確かに1枚で数日使用も可能だろうし、健康な人は使わなくてもいいかも知れない。しかし、最初は徹底した対応と求め、高機能マスクでなければ意味がないかのように主張しておいて、欠品状態になった途端に態度を変えたことに国民としては不信感を覚えずにはいられない。
情報源: 迷走の末…マスク不足に精神論で挑む韓国政府(特別寄稿) – アゴラ
最初は高機能マスクでないとダメと言っていたが、感染者が爆発的に増え、マスク徴発で、無茶な要求をされたマスク製造業者が製造をやめてしまい、全生産能力の20%位が急減して、マスク不足になると、「綿マスクでおkwww」となったので、不信感爆発という感じ。
KF94、KF99というのは0.4μm以下の超微細粒子を94%、99%まで遮断することができるマスクのことで、KFに続く数字が高い方が高機能で、当然、価格も高い。国民の保健を守ることを任務とする食薬処と防疫を指揮している疾病管理本部が一般用のマスクではなく高機能の医療、保健用マスクを勧めたのは文大統領の発言を受けてのことだろう。
KF94 とかいうのは、N95みたいなものかと言えばそうでは無く、数字だけ見ると、同じ性能に見えるが、N95が0.3μm 以上の粒子を通さないのに対し、KF94は 0.4μm 以上の粒子で、少し性能が落ちる。
恐らく、南鮮の工業技術の限界で 0.3μm 以上の粒子を通さない高性能フィルタを作れないから、南鮮独自の規格を作って、N95のまがい物を作り上げたのだろう。
日本だと国家検定規格で DS2、ヨーロッパはEN規格で、FFP2S というのが、大体N95と同等の性能。
ちなみにウイルスのサイズは数十nm〜数百nmで、1nm = 0.001μmだから、0.05〜0.5μm という事で、N95でも 一部の巨大なウイルスが防げるという程度。
ただ、3M の N95マスクや日本のDS2の防塵マスクの場合、静電フィルターで作られていて、静電気を帯電したフィルターでウイルスを吸い寄せて捕捉する機能がある。
まあ、それでも0.3μm以上の粒子を95%防ぐ程度だから、万全では無く、感染確率を減らせる程度の効果しかない。
KF94 ってのは、 このN95よりも性能が落ちるので、N95の性能を求めている場合は、買わない方が良いですな。
患者に直接接触する医療関係者には必須だけど、一般の人が普段使用するにはオーバースペックの代物だから、買う必要はそもそも無いんだけど。