筆者が注目するのは、8月12日に、韓国関税庁が公表した8月上旬(1-10日間)の貿易統計だ。それによると、韓国の輸出は前年同期比22.1%減の115億ドルにとどまった。相手国別でみると、中国向けが同28.3%減、米国向けが19.5%減、そして日本向けが32.2%減で、主要相手国向けが軒並み大幅な減少となっている。明らかに、米中貿易戦争激化と世界的な半導体価格の下落が響いているのだ。
品目別では、主力輸出品の半導体が同34.2%減だったことから、世界的な半導体市況の低迷の影響が引き続き韓国経済の足を引っ張っていることも改めて裏付けられた。
ちなみに、同じ期間の輸入は、13.2%減の142億ドルで、輸入の減少を上回るペースで輸出が減ったことも明らかになった。この結果、貿易収支は7月の24億4000万ドルの黒字から一転、8月1日からの10日は26億4900万ドルの赤字に転落した。韓国が90ヵ月連続で維持してきた貿易収支の黒字に、はっきりと黄色信号が灯った格好なのである。
https://news.livedoor.com/article/detail/16951512/
文在寅が8月15日の演説でヘタれた理由に、8/12に発表された貿易統計で、貿易黒字から貿易赤字へ転落したせいだという説を唱えている。なるほどねえ。
米国に叱られたんじゃないかと思っていたが、8/12 に貿易黒字だったら、「日本の経済制裁など屁でもない。ウリナラマンセー」とやらかすつもりだったのかな?
でも、経済統計を読む力があるなら、ここまで酷くなってないと思うけどねえ……。