ち出された事は把握しているし、その時間帯に一番近くにいたのは余分な脂身だという事も把握している。キャビネットの鍵を誰が持っているかなんぞ全く関係無いから、問題にもしていない。
だからこそ、わしの思考がそちらへ向くように「厳重に鍵をかけているから触っていない」などと言っていたのだろうが、前述の通り、キャビネットに鍵が掛かっていない状態で持ち出されたのは分かっているから、鍵を持っているかどうかは全く問題にもならないのである。
盗まれた帳簿は、今日、やっと思い出したが、慶弔金の記録簿で、余分な脂身が盗んでも意味が無いものだから、なぜ盗んだのか、今日まで理由が分からなかった。
結局、帳簿自体には全く価値が無く、主目的は、わしと営業課長がいがみ合うように仕向ける事だった訳だ。
さすが、給料の安いヤツは考える事も安っぽいな:-)。
【2008/09/20 追記 ここから】
慶弔金記録簿というのは、結婚祝い、病気見舞い、香典など、誰が誰に幾らの金封を渡したかを記録する帳簿。
渡した相手が「確かに貰いました」と印を押してもらう事になっているが、無理な場合もあるので、その場合は渡した人が印を押す事になっている。
なので、この帳簿を持ち出して隠匿するという事は、お金を渡した人に「貰いましたか?」と確認されるとマズいという事だな。
だから、無くなった時に自分が疑われないように、わざわざ営業の課長に鍵を渡して用意周到に証拠隠滅の為の準備をしていたつもりなんだろうが、防犯カメラにマヌケ面が映ってるんじゃ意味ねえな。ご苦労さん:-)
【2008/09/20 追記 ここまで】