「サプライチェーンがグローバル化して国家間の技術格差も減った。最近中国企業は大概のものは作っていないか(笑)。80年代以前までは部品調達の多角化が言葉ほど容易ではなかった。だがいまは可能になった。日本のように技術優位を誇る国も輸出規制などを長期間維持するのが難しそうに見える理由だ。もちろん産業ごとに事情が少しずつ違うかもしれない」。
情報源: グローバル供給網、地域化が大勢…韓国と日本、対立のせいで恩恵得られず(1) | Joongang Ilbo | 中央日報
ホフストラ大学のジーン・ポール・ロドリク教授のインタビュー記事だが、検索にも引っ掛からんし、よく知らんな。
日本の輸出規制が長期間維持するのが難しいと抜かしとるが、軍事兵器転用物質が敵性国家に渡る危険性を考えたら、仮に損をしたとしてもやり続けるに決まっとろうが。
日本の超高純度フッ化水素は純度99.9999999999%、「トゥエルブナイン」と呼ばれるが、技術力の高い米国企業でさえ、超高純度のフッ化水素生産を諦めている。
これを地理的に輸送コストが少なく、納期が短いという理由で別の企業が代替し、日本企業が排除されて、輸出規制を維持できないという事はあり得ない。
この教授の理屈によれば、最終製品製造工場にサプライヤーが集まるという認識だが、米半導体メーカーのマイクロン・テクノロジーは材料調達のし易さから、広島に工場を作っている。
超高純度のものは、職人技であるし、誰でもで作れるものでは無い。日本企業は世界の企業と競争の上で今の製品を作り上げている訳なので、これが地理的要因で簡単に覆されるという認識は、非常に甘いのではないかな?