経理というのは元プログラマにとっては非常に簡単だ。
基本的に使うのは加減算で、税率計算の為に時折乗算という感じで、論理演算や分岐、ループ処理、状態遷移管理等が一切不要だから、プログラマにとっては余りに簡単過ぎて拍子抜けするだろう。
プログラムを組む事は、高等な数学の問題を解いているのと同じだとどこかで読んだが、脳の酷使は相当のものだと思う。わしは現役時代、プログラム作成中に空気が悪かったりすると、気を失う様に眠ってしまう事があった。
他の人に聞いてみると、同様に気を失うように眠ってしまう事があるという人がいて、もしかしたら、プログラマの職業病なのかもしれない。
それに比べると経理の振替伝票作成は加減算、というより、殆ど資産勘定と負債勘定を借方、貸方に配置して数値入力するだけだから、プログラム作成時のような気を失う様な眠りに落ちる事は無くなったし、夜眠れなくなる事もなくなり、脳の負荷は以前に比べれば、何も考えていないに等しい。
日付が変わるまで残業する事も無くなったし、非常に楽でよい。
後は簿記2級くらいの資格取って、経験積めば、プログラマに比べると潰しがきくから、今は臥薪嘗胆だな。