ああ、すばらしき上司

朝、上司が親会社の仕事を手伝えと仰るので、即座に準備にかかり、午後には動けるように計画を作成した。

午後に、親会社の人が来たが、上司のところではなく、直接わしのところに「どうなってる?」と聞きに来た。その時に、計画作成に関わっていない上司もなぜかわしの所にやってきた(笑)。

わしは親会社の人に資料を見せつつ、「計画を立て、これから動くところです。今日の終業時、もしくは明日の朝一でご希望通りにできます。」 と答えたが、途中、上司がちょろちょろと口を挟んでいた。

親会社の人は半ば上司を無視しつつ、わしと話をすすめ、無事に親会社の意向通りにする事ができた。 

上司の行動を見るに、わしを管理監督できてないのに、 自分の監督指導の元で仕事をしていると親会社の人に思わせ、「さすが」と言ってもらいたいのだろうか?と思ったりする。

つまり、仕事は他人に丸投げでも、手柄だけは欲しいという感じ。

これで、上司が容積換算をわしに披露したりしてるのも、何か指導するというよりは、「自分はこんな事を知っている」と自分の権勢を示しているようにも思える。

もしかしたら、わしに対抗意識を燃やしているのか?(笑) 

そして、夕方にセールスがやってきて、社用車に「燃費改善グッズ」を取り付けに来た。わしが昨日休んでいる間に、上司が「燃費改善グッズ」の飛び込みセールスに引っ掛かったようだ:-)

「燃費改善グッズ」というのは、常識で考えれば分かるが、効果がない。

もし、効果があれるなら、マツダは莫大な開発費をかけてRENESISという新型ロータリーエンジンで燃費改善20%を目指すなんてしなくても、「燃費改善グッズ」のポン付けで充分だっただろう。

ハイブリッド車や燃料電池車に莫大な開発費をかけている自動車メイカが、効果のある「燃費改善グッズ」を見逃すはずがない。つまり効果が無いのだ。

なぜこんな馬鹿げたインチキに上司が引っ掛かるのか理解に苦しむが、社長にも誰にも相談せず、勝手に社用車用に購入を決めたようだ。

いつも、いい加減な仕事ぶりで人に苦言を言われ続けているから、「すごい」と言って貰いたくて手柄を焦ってるのかもしれんが、やる事成す事、悉く裏目に出てるのう。

夜になって、やっと経理の仕事が完了したので、更に仕事の完成度を上げるべく、上司がいい加減につけていた現金出納帳のページ繰越を入れようと思ったが、4月の3ページ目でいきなり残高が数十万消えていた(笑)。

経理ソフトで現金科目のみを出力して、つき合わせたが、前途多難の予感に険しい顔をしていると、上司がやってきて、「月末処理は?」と珍しく聞いてきた。

恐らく、わしが険しい顔をしてるのは、月末処理に困っていて、「頼られる上司」になれると思って、声を掛けたのかもしれないが、月末処理は来てない伝票があるので、それが来てからやればいいのだから、焦る必要もない。

「困っているのは、上司が記帳した現金出納帳の破綻振りだ」と話し、「さじを投げたいですわ(笑)」と言うと、例によってわしの言う事は全く無視して、

上司:「月末処理は…」
わし:「今日はやってないですよ」
  (そもそも親会社の仕事手伝ったのと2日分の経理処理が溜まってる
   のは知ってるんだから、そんな暇無かった事くらい分かるだろうに)
上司:「全然進んでないんだな?わかった…」

と言って、スタコラと離れていった。逃げ足はえー(笑)

まあ、3ページ目で破綻してるようじゃ、現金出納帳に頁繰越入れられんし、わしにやり方教えたら、上司の怠惰といい加減さが炙り出されるから、わしに教える事もできんな:-)

「金庫の裏金」、「無茶苦茶な現金出納帳」と上司が逃げ出すネタがどんどん増えていく(笑)。上司がしょうもない事を言いに来たら、当分、追い払うネタには困らないな:-)

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